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No.299
ベガルタ仙台戦号2022年2月20日 発行

  • プレビュー

    見どころ vs Vegalta SENDAIby くりはら

    依然として新型ウイルス禍の世の中である……と確か昨年も同じような始め方だったと思う。そして今年はうちのクラブも大いに被害を受けた。だからこそ昨年以上にこうして開幕を迎えられた事が喜ばしい。ただ、そんな開幕を前にまずはいつも以上にキャンプ地である高知への感謝を伝えてから今年は始めたいと思う。もう長年お世話になっているわけだが大変難しい状況となってしまったにも関わらず今年も延長期間を含めて対応していただいた。カツオ万歳、四万十川万歳、広末涼子万歳。改めて高知ありがとう。

    というわけで2022年の開幕である。監督は新任とはいえ内部昇格の松橋さんだ。選手も例年にないほど既存のメンバーが残留し、うちのスタイルに合致しそうな選手も補強できた。恐らく多くの人が例年以上の期待感に胸を膨らませているかと思う。もちろん活動休止を余儀なくされたことによる調整の遅れは懸念の1つである。ただ懸念の1つや2つあるのは毎年の事だ。というかオフとはそういうものだ。だったらやっぱり膨らんだ期待感を全身から醸し出して開幕の笛を聞くのが吉だろう。

    常に独特の雰囲気が漂う開幕戦はその年の様々な指標や肌感覚みたいなものを知れる場で ある。その意味で今年13年ぶりのJ2となる仙台が相手というのは非常に有意義と言えるはずだ。リスタートの年ではあるが、昨年降格決定後のラスト2試合からすでに原崎新監督の下で戦っているためチーム作りは早くから始められた。そして元C大阪のデサバトや鹿島から地元出身の遠藤康、さらに3年ぶりに復帰となる梁勇基など正直昨年と遜色ないほどの分厚い戦力が揃った。昨年のラスト2試合を見る限り丁寧なビルドアップからの攻撃がそれまでよりも強く意識されているように感じる。したがって今日もどちらがよりボールを保持することで試合の主導権を握れるかをまずは注視したい。

    我々は降格してから今季が5年目のJ2である。振り返ると前回J2にいた時は5年目でJ1昇格を達成した。分かってる、そんな単純な話ではないし比較できるものでもない。それでも何かしらあやかれるものやポジティブな話を持ち出してわくわく感を増幅させるのも開幕前の醍醐味である。そういえば仙台での開幕戦は8年前にも勝っている。縁起がいいではないか。歴史は繰り返すと言うが、繰り返した歴史はまた違った新しい物語であるのも確かだ。「より攻撃的に」挑もう。そして勝利から今季という物語を始めよう!

  • プレビュー

    2022シーズン展望by SW

    こんなに皆同じ気持ちになったオフシーズンは史上初めてだろう。つまり、選手がめちゃくちゃ残った!すごい!という事である。今年はこの2年で大きな改革を実現したアルベルが去り、彼が残した財産と新たな挑戦の融合のシーズンになるわけだけど、ここまで選手が残ったのは、その財産の最初の効果とも言えるのではないだろうか。選手たちは、チームの可能性に大きな手応えを感じているのだと思う。

    力蔵さんがアルベルのベースにどのような変化と進化を与えるかは、現時点で未知数なところが多い。ただ、補強の方向性や発言の端々から読み取るに、よりゴールに直結するプレーを標榜し、今年のスローガンの通り「より攻撃的に」戦っていくのが大まかな方向付けになるのだろう。

    力蔵さんの発言を追っていく中で特に印象的だったのは、就任会見でちらりと言及していた「ワイドの攻撃」である。ワイドの選手の補強の必要性に触れ(そしてイッペイや松田が補強され)、その位置の選手にスペースと時間を与えることの有効性について、核心は隠しながらも語っていたけど、この発言と力蔵さんのキャリアを考えたときに、勘の良い方ならピンとくるものがあるのではないだろうか。実はこの考え方は、マリノス時代にコーチとして支えたポステゴグルー監督の戦い方の特徴の一つでもあるのである。

