オレラグ
「オレラグ忘年会」第1回
J2リーグ最終節長崎戦前夜11月23日。新潟駅前の居酒屋にてわれわれオレラグメンバー5人(あおき、なるかわ、くりはら、ニラサワ、さいとー)は2019シーズンの終了を待たずに勝手に2019のアルビレックス新潟を総括しました。
- あおき
- なるかわ
- くりはら
- ニラサワ
- さいとー
そう、単なる飲み会です。その模様を全6回の連載でお送りします。いくつかのテーマのもとサポーターがアルコールを摂取した状態で自由に発言したものになります。事実誤認等もあるかもしれません。暖かい目でご覧いただけたら幸いです。
2019シーズンはどうだった?
さいとー
じゃあ、まず私の方で軽く今年の新潟を振り返りたいと思います。
あおき
お願いします。
さいとー
選手たちの移籍関連はある程度の主力は残すことに成功。野沢洋輔、チョ・ヨンチョル復帰。さらに大宮からはカウエ(レンタルから完全移籍)、栃木からパウロン、鳥取からレオナルド、ブラジルからシルビーニョ、サムエルサントス、フランシスが加入。片渕浩一郎監督のもと開幕を迎えると練習生から契約を勝ち取った新井が先発スタメンを勝ち取るなどブレイクするも、チームは波に乗れず片渕監督は3勝3分3敗で解任。吉永一明アカデミーダイレクターが監督に就任。渡辺凌磨の活躍があるも夏場までは不調が続く。戸嶋、新井の活躍もあり主力級だった加藤と川口をそれぞれ福岡、柏にレンタル。この頃ルーキーの岡本がレギュラーを確保する活躍を見せる。8月には川崎からマイケルを獲得。正念場と言われた8月に臨むも3連敗。9月から高木がボランチに入りレオナルドの爆発でチームは安定(6勝3分2敗)。高木の怪我による離脱で秋山が出場機会を得るとブレイク。一方チームは栃木戦に敗れ残り3節を残して終戦。41節終了時で16勝11分14敗の11位。
ピッチ外では「プラネタスワン」などの商品グッズ、イベントの強化、広報の面でも様々な改革がおこなわれた一年でした。
ニラサワ
僕は個人的にはすごいしんどいシーズンだった。応援するっていうモチベーションを保つのがいっぱいいっぱいで、応援の他に例えば福岡に行ったらご飯とか他の何かでギリギリ保ったシーズンでした(笑)
(一同)
苦笑
ニラサワ
まあ、僕が自分で自分を忙しくしすぎてしまったってのもあるんだけど。
さいとー
あーAlbiWAYとか?
ニラサワ
そうですね。それでいて勝てないし、遠征に行っても負けるし、しんどいシーズンでした。
ニラサワ
どうですか、みなさんは?
あおき
見てて辛いとかは一昨年とかその前と比べるとポジティブな試合も多かったんじゃないですかね。ただ結果が出ないなってのはありましたけど、一番底は抜けたかなっていう。もちろん期待してた部分もあったんで昇格はしたかったけど、底は抜けた感はあるなって印象ですね。
くりはら
だいたいあおきさんと同じなんですけど、もともとあんまり結果どうこうでモチベーションが変わるタイプの人間じゃなくて、アルビレックスが見れれば幸せな人間なんでそれだけで十分なんです。
なるかわ
すごい(笑)
くりはら
一番はさっき言ってた底を抜けた。去年のほうがよっぽど辛かったんで、特に夏場。結果でない以上にやってることが「どうなの?」ていうのばっかりだったんで。
さいとー
去年の地獄の6連敗に比べればってことだよね。
くりはら
そうです。
あおき
なんか意図とかが見えるようになってきて。
くりはら
そうですそうです。サッカーを見てて「あーこういうことやりたいんだ。ああいうのやりたいんだ。」ってのがわかったり、見える楽しさがあったんで。もちろんJ1昇格できなかったのは残念ですけど。決してネガティブではないです。
なるかわ
そうなの?(笑)
くりはら
そうです(笑)もともと幸せなんです(笑)
なるかわ
僕そうじゃないんですよねー。結果が全てな人なんで(笑)
(一同)
(笑)
さいとー
