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【Still growing up】関東でのもどかしい日々
2013年6月18日
はじめましての方も、そうじゃない方もこんにちは!
神奈川大学4年の渡邉林太郎です。
今回、ありがたいことに日報さんからこのような貴重な機会をいただきました。
僕は神奈川県横浜市在住です。正直、新潟在住ではない僕がこの場に出てきていいのかと、最初は迷いました。ですが、「関東の活動も書いてくれたら面白いと思うよ」というお言葉をいただいたので、関東在住の僕や、僕の仲間の活動について、好き勝手に、それでいてなるべく面白く紹介できるように頑張っていこうと思います。
今回は僕を突き動かすきっかけとなった「もどかしさ」について書いていきたいと思います。半分くらいは自己紹介になってしまうのかな(笑)ですが最後までお付き合いいただければと思います。
僕はJ2元年、市陸時代からアルビレックスを応援してきました。週末となれば応援に出掛け、ホームゲームは毎年ほぼ皆勤、アウェーは授業や部活であんまり行けなかったんだけど、それなりのサポーター人生を歩んできたわけです。そんな僕は、3年前の春に大学進学のために関東に出てきたわけですが、出てくる前は「関東にはJ1のチームがたくさんあるしアルビレックスの試合も今までよりたくさん観に行ける」と本気で思っていました。
ところが、いざ出てきてみると全然違ったわけです。シーズンの半分はホームゲームだと、関東に出てきて改めて気付かされました(笑)「あれ?観に行ける試合、減るじゃん!」という絶望感。そして、当然ながらテレビからも友達との会話からもアルビレックスという単語が聞こえてこないわけです。やっぱりすごく寂しかったですよ。それだけ高校生までの自分にとってアルビレックスは身近なものだったということですかね。それが関東に出てきて変わってしまった。身近にあったはずのアルビレックスが遠くにいってしまった、そんな感覚に陥ってしまいました。
そんなわけで僕とアルビレックスの物理的な距離は離れたわけですが、そうなると燃えるのが人間。気がついたら試合前日には夜行バスに乗り込み新潟へ、またアウェーの試合会場へと全国各地を飛び回る生活にどっぷりハマっていたわけです。これがなかなかしんどいですが、僕の頑張りにより横浜からシーズンのほぼ全試合に行けちゃってるんですね。見事にアルビレックスとの距離を縮めることに成功したわけです。
でも僕はイマイチ満足することができず、それどころか、「もどかしさ」を感じることも多々ありました。特に昨シーズンはそういう思いをすることが多かったなと。昨シーズンのマイチームは苦しい残留争いをしていたわけですが、そんな中、新潟では試合がない日にもたくさんの仲間が集まりポスターを貼ったり横断幕を作ったりとアルビレックスのために活動していました。
そのことを知り、自分も協力したいと思いながらも、試合がない日まで新潟に帰る余裕などなく、関東にいる自分は何もできていない。もどかしさは募るばかりでした。と、僕がもどかしさを募らせている間にマイチームは奇跡の残留を果たしたわけですが、なにかアクションを起こさないことには、僕のもどかしさは解消されない。
そこで考えました。考えに考え抜きました。そこでたどり着いた答えが「行動あるのみ!関東でもアルビレックスをアピールする活動をやっちゃおう!」だったわけです。「いや、もうちょっと他にもあっただろう」とツッコミたくなるようなシンプルさ。でも、このもどかしさを解消するためには自分から行動してみることが一番だと、そう思ったのです。そしてもう一つ、新潟から関東圏への流出人口がめちゃめちゃ多いことにも気づいてしまいました。アルビレックスをアピールする際のターゲットになりうる人数はかなりいて、その人たちを何とかして巻き込めないか。僕は自分が感じたもどかしさをきっかけに、自分が住んでいる関東をもっともっと盛り上げ、そして仲間を増やしてアルビレックスのある関東オレンジライフを充実したものにしたいと思ったわけですよ。
こうして僕は走り出しました。走り出したのは良かったのですが、僕はいきなり壁にぶつかることになります。学生の僕には大勢の人を巻き込むための十分な知恵がなかったのです。それから活動をする際のヒントをくれる大人と人脈がなかったのも壁にぶつかった原因かな。言ってしまえば、何もわかっていない僕が一人で突っ走ってしまったという感じですかね(笑)最初は順調に事が進むかなと思ったんだけど、そんなことはありませんでした(笑)世の中そんなに甘くない、当たり前ですね。
それでも僕の「オレンジライフを充実させたい」という想いは間違っていないと思うし、同じ思いを持つ人はたくさんいると信じています。この想いを実現させ、ゆくゆくはアルビレックスにパワーを送れるような大きなこともしてみたい、そんな未来を描きながら、そしてなにより楽しみながら活動していきたいと思います!
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渡邉林太郎
1992年1月11日、新潟県生まれ。J2初年度、父親の影響を受けアルビレックスを応援し始める。翌2000年から本格的に試合観戦を始める。以来、ゴール裏での応援を続け、現在は太鼓の叩き手として活躍中。3年前に大学進学のため上京し、関東から毎試合スタジアムに通う日々を送っている。