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【燃え上がれ清五郎】最高の夜!

2013年9月19日

みなさん、こんにちは。
今回はレギュラーの今井さんに代わり、私が代役させていただきます。
よろしくお願いいたしします。
 
いきなりではありますが、
 
 マリノス 中村俊輔のフリーキック 勝点9
 グランパス 田中マルクス闘莉王のパワープレイ 勝点9
 フロンターレ 中村憲剛のスルーパス 勝点9
 ビッグスワンの4万人のサポーター(仮) 勝点9

 
これは僕が何となく思っている、Jリーグのスペシャルな選手が、年間にどれだけの勝点を自らの個人技だけでチームにもたらすかの個人的な印象です。(単なる印象です。)
多分、数年前ならここにマルシオのFKなんかも書いて良かったかもしれませんね。
いずれもリーグ屈指の名選手。そして、彼らがチームに在籍しているだけでチームの順位は3つ4つ変わってくるのではないかという考えです。
え、最後のサポーター云々はなんだって?
 
 
さて、僕は縁あって現在名古屋在住。日本の主要都市の一つではありますが、おそらく在名新潟人、そして、在名アルビファンの数はそれほど多くない(と思う)。
そんな、ここ名古屋で少しでもアルビライフを楽しもうと偶然に知り合った仲間達と観戦会や飲み会を企画して楽しんでいます。(東海在住のアルビファンの皆さん!メンバー絶賛募集中です!)
日頃の試合観戦は関東や関西のアウエーが多く、僕ら在名古屋人にとって、スワンでの観戦は年数回あるかないかの特別なイベントなのであります。
 
 
先週のスワンでの大宮戦。今回は機会あって在名アルビ仲間とスワン参戦という運びになりました。
普段、スワン観戦が日常の皆さんは当たり前の事かもしれませんが、スワンはJリーグ屈指の最高のスタジアムだと思っています。
まず、僕らのホーム!である。
圧倒的なホームの歓声!(当たり前か!)(笑)
そして、各ブースの売店の数々。スワンで寺泊の浜焼きや三宝ラーメン、イタリアンやもち豚が食べられるなんてホント最高です。しかも各売店の行列もスムーズ。ほとんどストレスフリーです。たまにナイター観戦に行って、腹ペコの僕を満足させるメニューが皆無の売店を揃える、某名古屋の強豪チームとは大違いです。(ごめんなさい)
20130919-1.JPG

  そして、今回知り合い繋がりで、たまたまスタジアムで御一緒させていただいた皆さん。わざわざ、名古屋から来たということで、おみやげに桃太郎飴までいただき、初対面でありながら、気分のいい歓談。オリンピックは東京でなく新潟でやった方がいいのではないかと思えるくらい、本当に親切心に溢れた最高の「お・も・て・な・し」でした。
後ろの列には何故か?静岡在住でありながら、アルビファンのご家族もいて(当日は静岡から参戦!素晴らしすぎる!きっかけあって、アルビに魅了されたそう。)、こんな温かなファンを持つアルビは本当に最高です。
そこには、年配の方も若者も、男も女も、子供まで。まさにJリーグ百年構想を地で行く貴重なスタジアム空間が実現されています。
新潟の魅力はチームスタッフ、運営の皆さん、観客の皆さん、そこに集うみんなが、違う役回りながら、しかし対等にスタジアム文化を形成できている所にあると思います。
観客ではなく、皆さんすべてがその場の参加者、当事者なのです。
おそらく、この読者の大半であろう、今のスタジアム環境に慣れている多くの皆さん。実はスワンは皆さんがもっともっと誇っていい最高の場所なのですよー!(声を大きくして言いたい!)
えっ、俺は何もしていないって?
いやいや、目の前で繰り広げられる、機転の利いた1本のサイドチェンジのパス。勇気溢れるサイドの仕掛け。体を張ったクサビのボールタッチ。その瞬間湧き上がる歓声や拍手はスタジアム中の空気を動かし、まるで、僕が昔憧れていたスペインリーグやプレミアリーグのそれとなんら変わりません。これも僕らのスワンが誇れる事の一つ。
20130919-2.JPG

 
さて、肝心のゲーム。前線にノヴァコ、ズラタン、ヨンチョルを揃え、最終ラインにはルーカス二―ルが待ち構える。うーん、これだけ見ても普通に強いのではないかと思える大宮の布陣。
ゲームは開始から均衡状態が続き、何回かのチャンスも、ヒデはトラップのボールが脚に付かず、ケンゴもシュートが枠の外といった感じで、今日の2トップは得点の匂いがしないなー、どうする新潟?な印象。
後半からは徐々に左サイドが輝き出し、ジンスの再三の突破。そして、ドローが頭をよぎる後半30分、ついにアトムの左足のシュートは見事なコースを突き、ゴラッソ!なゴール。
瞬間、辺りかまわず、みんなガッツポーズにハイタッチ!
俺、ホントスワン来て良かったー!!!!!な瞬間でした。
今シーズン最高動員、33000の観客を誇る今日の僕らのスワン。そこからスタジアムのボルテージは一段と上がり出し、おそらく、この時点で、このスタジアムの雰囲気で、大方勝負あり。
その後、雰囲気に呑まれたか、大宮の惜しい攻撃も実ることなくゲームセット。
久しぶりのスワンを思う存分堪能したのでありました。
 
そう、話を最初に戻しましょう。
Jリーグの中では裕福とはいえない、我らがアルビ。冒頭に挙げた、リーグを代表するスペシャルな選手は残念ながら、今のアルビには雇えません。(たぶん)
でも、アルビにはチーム、スタッフ、観客が一体になった強みがあります。
J2時代、普通に4万近い動員があった頃、年に数回ではありますが、明らかにスタジアムの雰囲気で、味方の背中を押し、相手を委縮させたゲームがありました。それはテレビでは分からない、現場でしか感じられない醍醐味です。
J1でもガンバ時代の西野監督のコメントはそれを証明しています。
スワンでの敗戦後、分の悪い戦績を聞かれ、「ここには特別な雰囲気がある。エネルギーを感じる。」と。
言い換えれば、「ここのサポーター、スタジアムの雰囲気は本当に脅威。まるでピッチにスペシャルな選手が居るようだった。」(←多少の意訳あり)
 
そう、僕らはJリーグでも名選手に並ぶスペシャルな存在!
 
ピッチに立つことは出来ませんが、皆さんの作る雰囲気や歓声は明らかにゲームを左右しています。そして、Jリーグでそれが出来る数少ない存在だと思います。
正直に言うと優勝なんかより、そこへ行けば、常にフルハウスのスタジアム。そして、惜しみない拍手とアルビ愛。そんな空気に満ち溢れたスタジアムの方が僕にとっては重要です。
だから、選手が練習に励むように、僕らも、もっともっと絆を強くしてJリーグでスペシャルな存在で在り続けなければなりません。
そして、決してお世辞でなんかでなく、相手チームの監督から「あの雰囲気に呑まれるな!落ち着いていこう!」なんて指示が出たりしたら、僕らは本物でないかと思うのです。
 
あー、故郷にそんな最高なチームがある幸せ!
僕らはもっとその幸せを噛み締めなければ、もったいないと思うのです。
さあ、みんなで集いましょう!我らがスワンへ!
  
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かなざわ まさなり
新潟生まれ新潟育ち。大学進学を機に新潟を離れ、早十数年。いつからアルビの虜になったかは定かでないが、木澤の豪快なオーバーラップに心奪われた記憶はある。アルビは単なるサッカークラブでなく、新潟の文化だ!と思いつつ、名古屋の地よりアルビレックスを応援中。