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【番外編】なぜスタジアムにこないのか

2014年11月17日

はじめまして!高校3年の鈴木達也です。
今回は高校生を中心とした話をさせていただこうと思います。
是非、高校生ではない方にも、今の高校生とアルビとの関係を読んでもらいたいです。

僕は新潟市内、某公立高校に通っています。僕の自宅からスタジアムは自転車で約40分のところにあり、高校の友達もほとんどが市内に住んでいます。3年生約320人の、アルビレックス新潟の認知度はほとんど100%に近いものだと思います。しかし、実際にスタジアムにきているのは恐らく10人もいないでしょう。
なぜなのでしょうか?
今まで聞いたことのある理由を紹介します。

①「また負けたね」
今季は現在11勝8分12敗。
ホームゲームでは6勝5分5敗。
この結果に「また負けた」という言葉がふさわしいのかはわかりませんが、恐らく「勝ってる印象がない 」というのが現実なのでしょう。勝つ試合が見たいという意見が多いようです。

②「チケットがない」
これは「チケットを買うお金がない」ということでしょう。
僕の男友達の毎月の平均お小遣いは約4000円。
月にホームゲームが2試合あるとしてもチケットで2000円の出費。
部活でバイトが出来ず、食欲旺盛でラーメンなどを食べに行く学生にとっては大きな出費となるのが大きな要因だと思います。
さらにこれは①とも繋がっていて、「お金を払ってまで見たいと思わない」という意見もありました。

③「ルールがわからない」
これは女子の中で最も多い意見です。
オフサイド、細かいファールなどといった、サッカーには難しいルールがたくさんあり、今何が起きているの?と試合の展開に追いつけないことが多いようです。

④「応援がわからない」
アルビレックス=熱い応援というのは新潟の特徴であり、とてもいい部分ですよね。しかし意外にも全ての座席で「応援歌(チャント)を歌い応援するのが普通」というイメージがあるようなのです。

BV8P2335.JPG         ホーム鹿島戦のデンカビッグスワンスタジアム=11月2日

僕はこのアルビを見に行かない理由は、選手たちではなく、僕たちサポーターによって、解決できる問題だと思うのです。

①は、サポーターが「また勝たなかった」というイメージを払拭するのは少し難しいかもしれません。ピッチで勝負をするのは選手たちなのですから。でも、じゃあなぜ僕たちはスタジアムに通ってしまうのか。それは「おもしろい」からですよね?あえて例を挙げるのならば、レオシルバ選手はとてもいい例です。スポーツニュースで映る範囲では味わえないレオシルバ選手のすごさは、スタジアムで見ているサポーターたちを虜にします。アルビレックスは負けても、僕たちを虜にさせるサッカーを見せてくれます。「アルビはおもしろいサッカーするから見に行こうよ!」と選手たちを信じて声をかけてみてください。

②は、難しい問題ですね。お金の貸し借りはよくないですので。ですが「1000円払う価値はあるのか?」という部分は、自信を持って「ある!」と言い返してやりましょう!

③については「サッカーのルールブック買って勉強しろ!」なんてことは言えません(笑)
サッカーのおもしろさを伝えるのも僕たちサポーターの役目だと思います。是非一緒にスタジアムに足を運び、ルールを説明しながら観戦するっていうのも見方が変わっていいかもしれませんね!あとは新大アルビプロジェクトさんがやっていましたが、みんなで一緒に観戦しに行くっていう方法がすごいと思いました。あれは初めて見る人もかなり心強いと思います!

④については、僕たちが誤解を解くしかありません!「スタジアムでは座って見てるだけでもいいんだよ」と優しく声をかけてあげましょう。

僕は高校生を例に挙げて話をしましたが、恐らく老若男女問わず、このような原因はあると思います。
それは僕たちサポーターが声をかけることで解決できるかもしれません。
自分もそうやってサポーターになったわけですから。
みなさんのすぐ近くに、スタジアムへの一歩が踏み出せない人がいるかもしれません。
「◯◯人集めよう!」という声かけよりも、具体的な声をかけるほうが効果的だと思います。
 


 鈴木達也

1996年7月25日生まれ。新潟市で生まれ、幼稚園児の頃から親に連れられアルビへ行きはじめた。中学3年からNスタンドへ。サッカー歴10年。中学の先輩には亜土夢選手がいる。