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【燃え上がれ清五郎】ヤンツーのコメントに彼の真髄を見た

2014年5月15日

 ゴールデンウィーク最後の連戦となった、5月10日(土)のJ1第13節・アウェー柏レイソル戦に行ってきました。

 この試合、第2節のG大阪戦以来の黒星となってしまいました。ほんっっとに悔しかった!

 勝負事だから、いつかは必ず負ける時が来るだろうと思ってましたけど、自分がアウェーに駆け付けて、目の前で負け試合を見るのはやっぱりイヤですよ。

 まぁ、ホームもアウェーも、全試合行っているようなアルビ中毒の人が「自分が行った試合で負けるのはイヤだ」とか言ってたら、優勝しかないだろうけど(笑)

 僕は全部の試合を見に行けるわけではないので、せめて生観戦した試合は負けて欲しくない。それでも、地元にプロサッカーチームがあって、勝敗で仲間たちと一喜一憂できる日常があるってこと自体、本当に幸せなんだな~と、感じずにはいられなかった日でした。

 
 さて、今回アウェーへ行くための交通手段ですが、行きは新幹線、帰りはサポーター有志のバスツアーでした。日中に都内で別の用事があったので、それを済ませ、急いで柏駅へ向かいます。柏駅に着いてエスカレーターで出口へ向かう途中、階段の壁に「うまさぎっしり新潟『新潟デスティネーションキャンペーン』」のポスターが貼ってあるのを発見!(急いでいたので写真撮り忘れw) 心の中で「いいぞニイガタ、こんな所までアピール進出しているのか。よしよし、これで今日の試合も勝ったな」と、意味不明に勝ち誇り、柏駅を後にします。
 
 柏駅から日立柏サッカー場へは、歩いても行けそうでしたが、面倒なのと時間が惜しいので、バスでの移動を決意。柏レイソルの公式ウェブサイトで確認したところ、ホームサポーターの下車停留所は「緑ヶ丘」で、アウェー側は「日立柏サッカー場前」

 ここでウェブをちょちょらに見ていた僕は、料金の案内まで目が行っていなかったのが敗因でした。

 まず「緑ヶ丘」に着くと、大量の柏サポがバスを降り、車内は僕の他にアルビのタオマフを巻いたお兄ちゃん1人を残し、閑散と。次のバス停がアウェー側入り口となる「日立柏サッカー場前」。そこへの到着を待つ間に、なんとバス運賃表の値段が170円から200円に変わったではないか!

 
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料金表示が200円に変わったバスの運賃表
 
 後で確認したら、ちゃんと柏レイソルの公式ウェブに料金書いてあったんだけど、その時はもう、心の中で「これがアウェーの洗礼か」とつぶやくしかなかったね。

 でもでも、バスを降りる時、運転手さんがもう1人の新潟サポ「道路の横断気を付けて下さいね~」と声をかけてくれたんです!(バス停は入場ゲートと道路反対側で、近くに横断歩道がなかったからでしょう)。30円高のアウェーの洗礼が、一気に吹き飛んだ瞬間でした(笑)

 
 日立柏スタジアムは、こじんまりしていい雰囲気でしたが、アウェーのゴール裏、極端に見辛い!とか、スタジアムの音響悪すぎ、スタメン紹介すら聞こえん!とか、売店でビール買うのに長蛇の列!といった事があったのはナイショです(笑)
 
 試合内容は、お互いに連戦の疲れを見せないアグレッシブな好ゲームだったと思います。でもね、自分がひいき目のチームに対しては、どうしてもピンチやミスの場面が記憶に多く残ってしまいがちじゃないですか?冷静に考えれば「どっちが勝ってもおかしくない試合だった」なんて言えるんでしょうけど。やっぱり、思い入れが強いと、どうしても見る目が偏りがちになっちゃう気がします。
 
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試合後、サポーターに挨拶する新潟の選手たち=2014年5月10日、日立柏
 
 帰りはサポーター有志のバスに乗りました。当然、負けた試合なので空気重いし、みんなぐったり(苦笑) 「あの場面で決めてれば~」とか「点数取れなきゃ勝てないよ~」とか、分かるなーその気持ち。

 「あんなんじゃダメだ」っていう人もいたけど、やっぱり、自分たちの愛するチームに対する熱い思いが、そう言わせちゃうんですね。実際に勝負を分かつポイントって、ほんの僅かな事だったりするんですが。


 そんなバスの車中、タブレット端末でJ’sゴールに掲載された柳下監督コメントをチェックしました。

 いつもなら「まだまだやれた」とか、時には選手を名指しでダメ出しするヤンツーさんですが、この日は「今日も非常に良いゲームをしてくれたと思っています」との前向きなコメント。これを読んだサポーターは、ある程度気持ちが落ち着くというか、次の試合に向かって前向きになれたんじゃないかな。実際僕はそうでした。そのあと、バスの車中でゆっくり休んで、新潟へ戻ってこれましたから。

 
 んで、モアブログのネタにしようと思って、勝った試合と負けた試合の時、柳下監督のコメントはどんな風に違うのかなって、調べてみました。

 そしたら、負けた時は、ほとんどが前向きなコメントしてるんですね。確かに、ここ最近のアルビには、負けた試合でも完全に内容が悪いっていうのは無かったと思います。でも、これってもしかして「選手への批判をかわすため」「選手を守るため」っていう側面もあるんでしょうかね。「選手たちはよく頑張った、でも今日は結果が伴わなかった。これを次の勝利につなげたい」って言われたら、もう信じるしかないでしょ(笑) ヤンツーさんはそこまで考えてコメントしてるはずなんじゃないかと。

 そう思った瞬間、僕のは決まっちゃいました

 
 「とりあえず、この監督についていくわ、俺」
 
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柳下正明監督
 
 さて、次節は、ホームでスワンを大の苦手とする名古屋を迎えます。

 なめてかかると、ナビスコ杯の時みたいに10分で3点とられちゃうなんて事が起こらないとも限りません(爆)。

 気を引き締めて、勝ち点を取りにいきましょう!


渡辺英雄(わたなべ ひでお)
1973年生まれ。新潟大学法科大学院助手。新潟大学在学時からアルビレックス新潟のサポーターとなり、現在は新大アルビプロジェクトを教員の立場から取り組んでいる。また、ホームゲーム後に新潟県スポーツ公園内のレストラン「ラ・ピアンタ」で不定期開催している「サポーターズバー」の実行委員としても活躍中。