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【Still growing up】ワクワクと感動のその先
2013年12月10日
皆さんこんにちは!今回担当の渡邉林太郎です。
アルビレックス新潟の2013シーズンも先週の土曜日で閉幕しました。開幕戦を迎えたのがついこの前のように思えますがもうオフシーズンです。そんな今シーズンを振り返ってみると、リーグ戦5連勝、ホームゲーム9連勝、過去最高勝ち点を更新と記録づくしの一年だったと思います。そんな記録以上に、今シーズンのアルビレックスのサッカーは皆さんの記憶に残る、そして心を打つような誇らしい内容だったのではないでしょうか。シーズン前半戦はミスが目立ち、いいサッカーをしながら勝ち切れなかったチームが、どんどん成長して強くなって、後半戦だけを見れば首位というところまできました。柳下監督のコメントからも、その成長というものは感じ取れると思います。
また、僕たちが失いかけていたホーム・ビッグスワンの誇りという大切なものも、取り戻しつつあると感じるシーズンでした。象徴的だと僕が感じたシーンがこの前のホーム仙台戦にありました。仙台のバックラインがボールを持ち自陣でパスを回していた時のことです。パスを回す仙台のバックラインに猛然とプレスをかける選手たち。それに大きく沸くサポーター。そしてマイチームがボールを奪った時の大歓声と大きな拍手。まさに選手と僕らサポーターが一つになった瞬間だと感じ、鳥肌が立ちました。
ゴール裏だけでなく、スタジアム全体からピッチに降り注ぐように拍手が起きるスタジアムは日本の中にはそう多くないですよね。アウェーの試合で応援していても、バックスタンドやメインスタンドから手拍子や拍手が沸き起こるスタジアムはやはり応援しづらい。スタンドでもそう感じるのだからピッチにいる選手はもっとやりづらさを感じているのではないでしょうか。そういう意味でも、味方の選手を勇気づけ、相手の選手にやりづらさを感じさせるような魔境・ビッグスワンが復活しつつあるということはうれしいことです。アルビレックスのサポーターが皆で創ってきた「拍手の文化」はこれからも大切にし、もっともっと育てていきたいですよね。
さて、チームもやりたいサッカーができるようになった。ホームで勝てる、スタジアムの雰囲気も良くなった。そして今シーズンはなにより楽しいシーズンだった。確かにその通りだし監督、選手、スタッフの皆さんに感謝しなければなりません。しかし、ここで満足してしまっては今シーズンの躍進も無駄になってしまうと僕は思います。監督や選手はもっといいサッカーができるように練習すると思います。そして来年もワクワクするようなサッカーを魅せてくれるでしょう。僕らはそんな選手を最高の雰囲気で迎え、ホームだろうがアウェーだろうが新潟愛で溢れた応援でサポートしたいですよね。
監督も選手もスタッフもスポンサーも、そして僕らサポーターも、アルビレックスに関わるすべての人はいつだってチームです。そのチームのみんなの力が最大限に発揮できた時、想像もできないような感動に僕たちは出会えると思います。そう思うとワクワクしませんか?みんなでそこまで行きましょうよ!そのためにできることからやっていきましょう!
渡邉林太郎
1992年1月11日、新潟県生まれ。J2初年度、父親の影響を受けアルビレックスを応援し始める。翌2000年から本格的に試合観戦を始める。以来、ゴール裏での応援を続け、現在は太鼓の叩き手として活躍中。3年前に大学進学のため上京し、関東から毎試合スタジアムに通う日々を送っている。