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オレラグ

3を勝ち取れ、夜を彩れ【Preview】第18節 栃木SC戦

2019年6月14日

こんにちは。
すっごいどうでもいい話しますね。オチとかあとで回収するような伏線もないんですけど、梅雨に入って雨の日が増えているじゃないですか。で、夜中こうやって文章書いたり、何かを読んだりしている時に聞こえる雨音が結構好きなんですよ。
ただ、窓越しじゃなくて直で音が欲しいから窓を開けておくんですけど、起きているうちは見てるから問題ないんですけど、いつの間にか寝ちゃって朝起きたら窓周辺びちゃびちゃ、みたいなことがよくあるんです・・・

それにちょっと困ってますっていう話なんですけど、勝つとこういうどうでもいいことも書けちゃうからいいですね。
別に負けてる時も書いちゃダメなんてルールはないんですけど、気持ち的にも空気的にもやっぱり勝つって素晴らしいなっていう多少強引な着地をどうかお許しください。

復調傾向の栃木

さて、本題に入りましょう。

今節の相手栃木SCは、現在3勝8分6敗の勝ち点17で19位に位置しています。
J3に降格したチームを再びJ2へ引き上げた横山雄次監督が昨年限りで退任。今季からは田坂和昭新監督の下でリスタートしました。
昨季栃木のストロングポイントであった強力3バック(服部、パウロン、福岡)+GK(竹重)が全員移籍してしまい相当な苦戦を強いられるかなと予想していましたが、確かに、序盤戦7試合勝ちなしで最下位にまで沈んだ時期もありましたが、ここ最近は甲府に勝利したり大宮に引き分けたりと復調してきています。
直近は4試合連続でドローが続いているのですが、見た限りそれほどネガティブな感じはしませんでした。メンバーがガラッと入れ替わった分、特に作り直しが急務だった守備面が序盤戦に比べると整理されてきている印象です。

最後まで粘り、我慢できるチーム

3バックで開幕3試合はスタートしましたが、4節のヴェルディ戦でビハインドの状況から途中で4バックに変更したのを機に逆転して今季初勝利を飾ると、それ以降は試合ごとにスタートから4バックと3バックを併用しながら戦っています。
また、ヴェルディ戦に限らずそれ以降も試合途中でシステムを変更するケースはよく見られます。それはヴェルディ戦のようにビハインドの時に攻撃的に行くためだったり、逆にリードしてからリスクマネジメントのためだったりと変更のシチュエーションは様々です。

戦い方に関してはまず、ポゼッション率がリーグで最も低いのが特徴で、ある程度ブロックを作って我慢しながら戦う場合が多いです。
特に3バックの時は顕著で、WBが下がって5-4-1になってゴール前のスペースを消してきます。かつ、3バックの選手がボールを受けに下がった相手FWに対して結構前まで出て行って対応するシーンが象徴的なように、人をしっかり捕まえる意識が高いです。
3バックには森下や田代あたりが予想されますが、相当ハードにしつこく寄せてくると思うので、新潟としては少ないタッチでかわせるようにフォローの意識は大事になってくるでしょう。
また、シャドーの選手が前に出てきて相手のビルドアップを牽制する場合もありますが、あくまでも限定的に見られるだけで、少し運ばれてしまえばすぐに戻ってブロックを作り直します。
そして、後半の終盤まで我慢強く、粘り強く守ることのできるチームです。

前線の仕掛け人と頼もしいベテラン

ここまで失点は20と新潟よりも少ないのですが、得点は14しか奪えておらず、これはリーグワースト2位の成績であり、昨年もそうでしたがどちらかと言えば攻撃の方に課題が多いようです。
どうしてもブロックを作って守ることが多いため、奪う位置が必然的に低くなるのでカウンターや長めのスルーパスなどで抜け出すような人数をかけない形が多い気がします。
また、前線に明確なポストプレーヤーがいないのもあって起点を作れなくて困ってしまうというシチュエーションは何試合か見た限りでもよく見られました。そのため、ビルドアップからしっかり崩して攻める形は作りきれていないようです。

