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【燃え上がれ清五郎】アルビレックスの持つ2つの武器

2014年3月27日

アルビレックスには2つの武器があるという。それは最高のサポーターと最高の後援会だ。「お前が言うな!」「自分でいうな!」というツッコミが聞こえてきそうだけど、これは僕が言っている事じゃない。新潟経営大学でスポーツマネジメントを教え、研究している福田准教授が言っていることだ。かなり僕が意訳してしまっているが、先日某Ustream番組で実際にご本人が言っていたからまぁ間違いじゃないだろう。
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新潟のサポーターはヤジが少なく、マナーが良く、ゴール裏は排他的要素が少ない。またスタジアムは声援にあふれ、拍手が鳴り響き、ごみが極めて少ない。うん、知ってた。言われなくても知ってたって話だけど、これはすごくうれしいこと。いやー、さすが准教授!良いこと言うねェ。
 
一方で後援会だ。サポーターの中で一般的に持たれているイメージでいうと「年チケの割引で行って来いだから」とか「お布施だと思ってる」とか「メリットが無い」とか「総会しか活動をやってない」とか。。。まーどっちかっツーと「オイオイ・・・」的なイメージで語られることが多いような気がする。要は義理で入っている感じの組織だ。それが「最高の後援会」である。これはどういうことか。
 
簡単に言うと「クラブに対し、年間1億円の支援金を提供しているきわめて貢献度の高い組織である」ということを言っているわけです。各クラブの支援組織を比べた公式データが存在するわけではないのでちょっと微妙なんですが、例えば経営危機が叫ばれたころの大分トリニータの後援会の支援金が800万円程度であった事とか、J2でトップの観客動員数を誇る松本山雅の後援会支援金が600万程度であることなどを比較材料としても新潟の後援会の規模・貢献度はすさまじいといえるよねっつー話ですよ。
 
にもかかわらず、僕らの後援会に対するイメージはむしろ低い。実際は最高なのに、僕らの印象は「後援会かよ・・・」って感じ。このギャップはなんなのか。このギャップを埋める手はないのか。これはイシューだと思うんですよ。イシュー。つまり解決すべき課題。
 
って事で浜崎的に考えを進めていくと、今の後援会の問題点は会員に対するメリットが無い事ではなく、会員をモチベート出来ていな事だったり、ブランディング出来ていない事だったり、納得・説得・説明がなされていない事だったりすると思う。簡単に言うと
 
1.会員の参加意識がないし、参加する活動がない。ついでに会員を巻き込んだ議論もない
 
2.世界一の後援会組織である(またはそれを目指す)という具体的な説明がない
 
3.夢や期待される効果が宣言されていない
 
この3つがポイントなんじゃないだろうか?
 
昨年僕は後援会の事務局スタッフや地区後援会の事務局の方々と話をする機会が何度かあった。みなさんが言うのは「会員に対するメリットが出せていない」とか「あれが足りない、これが足りない」という事が多かったように思う。
 
それじゃない!そこじゃない!そっちじゃない!
 
会員にメリットを出すための組織でなく、クラブを支えるための組織。しかも、日本一、いやひょっとしたら世界一。ちょっと負けてやってバルサのソシオに次ぐ世界有数のクラブ支援組織かもしれない。そのブランディングをやっていくことが最も足りてないんじゃないだろうか?
 
という事でまずは後援会の位置づけの大幅な転換を期待したい。少なくともこのブログを読んだみなさんの中では「日本一の、世界有数のクラブ支援組織」っつー事でお願いします。
 
P.S. 
 鳥栖戦ではアルビレックス最大の武器のもう一つ、サポーターが2万1千人でした。。。後援会は日本一でもサポーターは。。。皆さんビッグスワンにカモン。友達誘ってカモン!


浜崎一(はまさき・はじめ) 
1977年生まれ。神奈川出身だが、新潟大学進学という理由で偶然新潟に移り住む。大学院時代にJ2初年度のアルビレックスにはまり、その後10年間事実上のコールリーダーとしてアルビレックスの応援の最もホットな部分で活躍。現在はゴール裏を離れ、市民レベルでサポータームーブメントを起こす仕掛け役となっている。