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ラルラリラからアルビな日【展望】第24節 大宮アルディージャ戦

2021年8月8日

こんにちは。
リーグ再開ということでこちらも再開です。

それにしてもすったもんだあった東京五輪も過ぎればあっという間なものでした。いろいろありましたね。
・ゴメスフォロワー急増の件 
・バレーのレフェリーチャレンジは結局ゴネたもん勝ちな気がする件 
・ラスカルとはあらいぐまなのかラッパーなのかで大人達が戸惑った件…etc
ただそんな中でも特に印象に残っているのが『ゴン攻め』です。

『ゴン』とは何だろうっていう話です。
ガンなら「ガンガン攻める」とも言いますから何となく分かります。グンでも「グングン伸びる」みたいな言い方をしますから決して遠からずな気もします。ギンだとちょっと捉えようによってはビデオ屋の暖簾の向こう感もするので置いときましょう。
そしてゴンに関しては同じく残ったゲンと共に正直イメージが湧きづらいというかピンと来ないのです。ゴンと言ったら中山かきつねかタンスかといったところでしょうか。

それでもあのちょっと緩いテンションで鼓舞したり素直に感心したりする瀬尻さんの解説は不思議と聞いていて楽しくなったわけです。今回初めて五輪競技として採用されたスケートボードに俄然興味を抱くと同時に、改めて言葉っておもしろいなと思わされました。

監督交代済み

それでは本題参りましょう。
自分はそんな人を楽しませる言葉も使えないし文章も書けませんが、引き続きマイペースに試合について書きながらアルビレックスを楽しんでいこうと思うので、もしお時間あればぜひ。そしてよろしければご贔屓に。

ということで、今節行われるのは五輪仕様のために今年だけ8日に移った山の日の振り替え休日であるということにさっき気が付いたのですが、そんなことはどうでもいいとして、大事な再開初戦は古い付き合いの大宮をホームに迎えての対戦となります。

うちとの前回対戦は12節でしたから、こちらの基本情報にもある通りあれから大宮は監督が替わりました。15節の北九州戦を最後に今季から就任した岩瀬さんを解任。リーグ戦2試合と天皇杯1試合を佐々木則夫さんが暫定で指揮した後、昨年までレノファを指揮していた霜田さんが新たに就任しリスタートを切りました。

新体制3試合目で奇しくも霜田さんの古巣であるレノファを相手に霜田体制初勝利を挙げましたが、これがチームとしては実に15試合ぶりの勝利でした。
結局霜田さんになってからも勝利は未だその1つのみですが、対して負けの数もたった1つに止めているということで、粘り強く勝ち点を拾うことはできるようになっている印象です。

変化自体は小幅

先にシステム的な話をしておくと、霜田さんになって当初は4-3-3でやっていたようですが、初勝利を挙げたレノファ戦からボランチを2人置く4-2-3-1的な形に変更し、以降はそれを基本として続けています。
ただ、守備になるとそれは自然と4-4-2のようになり、これは岩瀬さんの時からもそうでしたので、基本的なブロックの形という意味で言えばあまり変化はないのかなという気はします。

さらに攻撃面においても、丁寧なビルドアップを土台にしてある程度ポゼッションしながら崩す形というのは前体制から継続されていると言えるでしょう。その時ボランチの1人が下りることで後ろに数的優位を作り、トップ下とSHあたりが相手のライン間を狙うみたいな配置的な変化も同様です。
つまり監督が替わってからもそれほどドラスティックにシステムややり方が変化したという印象はありません。

ただ霜田さんになってからは、SHが大きく開いて幅を取りそこから仕掛ける意識が少し強くなった印象と、それに付随する話としてSBが内側に入りながら、時には高い位置まで顔を出すことが増えた印象は感じました。
SHが開いて大きく幅を取ることでダイナミックにワイドからの攻撃を狙うというのはレノファの時にも見られた事ですから、まさに霜田さんのエッセンスと言っていいでしょう。
不振を極めている今年の大宮とはいえ、松田や柴山といった質の高いドリブラーは揃っていますから十分に気を付けたいところです。

