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【Still growing up】出会った空間、変わった意識

2013年12月31日

  シーズンが閉幕してから1カ月がすぎようとしていますが、相変わらずJのない週末はつまらないですね…。オフシーズンってみなさんは何をしていますか?僕は毎日移籍情報を確認しつつ、今シーズンを振り返ったり、海外サッカーを見てるふりをしてみたり。僕はどうも海外サッカーをいまひとつ好きになれないんですよね。おもしろいのですが、やはり海を越えた向こうのチームに愛を注ぐのは難しいです。
 
 そんな僕が、鳥屋野潟を越えたチームに愛を注ぐようになってから3シーズンが経ちました。まだまだ新米です。3シーズン目は、スタジアムで声を出すこと以外でアルビと関わった初めてのシーズンとなりました。
 
  まずは新大プロジェクトでの活動です。
>【Still growing up】新大アルビプロジェクト元年
このプロジェクトに入って僕は入場者数を意識するようになりました。プロジェクトでの活動はほとんどが最後は4万人のスタジアムを取り戻すことに繋がるからです。今までは入場者数発表の時に周りから漏れる「少な…。」の声に、贅沢だという感情しかありませんでしたが、活動に参加していくうちに自然と入場者数を気にするようになりました。そしていつしか「悔しい」と感じるようにまでなったのです。店に貼ってあるアルビのポスターにも目が行くようになりました。どこのポスターだって、誰かが願いを込めて貼っているわけです。そんな当たり前のことにも、プロジェクトとしていくつかポスター貼り活動をしていくうちにようやく気付きました。
 
  現段階ではまだ新大プロジェクトが持つ、入場者数を左右できる要因はほんのわずかしかないでしょう。しかしこの活動が数年、数十年と続いて周りを巻き込み、大きな塊を動かせる日がくると思うとわくわくします。
 
  その、まさに”Still growing up”な新大プロジェクトという空間に出会ったこと自体も自身にとって大きなことでした。新大プロジェクトは全員がアルビを盛り上げたいという目標に向かって同じ強さの同じ情熱を持っています。楽しむのが主な目的のサークルと、能力の向上を目的とする部活の両方の性質を持っていると考えると分かりやすいかもしれません。そのような空間をほとんど体験した事が無い僕にとってそれは刺激的なものでした。あまりに当たり前すぎて忘れていた、力を合わせることの大切さや周りに声をかける勇気、そしてなにより楽しいということをどの活動の中でも感じることができました。同じベクトルで活動できる空間で貴重な時間を過ごすことができ、その時間を共有した仲間が大好きになりました。
 
  それともう一つ、この日報モアで記事を書けたことも人生の中で相当ビッグな出来事でした。先ほども言いましたが、サポーター歴で言えばほとんどの読者のみなさんより圧倒的に浅い、新米中の新米です。そんな僕が7回も記事を書くことができた。これは、アルビサポーターのみなさまが、選手に対してだけでなくサポーターに対しても温かい証拠だと思っています。また、記事ごとに反応があるのも、続けられた理由の一つだと思っています。僕は中学生の頃、頭の片隅でサッカーのライターに憧れていた時期がありました。だからひとつ一つの記事に対して反応があることがとても嬉しくて、読まれるという意識を初めて持つことができ、夢のライター気取りになれたのです。読んでくださったみなさま、コメントをくださったみなさま、ありがとうございました。
 
  と、なんだか核心のない作文を今回は書いてしまいましたが、記事を書いていて海外サッカーを好きになれない理由が分かった気がします。新潟というこの地で、レアルマドリードをみんなでサポートして盛り上げようぜ!なんて空間に出会えるわけがないもの!今会えるアイドルならぬ今会えるクラブだからこそ、こうしてみんなで協力して、支え合って、クラブに愛を注ぐことができるんですね。来シーズンからも愛するアルビを、楽しさを、みんなで共有して熱いシーズンにしていきましょう!
  あ、去年までの僕みたいにスタジアムで声を出すサポートをしているだけのみなさん、モアブログ内でも紹介されてきたように、クラブを支える活動はたくさんあります。そのどこかに携わってみるのも、新たな楽しみ方かもしれませんよ。

 
  サポーターズブログもアルビと一緒に少しお休みしますが、ライター陣一同、きっと新しいことを書きたくてうずうずしていると思います。(笑) 来シーズンも大いに期待していてください!僕自身は、来シーズン僕に代わってStill growing up枠を湧かせてくれる新ライターを絶賛探し中です。新大プロジェクトとしてもみなさまに活動を知っていただく大切な情報発信の場なので、いいライターを送り込みます!いいライターがたくさん出たら、数年後には卒業生ライターがたくさん溢れると思うので、大人の皆さん「燃え上がれ清五郎」の枠、その時はお願いしますね。(笑)

田部井 快
1991年生まれ。群馬県出身で、新潟大学への進学を機に新潟に移り住む。大学2年からホームゲームを中心として本格的に観戦を始め、今年からはアルビ新大プロジェクトに加入。自分が受けた感動や興奮を共有し、新大・新大生をオレンジに染めるべく日々活動している。また、アルビ通して地域、コミュニティが形成されている姿に大きな衝撃を受けたため、卒論はそれらについて執筆。