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【燃え上がれ清五郎】どんな時も

2014年9月30日

土曜日の名古屋戦、ターニングポイントになりそうな試合。
 
シーズン終盤にきても監督のやりたいサッカーが完成せず、さらに決定力不足に泣くマイチーム。
対するは、この間まで“新潟のエース”として活躍していた川又を獲得してから調子が上向きな名古屋。
早速の古巣対決ということでメディアはもちろん、名古屋のクラブもサポーターも川又を煽る。
名古屋のフィールドプレイヤーがアップでピッチに登場する時に名古屋のサポーターがチョイスしたのは川又のチャントだった。
 
おいおい大丈夫か、あんまり煽るとお腹痛くなっちゃうよ!
 
この日の川又の印象は正直こんなところで、あんまり怖くなかったかな。
うちの選手がよくわかっているから抑えられたってのもあるだろうし、うちのサポーターも変に挑発せず、それよりもマイチームに声援を送ろうと必死だった。
 
この試合、まず何が良かったかって、うちのサポーターが結構たくさん来てたこと。
瑞穂でやる試合って結構地味というか、平日とか年度末とかで人が少ないイメージ。去年のカップ戦なんて消化試合ってこともあり50人くらいしかうちのサポーターいなかったし(笑)
連敗中でチーム状況も良くない、距離的にも地味に遠い名古屋。この状況の中でも、この日800人のサポーターが集まったことは選手にとっても嬉しかったんじゃないかな。
 
もう一つ良かったのは、何と言っても指宿のJリーグ初ゴール!
“新・アルビレックスのエース”への道を切り拓くゴール。川又との対戦で何かと騒がれる中、チームを勝利に導くゴールという最高の形で僕らの声に応えてみせた指宿。表情が一気に明るくなったのが印象的だった。

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 後半14分・先制ゴールを決めた指宿(右)にかけよるラファエル・シルバ
                =9月27日、名古屋市の名古屋市瑞穂陸上競技場

そんなこんなで土曜日は勝ったわけだ。
やっとアルビレックスのサッカーが戻ってきた。気持ちのよい勝利だった。
 
しかし、僕らに浮かれている暇はない。ACL出場の可能性もまだ残っていれば、残留も決まったわけではない。ここからが本当の勝負だ。
 
 
ゴールデンウィークの連戦からアウェーでの勝利どころかゴールもなかった。
ホームでなんとか勝利を手にしても、連勝できない。
そんな時間が続いた。
 
それでも僕らサポーターが試合に足を運び続けるのはなぜか。
それは選手が必死に闘っているからだ。

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勝利に喜ぶ新潟の選手=9月27日、名古屋市の名古屋市瑞穂陸上競技場

選手は絶対に逃げられない。怖くても嫌でも試合に出なければならない。
ならば僕はスタジアムで選手に声を送りたい。
例え、どんな状況でも。

 
そういうサポーターがたくさんいることが新潟の強みだ。
残りの試合も全力でいこう。

 
愛するアルビレックスの選手のために。


 渡邉林太郎
1992年1月11日、新潟県生まれ。J2初年度、父親の影響を受けアルビレックスを応援し始める。翌2000年から本格的に試合観戦を始める。以来、 ゴール裏での応援を続け、現在は太鼓の叩き手として活躍中。3年前に大学進学のため上京し、関東から毎試合スタジアムに通う日々を送っている。