まだまだ不安定

大きく幅を取ったところからのサイド攻撃が1つの特長としてありつつも、中断前の何試合かを見ると、落ち着いた繋ぎからライン間に立つ選手に入れつつボールを動かすシーンは随所に見られました。
また、時間帯によってSHが内に入ることでSBが幅を取る形もありましたし、その役割分担を左右で変化させつつプレーするシーンも見られました。

しかし、動かすことはできてもより危険なところに侵入したり崩したりといった、ラストサードの質でありアイディアは物足りなさもあるのが現状に感じます。前回対戦時も同じような課題を抱えていて、その時に比べれば確かに進歩していると言えますが、相手が前から積極的にボールを奪いに行く守備を行ってき場合、それをうまくかわせなかったり、下げざるを得ず結局長いボールを選択したりするシーンも多々ありました。
この辺はしっかり狙っておきたいところです。

さらに守備についてですが、以前よりもクロス対応で不用意に空けてしまうことも減りましたし、我慢強く守る時間も長くできるようになっている印象です。また前からの積極的な守備によって相手の前進を阻むシーンも多くなっていますし、前節琉球戦の後半がそうでしたが、素早い守備への切り替えによって常に相手陣内でプレーする時間も作ることができるようにはなっています。

それでも、やっぱりブロックを作った時に組織として自分の担当するスペースを埋める意識が強くなり過ぎるためか、少し相手への反応が遅れるシーンは少なからずある印象です。
特にSHが守備の際、まずはしっかり内側を閉める意識で絞ったポジションを取るのですが、ここで少しその内側を意識するあまり相手のサイドの選手に容易に運ばれてしまい、結局そこから押し込まれる展開を強いられるケースがいくつか見られました。
うちからすると大外で受けるのがSBなのかSHなのかはその時次第ですが、外側で受けた選手がいかに1人で距離を稼ぐことができるかは1つ攻略へ向けて見ておいてもいいポイントかもしれません。

特に私的な話

注目の選手として大山を挙げましたが、これは個人的好みが半分、本当に警戒すべきと思っているのが半分というチョイスです。
特長は何と言っても確かな技術に裏打ちされたゲームコントロールであり、ボランチの位置からまさしくチームの舵を取れるタイプです。
また前節の琉球戦は、先にも書いた通り早い守備への切り替えから相手陣内に押し込む展開を作った中で、大山のアプローチの速さやセカンドボールへの回収力といった守備面でも光るプレーが多く見られました。

正直今季は開幕から出場機会が少なく、霜田さんになってからは一応全試合出場してはいるものの、スタメンは3試合のみということで今節も出てくるかは分かりません。ただ出てきたら攻守に存在感を出せる選手なので十分に警戒しておきたい選手です。

あとこれは余談ですが、大山に加えて河面も今季は極端に出場機会が少ない選手の1人なのですが、河面も個人的にはプロ入り前の明大時代から好きな選手だったので、そんな2人が大宮というチームで出番が限られているというのは何とも不愉快なのでどうか違うチームへ移って活躍してくれないかなと勝手に願っているこの頃です。

最後に

大宮はこの中断期間の間に横浜FCから南、そして徳島から河田を獲得しました。まさかこのタイミングで河田と再会するとは思いませんでした。
まあとはいえあんまり気にする必要もないでしょう。一応スタメン予想には入れましたが、どのくらいフィットしているかも分かりませんし、もしかするとメンバー外ということもあるかもしれません。
これは別に河田なんて恐れる必要はないという意味ではなく、河田が出ずともイバもいますから結局どちらにしたって危険だということです。

求めるのはシンプルに再開初戦をしっかり勝つということ。がんばりましょう。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。