人それぞれだから。
なるかわ
みんなに比べて実は戦術とかアルビのあり方とか何も考えてないんで「今日試合だ。勝てるといいなあ。」っていう勝ち負けのところ重視で毎回臨んでてまぁた勝てなかった」みたいな。監督が決めてる戦術がベストなんだと思ってるし、強化部が解任した方がいいというならそうなんだなと思うなかで、片渕さんが変わったのも昇格ペースじゃないから当然だと思ってたんですけど、正直「吉永さんって誰や?」って、「またJで実績ないけど大丈夫…?代える必要あった?」っていう不安しかなかったのは事実です。そのあたり、今年はチームとしての方向性がなんかブレてるなぁって気持ちでしたね。
さいとー
おれは監督が交代して苦しいってわけでもないんだよね。
あおき
今までの監督の交代から比べれば理解できるというか、そういう判断なんだなって納得はできた気はするね。
さいとー
交代をどういうふうに取るかなんだけど、吉永さんに代わって結果が出始めるのが9月頃か。そこまでがどうしても長かった。キャンプやってないからで片付けていいのかなってのもあるんだけど。どうして俺がそこまでポジティブになれるのかなあっていうはやっぱり得点獲ってるからなんだろうなって。
あおき
なるほど。
さいとー
順位は下なんだけど、「レオがいるから」みたいな。そこでポジティブな点が多少あるからなのかな。
あおき
特にホームは結構決めてますもんね。
さいとー
そうそう。
なるかわ
ずっとここ数年得点力不足、決定力不足って言われてますもんね。
さいとー
そうそう。去年と比べたら全然だよ。
さいとー
でもデータ的に見るとそんなに勝ち数が変わったわけじゃないんだよなあ。
2018 15勝8分19敗 得点48 失点56
2019 16勝11分14敗 得点69 失点51 (41節終了時)
さいとー
まあその分引き分けが増えてるんだけどね。得点を見ると48と69はでかい。
これは吉永さんがんばったねって言えるところだよね。
あおき
しかも失点も減ってるんですね。確かに去年と比較したらポジティブにはなれますね。
くりはら
すごい条件つきの(笑)
ニラサワ
ボトムを抜けたっていうところでは、上昇するだけだからね。
さいとー
上昇にはなってるのかな。
あおき
急上昇はしなかった。
ニラサワ
それはしないよ。負債がありすぎるもん、アルビレックスは。
あおき
生まれ変わるには時間がかかるよね。
戦前の予想、今年のアルビのOKライン
さいとー
開幕前はどのように見てた?予想として「最低ラインはここだろう。」みたいな。
あおき
プレーオフは争っているだろうっていう想像はしていました。
くりはら
うんうん。同じぐらいだ。
なるかわ
いっしょです。
さいとー
俺も同じなんだけど経営的に考えて最終節まで可能性を残しておけば明日の(長崎戦)集客ってかなり違うと思うんだよね。どんな形であれ可能性を残していれば2万入ってもおかしくないんじゃないのかな。だからここがノルマだったかな。
ニラサワ
僕は来年以降を考えて、今年の柏みたいにずば抜けて強くなければ、すぐJ2に戻って来てしまうんだろうなってのは思ってました。だから今年の編成を見た時に、多分それは厳しそうってのはなんとなく思ってて。外国人選手が7人という歪な編成は、悪い意味でアグレッシヴすぎた。だからプレーオフいければいいかなとは思いましたけど、まあ悪い意味で予想通り。そりゃ、そうだろうなっていう。
くりはら
だいたいあおきさんと同じで。だから結果としては期待値よりはちょっと下。それこそ最終節まで何かを争う状況を求めてたので。
さいとー
残留争いはしなかったね(笑)
くりはら
残留は別(笑)それは求めてない。上ですよ、上。
現実は期待値より下だけど、でもさっきも言ったようにネガティブではないです。(続)
次回は12月17日火曜日18時更新!「片渕アルビから吉永アルビへ」「今年一番のサプライズ」です。
企画・構成