オレラグ
【Preview】第2節 ジェフユナイテッド市原・千葉戦
こんにちは。
開幕するまでは指折り数えて待ちわびていたものですが、始まってしまえば次の試合というのはあっという間にやってくるものですね。
ジェフについて
今年は開幕アウェー連戦であります。今節の相手はジェフ。
十年一昔なんて言葉がありますが、ジェフは今シーズンJ2でそんな区切りの10年目を迎えました。
それなりに資金力があり、選手も揃い、立派なスタジアムと練習場を持ち、毎年のように昇格候補に挙げられながらなかなか上がれず一昔と言われるだけの年月が過ぎてしまったわけです。
もちろん、これはもう対岸の火事というお話ではないわけですが。
昨シーズンはクラブ史上最低の14位フィニッシュでしたがそれでも就任3年目となるエスナイデル監督に今季もチームを託しました。
清武功暉(→徳島)や近藤直也(→東京V)、町田也真人(→松本)と主力級の移籍もありましたが、堀米勇輝(←甲府)、田坂祐介(←川崎)、アランピニェイロ(←東京V)、佐藤寿人(←名古屋)などしっかり補強をしています。
エスナイデルサッカー
グーグル検索で名前を入れるとまず「エスナイデル 玄米」とか「エスナイデル 食事」が予測検索に出てくることでお馴染みのファン・エスナイデル監督のサッカーといえば、就任当初から強烈なインパクトを見せたハイライン・ハイプレスというのがすっかり定着しました。
高い位置からプレスをかけて中盤やDFライン、さらには広大な裏のスペースをケアするためにGKも前に出て相手陣内に押し込んで試合を進めてしまおうという形です。
実際17年はリーグ3位の71得点、昨年もリーグ2位の72得点と得点力は十分に見せつけています。
しかし極端なやり方というというのは研究もされやすいため、昨年は失点もリーグワースト2位の72失点を喫してしまいました。
それでも今季もエスナイデル監督に託したことや日本文理高校からリスクを恐れず前に出ていけるGKの相澤ピーターコアミを獲得したあたりからすると、基本的にやりたいことであるハイライン・ハイプレスというのをベースとしているところは変わらないようです。
とはいってもさすがにリーグワースト2位ですので失点を減らすということを大きなミッションとしてキャンプから取り組んでいたことも間違いなさそうです。
一昨年や昨年も決してその大きなリスクをそのまま放っておいたわけではなく、試合を経るごとにバランスを取るシーンも見られていたので、より安定感のある守備を磨いているという認識が正しいのかもしれません。
スタメン
エスナイデル監督自身はどうやら4-3-3がお気に入りのようですが、昨年はどうにもそれだとバランスが悪くなるところがあり、4-2-3-1でボランチを2人にすることでバランス取って結果を出す、というパターンが多々ありました。
開幕の愛媛戦も4-2-3-1で戦っていたので、おそらく今節も同じで来るのではないかと予想します。
メンバーでいうとボランチの矢田と左SHの茶島が前節は前半で負傷交代というアクシデントに見舞われました。彼らのケガの次第が分からないのでその2つのポジションは予想しづらいですが、途中から入った小島も為田も先発であってもおかしくない実力者ではあるので大きな戦力ダウンにはならないかと思います。
ポイント
SBは左にキック精度が高くビルドアップに貢献できることとバランスが取れる下平、右に思い切りのいい攻め上がりが特長のゲリアが予想されます。
ですのでゲリアの裏のスペースを善朗なのか新太なのか、はたまた2トップのどちらかが流れる形なのか、いろいろ考えられますがそこは狙っていきたいポイントにはなりそうです。
またCBは右利きの増嶋、左利きのエベルトでどちらもビルドアップの得意な選手です。ただエベルトは時々不安定なボールタッチがあったりもするのでプレッシャーのかけどころとして頭に入れておくといいかもしれません。
できれば彼が右足にボールを持つように仕向けたり、右足で扱う時に圧力をかけてみたりするといいことがあるかもしれません。
逆に攻撃陣については船山が少し下がって起点になることもあれば、サイドに流れて裏のスペースを狙ってくることもあります。
愛媛戦は試合の立ち上がりの時間帯にサイドへ流れて裏を狙うシーンが多くあったので試合の入りは特に気をつけたいところです。
展開の予想
ジェフも開幕戦はアウェーで愛媛と0-0という結果でした。
選手は口々に無失点に対する手応えと守備の意識を強く持ってプレーしていたという発言をしていました。
しかし攻撃ではシュート数で相手を下回り、思ったよりもボールを持たれて我慢する時間が長くなってもいました。
攻撃と守備はつながっているからこそ、一方に意識が傾きすぎるともう一方が手薄になるわけで、サッカーってうまいことできている競技だな〜なんて時々思ったりするのですが、お互い開幕戦が0-0だった者同士どちらが先にゴールを奪えるか=失点をしてしまうかという楽しみ方もできそうです。
そう考えるとまた開幕戦のような堅く慎重な戦いになる可能性もあります。
ただ開幕戦では先にも書いたように攻撃で迫力を出せなかった反省があるのでホーム開幕ということも考慮するとガンガン出てくる可能性もあるかもしれません。
相反する可能性を例示してしまってもう予想でも何でもないですが、いずれにしろしっかり相手を見て柔軟に戦うことが大事になってくるのではないかと思います。
最後に
ポジティブなデータを紹介して結びたいと思います。
フクダ電子アリーナでの試合は過去5試合で4勝1分。負けておりません。
我々の庭であるフクアリで(煽るスタイル)今季初ゴール、そして初勝利を掴むのは俺たちだ。