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オレラグ

2年目のトライ 3年越しの誓い We Can Fly【展望】第1節 ギラヴァンツ北九州戦

2021年2月26日

こんにちは。

終わりが遅かった分、例年よりも短かったオフも今週で終わりとなりました。
たった2ヶ月、されど2カ月。
ある国では大統領が変わり、ある国ではクーデターが起き、そしてわが国では大きめの地震があり…。
まあいろいろとあったわけですが、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。

ちなみに私は映画、テニス、サッカー、端的に言えば“DAZN時々WOWOW”といった感じでした。
今更かよ、と突っ込まれそうですが『パラサイト』はやっぱり面白かったです。あとヒッチコックの『裏窓』はいろいろ考察したくなりますね。それと『パンとバスと2度目のハツコイ』は個人的に大変好みな感じでした。

全豪オープンでは女子シングルスで大坂なおみが4度目のグランドスラム制覇を果たしましたが、ベスト4へ進出した際にラジオで島村仁さんも仰っていたように、もうこの辺まで来ることに驚かないというのがほんとうにすごいなという感じです。
決勝のブレイディ戦しかり、準決勝もセリーナ相手に0-2から逆転でストレート勝ちで、なんだか盤石な強さを感じずにはいられませんでした。

そして、決勝トーナメントからではありますが今季のCLとELを日本でも無事見られる環境を作っていただいて、WOWOWさんにはほんとに感謝感謝です。ありがとうございます。

はい、オフの話はこれくらいにしていよいよ開幕であります。
相変わらずのウイルス禍でまだまだ制約や我慢を強いられる状況ではありますが、開幕の高揚感というのはいくつになっても、何年見ていても、何ら変わることがないのですからエラいし大したものです。

そして今年もこのオレラグでアルビレックスの試合について生温かく好き勝手に展望したり振り返ったりしこうと思っております。
昨年からの変化として、展望記事のメインとなる内容についてはAlbiWAYの方に書いて、そちらでは書き切れなかったけど補足したい事や、まあ別に拾うほどでもないんだけど個人的に取り上げておきたい事をこちらの方では書いていこうと思います。ですから試合によってはオレラグの方での展望はない場合もあるかもしれませんしないかもしれませんし、まだ自分自身でもどうなるかは分かりませんがご了承ください。
つまり、ぜひともAlbiWAYを読んでね。って話です。

戦評の方は特に変わりません。
というよりももう少し量を減らしつつ読みやすくなるようにがんばります。

開幕に訪れる高揚感と違ってこの記事はなんらエラくもないし大したものでもないですが、アルビレックスを思いっきり楽しんでいるという自分なりの表現方法みたいなところもあるので、それを読んで共有していただけたらこんなに嬉しいことはございません。
今年もよろしくお願いします。

落ちてこなかったけどいっぱい落ちるよ

さて、長いイントロダクションも終わったということで、本題に入りましょう。
本題と言っても前述のようにメインとなる開幕・北九州戦の話しはAlbiWAYの方にあるので、そちらを読んでいただくとして、とりあえず開幕なので今季のリーグ全体について少し。

今季のJ2リーグは、J1、J3とは違って唯一昨年からチーム数が変わらないということで当然試合数も変わりません。そんな中で徳島と福岡が上へ旅立たれ、秋田と相模原が下からいらっしゃったということで、上からいらっしゃったチームがいないというのは単純に考えれば例年より昇格のチャンスは大きいと捉えることはできるかと思います。

しかし、これはもうその情報を見聞きするたびに恐怖を感じるわけですが、降格枠がなんと4つもあります。スペイン2部やブラジレイロンのような過酷で恐ろしいレギュレーションです。
そのためいくつかのチームの監督さんや大中さんもコラムでそんな趣旨のことを仰っていましたが、シーズン途中から降格を免れるために勝てずとも負けない、割り切った守備的なサッカーを展開してくるチームが現れることは十分に考えられます。
今週のCLでアトレティコ・マドリードが、恐らくアウェーゴールを与えたくないという理由でチェルシー相手に実質6バックを敷いていましたが、今季のJ2は通常のリーグ戦でありながらもそういった極端なプランが出てくるかもしれません。
我々自身がそういう立場にならないようにというのは大前提として、当然目標は昇格ですから、シーズン終盤になって昨年には見られなかったような、そういう割り切って守備的な戦いをする相手との対戦というのは大変難しくなるでしょうし、それが今年の見所ともなるでしょう。

継続の果ては……

そんなチャンスが大きくなっているように見えつつ恐怖は明確に増している今季のJ2ですが、昨年からのスタイルを継続しているチームがわりと多いということが言えるかと思います。

