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【燃え上がれ清五郎】 ホームタウンオレンジプロジェクトの行く末

2014年8月28日

 新潟駅にはオレンジが全然足りない!

 街にオレンジが少ない!

 他のホームタウンはもっとチームカラーが街に浸透しているぞ!

 なーんて言葉を聞きながら、僕のサポーター人生が始まったのは1999年。当時のスタジアムの最寄駅は、越後線の白山駅で、スタジアムは新潟市陸上競技場だった。ビッグスワンが竣工したのが2001年で、J1昇格を決めたのが2003年。当時の新潟には、ものすごいアルビレックスフィーバーが吹き荒れていたけど、先に挙げた課題はそのまんま残っていた。

 そこで僕やNPO法人アライアンス2002、後援会などが集まって始めた活動が『ホームタウンオレンジプロジェクト』だ。

 この活動は、2つの要素で成り立っている。

 ・ホームタウンをオレンジにしたい!
  (サポーター目線)

 ・スポーツの力は街を元気にできる。
  その後押しをするために市民にスポーツを振興したい!
  (市民目線)

 『ホームタウンオレンジプロジェクト』以前にも、「オレンジ化ムーブメント」は実はあった。しかし、いろんな人がトライしては失敗し、たまに強引に起こしては長続きせず、といった状態で継続的に活動できるものではなかった。なぜかというと、ひとつは「駅や道を管理する管理者から許可がなかなか出ないこと」、まずこれが最初のハードル。次に「許可が出たとしても、新しくオレンジの掲示物を作るのに手間やお金がかかりなかなか継続できなかったこと」、これが2つ目のハードル。

 下記のリンクは、2つ目のハードルでつまずいてしまった例。許可もとったし、作ったけど、高所作業車が必要でやたら金がかかるし、何より設置場所が高くて全然目立たなかった
 (2009年 スポーツで幸せな街づくり実行委員会 http://supporterslink.com/?p=2745
 
 2012年以降始まった『駅のポスタープロジェクト』『駅南オレンジバナー』は、結果的にこの2つの課題を同時に解決することができた。もうこれを語りだすと字数がどれだけあっても足りないので、一言でいうと

 ・低コストで
 ・通行人でも管理できて
 ・よく目立つ場所で許可を取った

 というもの。まー、書いちゃうとあたりまえだけど、これはこれで結構大変だったんだw
 
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アルビレックス新潟を応援するポスターを掲示するサポーターら=7月16日、JR新潟駅

 で、今回何が言いたいかというと、今後の『ホームタウンオレンジプロジェクト』の行く末だ。僕は先に挙げた2つの要素のうち、2の(市民目線)の部分を「社会課題の解決」としてとらえている。「街のゴミ拾いをしながらオレンジロードを作ろう」とか、「入院患者に楽しみや、つながりを届けるために院内で試合観戦会をしよう」とか。こうすると抜群に許可が出やすいし、活動もうまくいくし、協力者も増える

 いま、僕が感じている新潟の社会課題の一つに「交通問題」がある。例えば「お客さんが半分になったのに、まだ渋滞しているビッグスワン」とか、「単線ですぐ止まっちゃう越後線」とか、「どこに行くにも車じゃないと不便」なこととか。というわけで、僕はここをターゲットにして『オレンジロード』を作っていく作戦を日々練っているわけであります。
 
 ってことで皆さん。
 
 何か社会課題を感じたら、アルビレックスを使ってそれを解決する方法を考えましょう。100個考えたら1個くらい「本当に解決すべき課題(Issue)」があるはず。

 それが答えだ。

 答えが見つかったらすぐに僕までご相談を!

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 この街にはサッカーがあるので幸せになれるはずです!

追記
 萬代橋やビッグスワンオレンジブルーライトアップも今年から始まった!これは市や県がやってくれてることだと思うんだけどすごいことだと思う。いいね。新潟やる気になってきたね。

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オレンジと青色にライトアップされたデンカビッグスワン(撮影:佐藤良さん)

浜崎 一

1977年生まれ。神奈川出身だが、新潟大学進学という理由で偶然新潟に移り住む。大学院時代にJ2初年度のアルビレックスにはまり、その後10年間事実 上のコールリーダーとしてアルビレックスの応援の最もホットな部分で活躍。現在はゴール裏を離れ、市民レベルでサポータームーブメントを起こす仕掛け役と なっている。