    特に優勝した19年のマリノスは、サイドバックが中に絞り、それによって相手を釣り出して前線の選手が決定的な仕事をする為のスペースと時間を創出する、というのが大きな特徴だった(右ウイングの仲川の大ブレイクは、この戦術に拠る所が大きかったと言える)。もちろんこれは現時点では妄想の域を出ないのだけど、ともかくワイドの選手の活かし方については、今年の大きな注目点になるだろう。

    それにしてもアルベルとポステコグルーという、ここ数年のJリーグ全体を俯瞰してみても、特にユニークで革新的な仕事をした監督二人の元でコーチとして活躍した、力蔵さんのキャリアは非常に興味深い。二人共ポゼッションを標榜するサッカーを展開していたけど、その両名の要素と力蔵さんのオリジナル要素がどのように組み込まれていくのか、楽しみは尽きない。

    これまでの4-2-3-1だけではなく4-3-3もやるような雰囲気だし、お気に入りは超攻撃的なチームであるアヤックスらしいし、ともかく妄想は止まらないのだけど、今年はその過程をとにかく楽しみ、そして貪欲に勝利を求めていきたい所だ。今シーズンはJ2時代の集大成となる、そんな年になるべきである。もっとゴールを!もっと勝利を!!

  • AWコラム

    推しの選手がいなくなってもby ささこ @kotoneaoiroha

    お初にお目にかかります。新潟在住の二児の母、ささこと申します。はじめに、移籍した選手の話に触れますがその点だけご了承頂けると幸いです。

    互いに支えになる
    「僕は将来アルビの選手になりたいです。アルビの試合が大好きで特に福田選手が好きだからです」
    これは昨夏息子が書いた作文です。これが新潟日報様に掲載された日から我が家のサポ生活は激変しました。選手本人からまさかの返信を頂いたり、ライターさんの目に留まりネットニュースになったり。まさかまさかの連続でした。その後、怪我から復帰を遂げビッグスワンで躍動した福田選手。その背中はこれから成長していく息子にとっての道標となるでしょう。福田選手にとっても神ユニを着てゲーフラを掲げる息子の姿は、きっと何より心強かったはず。選手とサポーターは互いに支えになる。私はその時に確信しました。

    娘らしい七五三を
    この2月で7歳になった娘は少しシャイな子です。着物で参拝した3歳の七五三は大号泣。とにかく嫌がって着物の飾りは引きちぎるし。7歳はどうしよう……とSNSに投稿したら「ビッグスワンで七五三はどう?」とたくさんご意見を頂き、さっそく娘に相談。着物の代わりにアルビユニ。カメラマンは私。それならやりたい! と目を輝かせる娘を連れてスワンに赴きました。大好きな場所で自然と笑顔になる娘。その笑顔を見た時に「この子らしい七五三でいいな。着物なんて着なくても大人になった時に楽しい思い出になってくれたらそれでいい」心の底からそう思えたのです。

    ささこ家のこれから
    昨年末は我が家にとって青天の霹靂。息子と娘の推し選手がまさかの移籍。二人とも大撃沈でした。我が家にとってアルビとは何か? 緊急家族会議の開催です。推しの選手はいなくなってしまったけど、試合を観に行く理由はそれだけだったかな? 美味しいスタグル。いつも楽しみにしていたガチャやガラポンにグッズ。試合結果はもちろん大事だけど、みんなで手拍子や拍手をするあの雰囲気が私達は好きだったんだよね……。なんて話をしていると「今は寂しいけど来年は箱推しだな!」と息子。隣で「ガチャって300円だよね?」とお小遣いを数えてる娘。やっぱり我が家にとってアルビは最高のエンターテイメント。今後もアルビを応援していこうと決めました。子供達が楽しくなければ私達も楽しくない。いつもどんな時も共に。気持ち新たに家族みんなで。今季もささこ家はアルビと共に歩みます。