しかし、その分と言っては変かもしれませんが西谷優希・和希の西谷ツインズや浜下など仕掛けや、狭い位置で受けることができる小柄で小回りの良い選手が揃っています。
特に浜下はルーキーだった昨シーズンから得意のドリブルを武器にインパクトを残しましたが(ちなみにプロ初ゴールを献上したのは新潟……)、今季はさらに恐い選手に進化している印象を受けます。今年はやられないようにしましょう。

さらに、ボールを持つ時間は比較的少ないチームですが、枝村や寺田といったボールやゲームを落ち着かせることのできるベテランは健在です。
質の高いキックを持っているのでセットプレーのキッカーとしても存在感を発揮していますし、隙を見て前線に飛び出していくプレーなんかもあります。技術とゲームを読む眼を持った選手のそういった積極的なプレーは極めて脅威になるので、しっかり準備しておきたいところです。

最悪の事態は避けたい

システムを併用してくると書きましたが、使い分けの基準は守備のやりやすさを重視して相手と同じ形ということでしばらくやっていたようです。しかし、15節の岡山戦は相手が4バックでも3バックで入っていたので、なかなか読みづらいところではあります。
個人的な予想としては3バックの方が守備の安定は担保されている印象ですし、また新潟があまり対3バックの戦いを得意としていない情報や、昨年実際に戦った感覚も当然あるでしょうから、恐らく3バックで来るのではないかと予想しておきます(これで4バックだったらまた笑ってやってください)。

3バックであること、そして新潟がボールを保持する展開だと仮定すれば、大事になってくるのはSBのポジションではないでしょうか。
できるだけSBが高いポジションを取ってボールを受けることで、相手のWBを釣り出して出来たスペースにFWが走りこめれば起点を作ることができます。
また、SHが内側に入って相手のシャドー(5-4-1の4のサイド)の気を引くことによってSBへの警戒を薄くできます。サイドの相互作用、連携も大事になってくるでしょう。

一方で、相手に5-4-1でブロックを作って守られると、甲府戦のようなボールは持っているけど全然前へ運べない(入れられない)といった最悪の事態も考えられます。そうならないようにするためには、やはり奪ってから素早く攻め切ってしまうことも必要になってくるでしょう。そのためには素早い切り替えが大事になってきます。
岐阜戦ではある程度それを実行してゴールも奪えていましたから、あれくらいを最低ラインに意識してほしいなとは思います。

一応、4バックだった場合も少しだけ書いておきますが、人をしっかり捕まえる意識が強いので3バック時よりもクロスからの攻撃は有効になってくるのではないでしょうか。CBを釣り出した状態でクロスを上げられればベストですし、上げる時もニアはガツンと潰せる速さや強さがあると思うので、それよりはファーサイドでCBの後ろを狙う方が効果的な気がします。前節は記録になり損ねましたが、今節こそ右からのクロスに新太がドン、なんていうのを期待したいところです。

素晴らしい買い物

もう1つどうしても栃木で触れておかなければいけないのが、GKのユヒョンです。
J2全体において今季新加入した選手の中で最もポジティブなサプライズ、ベスト補強選手と言っても過言ではないと思っています。
やられた!と思った決定機を素晴らしい反応でとにかく止めるのです。しかも、シーズン序盤に関してはチームとしてまだ守備が不安定なところも多く、完全に崩されてしまうシーンも散見したのですが、そういったピンチを1試合の中で複数回止めていました。彼の存在で奪えた勝ち点もそれなりにある気がします。
現在Jリーグにはチョンソンリョンやキムジンヒョンなど優秀な韓国人GKが多数在籍しているわけですが、韓国人GKの質の高さには甚だ驚くばかりです。
新潟としては非常に手強い大きな砦となるわけですが、そんな選手もいるということを知った上で見ていただければと思います。

最後に

今節からナイターです。

と、書いてはみたもののだから何だってことは特にないんですけど、とにかく勝って、プラネタスワンなる新グッズも活用しつつ、ビッグスワンが幻想的に彩られることを楽しみにしたいと思います。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。