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オレラグ

明日真似したくなるプレーを【展望】第12節 大宮アルディージャ戦

2021年5月4日

こんにちは。

アルベルさん、Kaedeさんのライブ行ってましたね。
いつの間にかツイッターで冗談を言い合えるほどズブズブな関係(言い方)になっていましたしね、羨ましい。
名門FCバルセロナで長く育成に携わっていた方と、地方から全国区へ羽ばたいたアイドルの方がアルビレックスによって繋がる世界線。
なんて素敵なんでしょうか。

それにしてもKaedeさんだけでなくNegiccoの皆さん始め、NGTの大塚さんもよくアルビレックスを発信してくれています。また各大学のプロジェクトでもそうですが改めて女性の発信力というのは大事というか、訴求力があるなと感じます。
少なくとも試合について好き勝手に小難しく展望とか戦評を発信してる人に比べれば、より多くの人に関心を持ってもらう意味で多大な貢献をアルビレックスにしているなと実感するのです。

まあ楽しみ方は人それぞれですから、自虐はほどほどにしましょう。
とにかく、この好調なうちにより多くの人が沼にハマッてくれることを期待したいところです。

お気持ち表明するほどの低迷

さて、GW連戦の2戦目です。
今節はまさかの大不振に陥っている大宮アルディージャとのアウェイゲームです。

そうです、繰り返しますが大不振です。
他チームの不調、ましてや大宮ですから心配してあげるほど義理や人情の厚い人間ではありませんが、とはいえここまで2勝3分6敗で勝ち点9の20位ということですから、10試合以上終わったタイミングでどっぷり降格圏に浸かってしまっている状況はさすがにまさかまさかの展開ではありました。

昨季からの主力はほとんど残った上で、磐田から中野、川崎から馬渡、F東京から矢島など例年通り強力な補強を行い、また松本や松田といったJ1で出場機会の得られていない期待の若手を迎えることで今年も非常に厚い陣容が揃いました。
また何と言っても新監督の岩瀬さんは、哲学や戦術的にも興味深く、大変頭の切れる方という印象だったので、これは今まで以上に厄介な相手になると予想していたのですが、思わぬ低迷となったことでクラブは先週いわゆる“お気持ち表明”をする事態にもなりました。

ビルドアップに難あり

攻撃はポゼッションをしっかりしながら主導権を握ろうとするチームです。その際は4-4-2という基本システムから、ボランチの1人(主に三門)が中央や右に下りて後ろを3人にし、両SHが内側に絞って中間のスペースを狙うのと同時に両SBが高い位置に出て幅を取るという可変が行われます。
実際ここまでの1試合平均ポゼッション率は53%ほどで、リーグの中でも上位3分の1に入るくらいの数字は出ています。

しかし、現状ポゼッションするチームがうまくいかない時の典型のような内容になっていることが多い印象です。
それはつまり、ボールは持っているけど前に運べない、相手ブロックの外をなぞるようにしか動かせていない、相手からすると恐さがないポゼッションになっているというのが言えるかと思います。

磐田戦であったプレーですが、相手が少し前から出てきた中でCBの山越が一旦SBの渡部に渡した後、プレッシャーに来た磐田の選手と後ろの中盤以下の選手が連動できておらず中央に大きなスペースがあったにもかかわらず、大宮のボランチは渡部に対してボールをもらいに行くのではなく戻して作り直せと声を掛けているシーンがありました。
SHが内側に入ってライン間に立てていながらもなかなかそこを狙う勇気が足りないことも含めて、少し慎重過ぎるプレーが見られるのと同時に、まだまだ運び出す仕組み作りが浸透し切れていない印象も受けました。

ただ、これまで何試合か見てきた限り、毎試合必ずサイドチェンジやCBからの対角に送られるフィードによって逆サイドから仕掛けるシーンというのは作れていますし、相手のビルドアップでのミスを突いてシュートカウンターというのも遅攻がうまくいっていない中で大きな武器にはなっています。
こういった大きな展開とカウンターは要警戒かと思います。

ちょっとした綻び、寄せの甘さ

守備に関しては可能な限り前から奪いに行きたいという姿勢を持ったチームです。
特に立ち上がりは勢いを持って嵌めに来る印象です。しばらくすると2トップがボランチのラインに立ってそこへのパスコースを塞ぎミドルサードにブロックを敷く形になりますが、1つ2つ動かしたところでFWの1人かSHがスイッチとなり前に出て奪いに行くアクションを起こします。

プレスを掛けて外に追い出して寄せる、またはそれでも相手が無理して縦パスを入れてきたところを引っかけるということができている時間帯は大宮のペースです。
しかし最初の守備ラインを越えられて少し下がってまたブロックを作り直さないといけない場面で、ライン間でボールを受けた相手への寄せがふと緩くなるシーンがあり、少し相手に動かされた後の対応、粘り強さみたいな部分に淡泊さを感じることが時々垣間見られました。

また、そのふと緩くなるというのに関連して、クロスに対するマーキングや、競り合いも先に触られてしまう課題というのもあります。
9節の磐田戦で3失点全てクロスからやられたということもあり、直近2試合はゴール前のマーキングに関しては意識して改善されているようにも感じますが、結局前節ヴェルディ戦もクロスから合わせられて失点しており、このシーンではクロッサーに対する寄せが甘い部分が修正し切れていませんでした。
新潟としてはポゼッションをしながら揺さぶることで隙を窺いたいところです。

最後に

1人注目の選手を紹介しておきます。
48番の柴山という選手なのですが、ユース出身で今季1年目でありながら昨年すでに2種登録で出場もしており、また今季の開幕戦では決勝点も奪っている非常に高いポテンシャルを持っている選手です。
左利きで切れ味鋭いドリブルからシュートという自分の形を持っており、まさにメッシのような右からのカットインを得意としています。新潟サポ的に言えば逆至恩といったイメージでしょうか。
一応ジョーカーとして予想したのでスタメン予想には入れていませんが、出てきた際は十分に気をつけたい選手です。

さて、ちなみにですがちょっと調べてみたところNACK5スタジアムではここ4年勝っていないみたいです。ちょっと長いですね。
一応来年以降しばらく戦えない予定ではいるので、今年の内にしっかり勝っておきたいなという感じです(煽ってみた)。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。