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【燃え上がれ清五郎】I won’t forget always in my heart STAY GOLD

2013年12月12日


リードしているアディショナルタイム、まだ笛吹かないで、と思いながら応援したのは初めてでした。

 
12/7最終戦は、愛知在住のアルビサポ4人と車で移動。
最後にひろってもらったのですが、「今日、グランパス主力全然いないんだよね。その方がなんかイヤじゃない?」と話しはじめると、どうやら10分前に全く同じ話をしていたらしい。そして、開幕戦は負けちゃったけどワクワクしたよね~、先週は最高だったね~、うちのプレスはすばらしいよね~、達也の影響でかいよね~、3万人はいきたいよね~と、私たち、いっつもいっつも同じような話を飽きもせずにしているよね。
途中吹雪や大雨に少々びびってているであろうグランパスサポさんの車を追い越しながら、最後の「東北電力」ビッグスワンに到着。
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さすが新潟の冬。寒すぎる。正しい最終節の天気って感じです。着こみすぎて、ロボットみたいな動きになりながら入り待ちへ。
先にグランパスの選手を乗せたバスが到着し、おそろいのスーツを着た選手のみなさんが、しっかり新潟サポの様子を見ている様子が意外でした。去年はどうだったかな~…と思い返そうとしましたが、全然覚えてない!相手チームの選手の様子なんて気にしている余裕、これっぽっちもなかったもんな。
続いてアルビレックスの選手バスが。
去年と同じく、ぎりぎりで雨のあがった寒い新潟で、去年と同じく「アイシテルニイガタ」を歌ったのだけれど、去年とは全然違う。
見送る私たちも笑顔で、思い思いリラックスした表情の選手を乗せて、バスは進んで行きました。
 
主力の抜けたグランパスは、私の知っているグランパス(一応愛知在住なので)とは少し違い「がんばっている」イメージで、積極的にパスをつなぎ、危ないシーンもいくつかありました。
しかし、柳下監督がコメントしていたのと同じく「これは新潟のペース」「グランパスは後半絶対にペースが落ちる」「前半しのげば、この試合もらった!」と思いました(どやっ)。
というか、みなさん、そう思いましたよね。
この1年で、私たちのチームは本当に強く上手くなりました。
他サポが最後までもたないだろう、と呟くハイプレス。持つんですよ、これが。
絶対的な運動量を自信にどんどん成長していくチーム、この日、顔を合わせればみんな口々に、今シーズンが終わるのが残念、このチームをもっと見たい、と言っていました。
 
そして、エース川又堅碁の思いっきりふりぬいたゴール。
堅碁の得点王がかかっている試合なのは勿論分かっていましたが、この時点で、誰でもいいから早く後2点、いや、1点とってほしい、と願わずにはいられませんでした。
 
私は浪花節人間だけど、浪花節采配はあまり好きではありません。
プロ野球の日本一がかかった試合で、楽天が9回にマー君を投入した時も、「おいおい、浪花節では日本一になれないよ、優勝はそんな甘くないよ」とか思ってました。(結果、マー君は気迫あふれる投球でびしっとおさえる訳ですが…)
 
だが、しかし、願わずにはいられないでしょう。
2~3点リードして、新潟の17番、内田潤がピッチにたつ姿を見せてくれ、と。
 
そして、得点王を狙う堅碁があえてアシストした、亜土夢の2点目。試合後、堅碁もサポーターと同じような気持ちで亜土夢にパスを返した事を知りました。
 
うっちーがベンチでユニフォームになっている。
当然試合は進んでいますが、うっちーの姿を目で追ってしまいました。
ミカが交代の時、うっちーの腕にキャプテンマークをまいている姿は、生涯忘れることのないであろう美しい光景でした。
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浪花節采配だなんてとんでもない。
ピッチに入ると、うっちーらしい、うっちーしか出来ないような気の利いたパスをくりだしていました。
うっちー、新潟はスタジアムの誇りを取り戻したよ。本当にありがとう。
 