1つ数字を紹介すると、昨年開幕時に新監督の下でスタートを切ったのは我々も含めて9チームありました。また一昨年も就任1年目の監督の下で開幕を迎えたチームが10チームありました。
しかし今季を迎えるにあたって新監督を招聘したのはわずか5チーム(大宮、京都、愛媛、山口、長崎)しかありません。長崎に関してはコーチだった吉田さんの内部昇格なので実質昨年からの継続路線と言って差し支えないかと思います。

それはつまり、昨年各チームが降格というリスクのない戦いにおいて、じっくり腰を据えてチーム作りを行えたということが、こういった例年よりも少ない新監督という数字に表れているのでしょう。そう考えると今年はある意味多くのチームが勝負の年として臨むことになると言えるかもしれません。
どのくらいでチームが完成するかなんてことはそのチームやその監督によって様々ですし、そもそも完成することなんてほとんどないのかもしれないので一概に勝負の年と括るのは多少強引なのかもしれません。
それでも指揮して最低2年目以降の監督がほとんどなので、どのチームもある程度の成果を求めている今季というのはそれほど的外れではない見立てかと思います。

そんな状況でさらに先に挙げたように降格枠が4チームですから、シーズン途中の割と早い段階で思い切った決断を下すチームが出る可能性も十分にあるかもしれません。この辺は今季の注目すべきポイントになりそうですし、注目はしつつもこういった話題とアルビレックスは無縁であることを切に願うばかりです。

調整の違い

開幕戦の相手、北九州についてもちょっとだけ。

とにかく今季の北九州は主力選手がごっそり抜けたということで、厳しい戦いになると予想せざるを得ない印象です。
そしてそれだけ多くの選手が入れ替わったチームではあるのですが、オフシーズンで1つ気になったのは実戦の少なさです。

我々は1次キャンプの高知に入ったその週末から早速練習試合を行い、以降も水、土に必ず練習試合があり、結局磐田での2次キャンプも含めて6試合ほどをこなしていました。
対して北九州は、新潟と同じタイミングで島原に入って1次キャンプを1週間半ほど行うと、そこから沖縄へ移動して約1週間の2次キャンプを敢行し、開幕までの2週間は地元で調整というスケジュールだったようなのですが、1次キャンプの島原では1試合も対外試合を行わず、沖縄に入ってからは3試合の予定だった練習試合も荒天のため2試合となっていました。
2次キャンプを打ち上げて以降の状況が定かではないのですが、そこで練習試合を行っているとしてもトータル3,4試合で開幕を迎える想定です。

もちろん実戦はたくさんやればいいなんていうものではないですし、実戦の数を減らしてトレーニングに充てることで生まれるメリットもあります。ですからその実戦の数だけで善し悪しなんていうのは全くもって判断できるものではありません。ただそういった調整の違いが開幕戦に何かしらの影響を及ぼすかも、というのは1つ見てみたいところです。

注目の大卒2人

たくさん主力が抜けた中でもチーム得点王だったディサロの移籍は大きな痛手です。しかし、その後釜を担い得るルーキー2人が入って来たので彼らを注目選手として挙げておきたいと思います。

まず1人目が狩土名 禅。読み方は「かるどな ぜん」です。
今季はなんと12名もの選手がJクラブ入りした名門明治大からの新加入選手です。
名前からも分かるようにアルゼンチン人の父と日本人の母との間に生まれたということで、国は違えどディサロと共通するダブルの選手です。またレフティーという部分も共通点です。
ただ、ディサロよりも身長は10cm以上高く、身体能力を活かしつつよりしなやかプレーができる印象があります。

もう1人が平山駿です。
彼も今季法政大から加入の大卒ルーキーなのですが、法政大でピンと来た方もいるかと思いますが、三菱養和から法政を経て北九州ということで中学からの経歴がディサロと全く同じという選手です。
正直プレーの印象はそれほど鮮明に記憶しているわけではないのですが、彼もやはりディサロよりも少し身長が高く、より前線でキープして時間を作ることができるタイプのようです。

ただ彼らがメンバー入りするかさえもさっぱり分からないので出なかったらすいませんという感じなのですが、1つちょっとした情報として受け取ってもらえればと思います。

最後に

昨年と同じようにまとまりのないことを長々と書いてきてしまいましたが、開幕ということでわくわくが溢れてしまったということでご勘弁ください。

さあ、改めて始まります。
まずは何より選手達が体調を崩さず、大きなケガもなく、1年を通して思い切りプレーしてくれることを祈るばかりです。
そしてその望みがある程度叶えば、きっと素敵な結末になる可能性は高くなるでしょう。

そんな素敵な結末に向けての最初の1つ。
残念ながら現地での観戦は自粛せざるを得ない状況ではありますが、それぞれの場所で幸福な週末を過ごしましょう。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。