  • とりさわメモ

    Vol.1 より攻撃的に!!by とりさわ @torifoot8

    アルビレックス新潟の今季のスローガンは「より攻撃的に!!」。クラブのスローガンはサポーター自身のスローガンでもあるため、私も昇格できないことを煽ってくる鹿島サポの上司に対し、「来年は3-0でボコってますよ?」なんて攻撃的に刃向かっていく所存です。そんな話はさておき、今季の新潟はスローガン通り、昨季よりも攻撃に人数をかけることが、報道されているさまざまなキーワードから示唆されています。試合中に、昨季からの変化を感じる場面がいくつもあるのではないでしょうか? ピッチ上のどんなところで変化が表れていたのか。開幕戦後はそんな話題であれやこれやと語ることがサポーターの間で盛り上がりそうですね。

  • 次節アウェイ情報

    次節アウェイ情報 大宮アルディージャ戦by えりか

    明治安田生命J2リーグ 第2節 2月26日(土) 13:00 Kick Off
    vs 大宮アルディージャ
    at NACK5スタジアム大宮

    グルメ
    東松山市の名物グルメ「やきとり」。と言っても鶏肉ではなく豚のカシラ肉を炭火で焼いたものに、辛味の効いたみそだれをつけて食べます。みそだれは白みそに唐辛子やニンニクなどをブレンド。戦後まもなく豚のカシラ肉を活用するべく考え出されたメニューだそうです。おいしいに決まってる! 東松山では約50軒のお店で提供される他、大宮や浦和の一部店舗にもあります。行けないけど食べたい人は通販でお取り寄せしちゃお!

     

    観光
    NACK5スタジアム大宮へ行く前に寄り道したいスポットができましたよ! 氷川神社参道・二の鳥居の前に、複合施設「Bibli(ビブリ)」が去年12月に完成。旧大宮図書館を大幅にリノベした施設で、段階的にオープンしている最中とのこと。テラスのあるカフェやオーガニック野菜販売、雑貨店、オフィスなどが同居しています。砂利や芝生の広場など子どもたちが遊べるスペースもあり。大宮駅東口からもスタジアムからも徒歩約10分。

     

    アクセス
    □電車で行く/○JR大宮駅(上越新幹線、東北本線、埼京線、高崎線等)下車、東口より徒歩約20分。 ○東武野田線大宮公園駅、または北大宮駅より徒歩約10分。 □バスで行く/JR大宮駅東口より国際興業バス「導守循環」行き、「大宮サッカー場」バス停下車、180円。 □車で行く/国道17号線桜木町交差点を大宮駅方向へ、駅を過ぎ堀の内交差点を左折。桜木町交差点より約2km。 ※スタジアム周辺にはサッカー観戦者専用の駐車場は用意されてません。公園駐車場は台数に限りがありますのでお早めに。

セイゴロー日記

Vol.99さあ行こうぜby えす

さあ行こうぜ

サポートソングス

Pride of NIIGATA
Oh Pride of Niigata, Pride of Niigata We’re ready to go. (REPEAT)

デンカビッグスワンスタジアム

片道 269.6km (直線距離) /
シーズン通算 539.2km (往復)

ユアテックスタジアム仙台

歴代アウェイ対戦成績

9勝1分7敗17戦

初対戦 1999年/通算対戦成績 13勝4分16敗(33戦)

編集後記
皆さん、明けましておめでとうございます!2022シーズン開幕です!キャンプの出だしでまさかのアクシデントに見舞われたアルビレックスでしたが、なんとか今日を迎えることが出来ました。2月の仙台はとても寒いと思いますが、心を熱く燃やして、精一杯の拍手と手拍子で応援していきましょう。それと、AlbiWAYは次号で300号に到達。特別企画とスペシャルな紙面でお届けします。次節もスタジアムでお会いしましょう!(ニラサワ)

□編集長=ニラサワ □編集=SW、hama、えりか、KYO、くりはら、はいえん、もう □ライター=とりさわ、ささこ □イラスト=えす □デザイン=ニラサワ □発行=AlbiWAY編集部 □印刷=プリントサポーターの皆さん