後半から再び降り始めていた雨はかなり激しく、さらに気温は下がっていたけれど、2-0で本当に幸せな試合、シーズンをしめくくる最終戦セレモニーとなりました。
 
去年は拍手で迎えてあげることの出来なかった田村社長も、今年は大きな拍手と「2シーズン制問題の際には闘ってくれてありがとう」の断幕に迎えられ、来季に向けた笑顔のとてもステキなスピーチでした。
社長!来年、新しいユニフォーム買いますよ!!
新潟市長も、亀田製菓社長さんも、アルビレックスの選手としてはこれが最後のビッグスワンになる村上選手、内田選手、そして私たちもみんな笑顔の、そして少し涙の、幸せな時間でした。
 
アルビレックス新潟って、最高ですね。
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ただ、ひとつだけ心配な事があります。
NSGグループの学生のみなさん、みんな笑顔で帰ってもらえましたか?
 
最終戦の最後、選手がスタジアムを一周してくれる時間は、今年1年全力でがんばってくれた、これが最後かも知れない選手へ、めいっぱいの愛を送る、かけがえのない時間です。
きっと練習やリハーサルを重ねて歌ってくれたであろう「新潟讃歌」は、本当に申し訳ないけれど、全く耳に入りませんでした。結果的に、無視されたように感じてしまった方もいたようです。それはそうですよね。でも、あの時間は、感謝の気持ちを込めた選手コール以上に大切なものはない、というのが私の本音です。
 
そもそも、なんで「新潟讃歌」なんでしょうか?
歌自体が良い悪い、と言っている訳ではないんですよ。学生さんたちが制作に関わっているという経緯も聞きました。ただ、正直、スタジアムに集った多くの人が新潟讃歌に思い入れもなじみもないし、あの場面で歌ったらこうなってしまう事を、少なくともクラブの人は(そして多くのサポーターは)去年で分かっていましたよね。音量をしぼって選手コールの邪魔にならなければ良いのでしょうか?それこそ学生さんに失礼だし、誰も得をしないと思うのですが…。
 
せめて、例えばエルビスやアイシテルニイガタだったら、セレモニーも歌も相乗効果で盛り上がり、学生さんたちにも一体感を感じてもらえたんじゃないかな。
そうしたら、あの極寒どしゃぶりの中がんばってくれた学生さんたちも、少しは報われたんじゃないかなあ。などと思い返しています。
 
学校によって希望制だったり、授業の一環としてだったり、サンクスデー参加の動機はいろいろだったようですが、せっかく来てくれたのであれば、楽しんで帰ってもらいたいんです!
今年のサッカーは、普段アルビを見ない人でもおもしろかったでしょ。
しかも勝ち試合です。
できればアルビの事を好きになってほしいし、またアルビの試合に来たい!と思ってもらいたい、ただそれだけです。
 
NSGの方、フロントの方も一生懸命サンクスデーを考えてくれただろうに、最後の最後にすみません。来年もよろしくお願いいたします!

さて、この試合で楽しかった今シーズンも最後か、思ってたら、とびきりのBIGプレゼントが届きましたね!!
レオ、2013年Jリーグ優秀選手賞、おめでとう。私の中ではレオがMVPです。
堅碁、ベストイレブン、おめでとう。まさかの大トリのコメントもかっこよかった!
そして、亜土夢。
「俺がもっといいパスを出していれば得点王にもなれたはず。得点王とらしてあげたかった。悔しい。」と呟く亜土夢が誇らしい。
やっぱり、うちのチームは最高ですね。
来年は全員で横浜アリーナに行きましょう。
 
では、みなさま、また3か月後、スタジアムで会いましょう!


今井 浩美
1973年生まれ。新潟市で生まれ育つも、大学進学とともに県外へ。以後、京都→大阪→現在愛知在住。J1昇格とともにサッカー観戦にはまった、まさにアルビバブルの申し子。新潟を離れた年月と比例して新潟愛が強くなるな、と感じる今日この頃。ビッグスワンへは年数回、西日本アウェイを中心にゆるく応援をしています。