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【燃え上がれ清五郎】サッカー学会(楽会)を開催しよう

2014年10月23日

僕はここ数年、アライアンス2002というNPO法人が開催中のフリーミーティング「サッカー談義場」にすごく気合を入れて参加している。サッカー談義場からは清掃活動と駅や街のオレンジ化をパッケージにした「ホームタウンオレンジプロジェクト」が生まれ、学生ムーブメントの走りとなった「新潟大学アルビレックスプロジェクト」が生まれ、そして今年は新大附属病院や県立中央病院での「病院内Jリーグビューイング」が生まれた。
 
そんな「脱サポーター的な活動」を振り返りつつ、今後の動きをみんなで話し合おうというイベントとして今年2月に開催されたのが「第一回サッカー楽会」だった。
 
(第一回サッカー楽会の様子は こちら 
 
その中で僕は「僕が弁天線のゴミを拾いながら考えていた事」をテーマに30分ほどプレゼンを行った。
 
・アルビはなぜ過去10年間新潟駅にポスターが貼れなかったのか?
・はたしてアルビは営利企業なのか?
・特別な企業になるために僕らは何をすべきなのか?
 
という内容だ。既に発表した話なので結論を言ってしまうと「アルビは営利企業と認識されていた だからポスターが貼れなかった」わけで「でも実際はアルビは営利企業ではないはず」で「非営利株式会社であるべきだ という事を広くアピールすべき」だと僕は発表した。役所を中心に勘違いが広まっている部分なんだけど 儲けを出すこと=営利 という理解はまったく間違っている。正しくは利益を株主に還元すること=営利というのが「営利」だ。儲けと営利は違うのだ。そして僕の理解ではアルビは「株式会社だけど非営利企業」な会社だ。英語ではこれをSocial Enterprise(社会的企業*)という。 *株主への配当よりも社会課題改善などの公益目的を優先した株式会社
 
プロスポーツクラブは株主利益の最大化でなく「戦力とサポーター力と地域力」の最大化を目指しているような気がする。わかりやすく例えると年度の決算で5億の利益を出したJリーグクラブがあったとしたらどうだろうか?株主は「よっしゃよっしゃよくやったでー」とナニワ金融道のようなドギツイ笑顔で経営者を褒め称えるであろうか?市民は「それでこそわがクラブ」と支援を強化するだろうか?むしろ「その5億でレオシルバをもう一人連れて来いよ!」と皆が口をそろえて言うはずだ。これははたして営利企業といえるだろうか?
 
アルビレックスは特別な企業(社会企業的)なのだと思う。だから僕らは身銭を切って応援し、支援し、手間隙かけてポスターを貼り、ごみを拾っているのだ。
 
さて、第二回サッカー楽会は来年も2月7日に開催される。詳細はこれから決めるのでぜんぜんわかんないけど来年も発表したい内容は盛りだくさん。「病院ビューイングの効果と必要性」であったり「日本一クラブへの貢献度が高い組織(アルビ後援会)を語る」であったり「スタジアムへの交通問題を語る」であったりいろんなテーマが既に候補に挙がっている。皆さんも発表したい内容があれば是非ご一報ください。
 
東京五輪が開催される2020年。僕らは第7回サッカー楽会を開催する予定の年だ。僕の予定ではこの年のサッカー楽会は五輪期間中に長岡で開催することになっている。五輪期間と長岡花火の日程が重なるであろうことは今からもう見え見えで、花火目当てで来る外国人を意識したサッカーイベントにする予定だ。国際色を意識し、第4回くらいから海外トークを入れ込んでいく。ASEAN周辺のサッカーはこれからドーンと突き抜けていくだろうからアルビがらみでテーマに出来ることはいくらでもあるはず!
 
 
P.S. 第一回サッカー楽会でやったグループディスカッションがすごく楽しかった。80人全員を4グループに分け、それぞれのテーマでいろんな意見を出す。みんなの意見を組み合わせると不思議なことに必ず面白そうなアクションプランが出てくるもので、今年一年の活動はココから生まれたものもあるのだ。市役所のオレンジ化を狙ったアクションや公共機関のオレンジ化を狙ったアクション。完全に偶然で僕らが仕掛けたものじゃないんだけど、結果オーライ的に新潟は変わってきてる感じもしなくもない。


浜崎 一

1977年生まれ。神奈川出身だが、新潟大学進学という理由で偶然新潟に移り住む。大学院時代にJ2初年度のアルビレックスにはまり、その後10年間事実 上のコールリーダーとしてアルビレックスの応援の最もホットな部分で活躍。現在はゴール裏を離れ、市民レベルでサポータームーブメントを起こす仕掛け役と なっている。