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【燃え上がれ清五郎】発見しちゃいました!
2013年6月6日
18歳の時、大学入学を機に新潟の地に降り立ってからもう18年。ちょっとした旅行のつもりで新潟に来たのがいまだに旅行継続中な浜崎です。大学院1年の時に市陸にはまり、アルビにはまり、シンゴと鳴尾にはまり、マルクスと山口にはまり、気付くと人生が変わってしまっていたわけであります。今回この新潟日報モアにブログ連載をさせていただくという事で日報さんからお声がけを頂いたんですが、「好き勝手に書いてください」とありがたいお言葉を頂いているので本当に好き勝手に書いちゃおうと思います。
サポーター歴2年目、2000年のホーム開幕戦。僕は縁あって応援団を結成する事になりました。その数僅か5人!既存の応援団体がいたわけだけど、若かった僕はその応援に納得する事が出来なかったわけです。今思えばただのよそ者大学生がえらい事おっぱじめちゃったもんだなと思うわけですが、それが自分の人生を変え、はたまたアルビレックス新潟を少しずつ変えて行ったんだなと思うとさすがに不思議な気持ちです。そんなわけで、スタジアムがビッグスワンに変わって10年以上が経過した今でも変わらぬ愛情をマイクラブに注いでいるわけですが、その間に僕自身どんどんおっさんになって行くわけです。大学生だった僕が、東京で就職し、何を勘違いしたのか寿退社で都内の会社を辞めて新潟に戻ってくる。で、結婚。子供が生まれ、子供が「お父さんと応援したい」と言ってくれた事をきっかけにコールリーダーを退き、現在絶賛子連れ応援中。2階席でバカでかい声でエルヴィスのテーマを歌っている親子3人連れがいたら、それはかなりの確率で僕ですね。
そんな感じでコールリーダーを退いてからはのどかな親子サポをやっていたわけですが、その状況が変わってきたのがここ数年。東日本大震災で友人の水野健太郎(スポーツバーミランのオーナー)が「トン汁の炊き出しをしたいから手伝ってくれ」と言われ「何故トン汁!!!」と疑問に思いつつも即答。昔のなじみのサポーターに声をかけまくり、50人超のボランティア組織をわずか1週間で構築しました。あのわずかな時間でそれが出来たのは今思い出しても奇跡です。
避難生活を支援する「アルビサポ震災ボランティアの会」のメンバー
そこで実感したのはボランティア活動や市民活動を実践していく上でのサポーターの絆の深さ。これは本当にびっくりしました。「サポーターってスタジアム外で活動するとこんなにパワーを出せるのか!」って感じで僕の中でちょっとした革命が起きちゃったわけです。
ちょっと考えてみるとわかるんですが、僕らサポーターはアウェイに行くために普段から連絡を取り合い、旗や横断幕を準備するためにお金を出し合い、試合に行けない時は仲間に気持ちを託すわけです。そこにはメール、インターネットのつながりや、ご近所ネットワーク等ありとあらゆるコミュニケーションが物凄い濃度で存在しています。これって普通の人が持っていない「大人の友達ネットワーク」なんです。それが、市民活動やボランティアという枠組みの中では物凄いパワーになる。僕はそれをこの時発見してしまったんです。
その発見を活かし、去年はいろんな事をしかけました。「日報の窓欄をサポーターでジャックしようぜ!」「新潟駅をポスターで埋め尽くそうぜ!」「選手を驚かせるために3000人でバスを出迎えようぜ!」などなどです。どれもこれも「スタジアム外」での活動ですし人脈や市民のパワーを活かした活動です。「元コールリーダー」を超えた役割が見つかった年でした。
試合前、スタジアムに入る選手を激励するためにサポーター約3000人が集結
って事でこれから僕はアルビレックスを「市民化」していこうと目論んでいます。で、そのツールとしてこの日報モアをジャックしちゃおうかなと思っているところです。キーワードは「市民化」なんです。わかるかなーーー。わかんねーかなー。。。。って事で「元コールリーダーのhamaちゃん今何やってんだろなーー」と気にかけていてくれた皆さん。大変ながらくお待たせしました!僕、また暴れちゃいます!
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浜崎一(はまさき・はじめ)
1977年生まれ。神奈川出身だが、新潟大学進学という理由で偶然新潟に移り住む。大学院時代にJ2初年度のアルビレックスにはまり、その後10年間事実上のコールリーダーとしてアルビレックスの応援の最もホットな部分で活躍。現在はゴール裏を離れ、市民レベルでサポータームーブメントを起こす仕掛け役となっている。
1977年生まれ。神奈川出身だが、新潟大学進学という理由で偶然新潟に移り住む。大学院時代にJ2初年度のアルビレックスにはまり、その後10年間事実上のコールリーダーとしてアルビレックスの応援の最もホットな部分で活躍。現在はゴール裏を離れ、市民レベルでサポータームーブメントを起こす仕掛け役となっている。