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オレラグ

偶然は求めない【戦評】第28節 ギラヴァンツ北九州戦

2021年9月6日

こんにちは。

秋の気配を感じます的なことはもう書いた気がするんですけど、それにしても寒くてびっくりでした。
まあいつも通りバックスタンド2階の一番上あたりで見ていたので、そこってビュービューと風が吹く場所ではありますから寒いなら移動すればいいじゃんっていう話ではあるんですけど、9月に入ってからのナイトゲームを見くびっていました。近くにいたおじさんなんて半袖のTシャツ1枚で来てたもんだから途中からずっと腕をさすって寒そうにしてました。
来週がどんな天候になるかは分かりませんけど、ウイルス対策に加えて温度調節もちょっと気を遣わないといけない季節ということですね。

それでも仮に勝っていたらね…。
そのおじさんもきっと多少なりともほくほくした気持ちで帰路につくことができたんでしょうけど。そして自分も『寒さなんて気にならなかったぜ!』なんてここで息巻くというか、気分よく威勢を張れたんでしょうけど。

このご時世で今節から1万人上限ですから見に行けるだけでも幸せだというのは間違いないんですけど、悔しさが募ります。

スタメン

さてスタメンです。
今回はちょいといじってきたアルベルさんです。
まずGKですが、試合前インタビューでも仰っていた通り小島は違和感があったということで、航斗が実に11試合ぶりとなるスタメンに名を連ねました。また和輝は代表招集中ということでベンチにはリーグ戦では初となる瀬口が入りました。

さらにフィールドプレーヤーに目を移すと、2列目の両サイドにロメロと至恩がそれぞれ3試合ぶりと4試合ぶりにスタメンとなり、さらにCBには9試合ぶりのスタメンとなる史哉が舞行龍とコンビを組みました。ということで千葉ちゃんが今季初のベンチスタートとなり、これで今季ここまで全試合スタメンは奏哉とゴメスと善朗の3人になりました。

対する北九州の方ですが、こちらはスタメンは前節から完全に一緒で、ベンチも1人変更してきたのみでした。ケガ人もいる中でそれでも負けてないチーム状態の良さみたいなものはこの辺からも推察できるのかもしれません。

新垣の手前スペース

悔しい引き分けという結果だった中で、それでもゴメスが『良いサッカーができていたからこそ勝ち点1なのは悔しい』ということを話していた通り、内容に関してはもう十分に、いや十二分に評価したい、評価すべき試合ではあったかと思います。
この試合で内容もイマイチだったっていう方とはたぶん友達になれないかもって思えるくらいよかったと感じました。とはいえ一番大事なのは紛れもなく結果なのでもう悔しくて仕方ないですし、この悔しさを共有できるならもうその時点できっと友達にはなれる気もします。

まあそんな友達の基準なんてことはどうでもいいとして、まずは攻撃面で特によかったと感じた部分からということで、1つ目に前半26分のシーンを拾ってみました。

ビルドアップの場面で、左からやり直したボールが右に下りた善朗に渡り、浮球でペナルティエリア内へ供給したところからセットプレーへと至ったシーンです。
結果的にFKを獲得したところからセットプレーの攻勢にはなりましたが、この拾った図の場面から何か直接決定的なチャンスが生み出されたわけではありませんでした。
ただ、試合後に敵将の小林さんが『新潟さんの右の攻撃を4+1でスペースを埋めたというところがちょっとうまくいった』と仰っていたように、4バック+左SHの新垣が後ろに吸収されるような形で守っていた北九州に対して、そこの新垣が空けたスペースに誰かが入って起点を作るという狙いは随所に見られました。

37分にはヤンがそこに下りてボールを受けると、自ら運んで縦パスをロメロに通してエリア内に侵入するシーンもありました。これは友人が指摘していたことですが、いずれのシーンももう1歩さらに深い位置まで入っていけるようにしたいというのはあるのですが、いい運び出しはできていました。

相手の守備を見極めて

続いて後半に入って59分のシーン。
同じくビルドアップのシーンで、左から作り直して右に展開してペナルティエリア内まで入ったものの攻め切れなかったというシーンです。

北九州が『4+1』で守っていたのは基本的にこの日1試合を通じてそういうやり方ではあったのですが、前半のラストから後半の序盤は少し新垣も前に出てきて前線4人で高い位置から蓋をしに来ているように感じました。
そういった中で、このシーンではその新垣が舞行龍にボールが入った時点で隣の史哉までプレスにいく準備をしていたのですが、舞行龍は冷静に新垣の右側、隣のボランチに位置する針谷との間のスペースにパスを出し、ロメロが中間で起点を作ることが出来ていました。

HTコメントでアルベルさんから『相手の守備の動きを見極めて攻めよう』という言葉が出ていましたが、まさにそういった攻撃がこの右サイド(相手左サイド)の攻防に分かりやすく表れていましたし、それ以外でも90分を通して各所で見られた印象でした。

圧巻のヤン&福田

次にこちらは文章のみになりますが、守備面についてもやっぱり触れておかないといけないでしょう。
解説の梅山さんも福田とヤンの貢献度が相当高いということを仰っていましたが、まさに高い位置で奪い切るとか、確実に中盤で拾ってマイボールにし切るということがこの試合を優位に進められた最も大きな理由だったように思います。

前線からプレスという点でも、SHの至恩やロメロが前に出て相手のCBまで嵌めに行って引っかけたり窮屈にさせて回収したりというシーンもいくつか見られましたし、それと同時に全部が全部そうではもちろんなくて、状況を見て出過ぎない判断なんかも的確にしながらプレーできていたように感じました。
また、これは奏哉が話していた事ですが『攻撃がよかったので(中略)前向きに守備ができた』ということも大事なポイントだったかと思います。

58分にあったこの日随一の決定機だったカイトのシュートもヤンが高い位置で奪ってからのものでしたし、それに次ぐくらい惜しかった75分の善朗から孝司へのパスがわずかにとどかなかった場面もヤンのインターセプトからでした。
こういったショートカウンターはもちろんのこと、やはりブロックを作られるとそれだけゴール前に迫るのは難しくなるわけですから、ポゼッションからの攻撃でも相手を引き付けて相手陣内にどうにかスペースを作ってからスピードに乗って攻め切ってしまうみたいな形はさらに作っていけるようになるといいなとは思いました。

最後に

今節の振り返り終わります。

アルベルさんが試合後の会見で『攻撃も守備も切り替えの部分もこれ以上何かを求めることはできません』ということを仰っていました。
ほんとにそんな感じです。
一応『もう1歩深い位置まで入っていけるように』とか『スピードに乗って攻め切ってしまうみたいな形をさらに作りたい』みたいなことは書きましたが、正直なことを言えばあれだけの内容からさらに何をどうしたらいいのか分かりません。

古今東西で悩みの種となる決定力不足ですから『これがサッカーだ』なんて分かったツラして割り切ってしまいたくもなるし、そうしたら簡単ではあるんですけど、プレーしている側からすればそうも言ってられないでしょうし、そう考えたとて結局勝つためには決め切らないといけないという唯一ハッキリとした事実に向き合わないといけないわけです。
だからまあこれは完全に自己満足にはなるんですけど、自分も勝手に一緒になって悔やしがったり悩んだり考えたりしたいなと改めて思いました。

試合後にゴメスが攻め方については『良い感覚を取り戻せた』という言葉も残していたので、それが残り3分の1に向けた希望の灯となるように、そう願うばかりです。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。