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オレラグ

ふらっとアウェイツーリズム【長崎編】

2019年5月6日

皆さんのアウェイ旅をちょっと豊かに、もっと気軽に。
「ふらっとアウェイツーリズム」今回は第13節の対戦相手であるV・ファーレン長崎の本拠地、長崎県についてご紹介します。

今季初の九州アウェイ、山口戦勝利の勢いそのまま敵地に乗り込んで楽しみ尽くしましょう!

アクセス

V・ファーレン長崎戦は5/11(土)14時キックオフ。
新潟空港から福岡空港への朝イチ便(8:20→10:15)に乗り、福岡から敵地諫早までは特急かもめで約1時間半。
または羽田、伊丹から長崎空港直行便を利用すれば、当日発でも余裕を持ってスタジアムに行くことができます。
安く行きたい方は、成田や関空から長崎空港行きのLCCも運航しているので要チェック。
当日キックオフには間に合わない時間帯ですので、前入りが可能な方は検討しても良いかもしれません。

本拠地情報〜長崎の中心、諫早〜

V・ファーレン長崎の本拠地は、”トランスコスモススタジアム長崎“。
県庁所在地長崎市ではなく、長崎県中央部の諫早市に位置しています。現在、長崎市でサッカー専用スタジアムの建設計画が進んでいることから、近い将来このスタジアムに足を運ぶことはなくなるかもしれません。
諫早市は長崎県第3の都市で、海の干拓が盛んに行われてきた街です。県内の主要な鉄道路線全てがこの諫早市内を経由しており、長崎市から約20分で行くことができるほか、長崎空港からも約30分でアクセスでき、県内の交通の要衝となっています。
スタジアムは諫早駅からバスで約10分のところに位置しています。徒歩でもアクセス可能で、歩いて向かう途中では様々なおもてなし企画が行われるそうです。
詳細はこちらから。
V・ファーレンロードとして整備された道をゆっくり30分、まちなかにたくさん描かれているヴィヴィくんの姿を探しながら、諫早の街を散策するのも楽しいかもしれませんね。

スタジアムは、全周屋根が特徴的な立派な陸上競技場。野外にはもちろんスタジアムグルメもたくさん出店します。
岩崎本舗の角煮まんやリンガーハットの皿うどん、長崎ちゃんぽんなどの定番に加え、今回の試合では長崎の離島、五島列島から、あご出汁が特徴的な五島うどんが数量限定でスタグルに登場するそうなので、この機会にぜひ食べてみたいところです。

勝利の美酒美食〜絶品中華に舌鼓〜

せっかく長崎を訪れたなら、試合後のお楽しみのひとつが長崎グルメの食べ歩き。数ある長崎グルメの中でも皿うどんと長崎ちゃんぽんは外せない逸品です。
また、長崎の皿うどんには、もちもちとした太麺と、パリパリとした食感の細麺の2種類が存在します。
せっかくなら全て味わってみたい、チェーン店で済ませてしまうのはもったいないという方は、長崎新地中華街を訪れてみては。数あるお店の中でも、私が好きなお店は”京華園“さん。
こちらでは、本格中華の味をリーズナブルに味わうことができ、飲んでもよし、食事だけでもOKの良心的なお店です。
あと、これは本当に個人的なオススメなのですが、ここの炒飯がとっても美味しいので是非セットで食べてほしい、サムエル・サントス選手にも立ち寄ってほしい、と思っています。笑

ユニ旅〜長崎市内編〜

長崎は観光名所も盛りだくさん。是非翌日も試合の余韻に浸りながら長崎観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。
長崎は初めて!という方やしっかり観光したことがない方に向けて、まずは定番の長崎市内の見どころをご紹介します。
ちなみにターミナルの長崎駅とその周辺は、2022年の長崎新幹線開業に向け、大規模な再開発が進んでいます。駅自体が少し離れた場所に移転し、現在の姿はもうすぐ見納め。かつての長崎駅の姿を目に焼き付けるなら、今のうちです。

長崎市内では夜も楽しんで。土曜日の試合後、中華街で早めの夕飯を食べたら、世界新三大夜景に選出されている夜景を見に行きましょう。
市内の代表的な夜景スポットといえば、稲佐山鍋冠山の2つ。稲佐山は標高333mで、山頂へは22時までロープウェイが運行している市内随一の絶景ポイントです。鍋冠山は標高こそ劣る169mですが、その分街に近い迫力ある夜景を眺めることができます。また、グラバー園から続く鍋冠山展望台周辺の道は、長崎らしい細い斜面が続きます。長崎の地形や雰囲気を自分の足で楽しみたいなら鍋冠山の方が良いかもしれません。
長崎に多いと言われる、尻尾の曲がった猫ちゃんも道中にたくさんいます。笑

翌日はまちなかをゆっくり街歩きするのがおすすめの楽しみ方。まずは朝、元気なうちにオランダ坂へ向かいましょう。旧居留地として栄えたこの地区は、歩いているだけで異国情緒を感じられます。

オランダ坂を通り抜けたらそのまま歩いてグラバー園と大浦天主堂へ。かっこいい洋館建築や庭園が見られ、否が応でもテンションが上がること間違いなし。大浦天主堂下駅までの沿道には数々のお土産やさんや食べ歩き可能な名物が売られていて、楽しく散策できるスポットとなっています。

次に訪れてほしいのが、長崎といえば出島。現在、当時の姿への復元を行なっていて、既に一部地区の復元が完了しています。また、これは完全に私的な楽しみ方になってしまうのですが、1つ紹介させてください。
2017年、出島に”出島表門橋”が架橋されました。橋は基本的に、両端の橋台で重さを分担しているのが普通ですが、出島は国指定の史跡に指定されており荷重をかけられません。そのためこの橋は出島側に一切重さが掛かっていない、構造的にも大変優れたデザインの橋で、日本では唯一ここにしかないんです。
そんなことも考えながら見てみると、少しだけ知見が広がる旅になるかもしれません。

天気が良ければ軍艦島クルーズも必見です。かつて炭鉱で栄え、現在はそれらの遺構がそのまま廃墟群となっているこの島。計3時間以上の上陸ツアーが多いため、時間に余裕のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。
多数のツアー会社が船を運航しているので、よくプランを練って自分に合ったツアーを探してみてください。

ユニ旅〜諫早・島原半島編〜

長崎市内には行ったことがある、他に良い所ないかなあという方、せっかく長崎の中心諫早を訪れたなら、少し足を延ばして島原半島観光はいかがでしょうか。
島原半島への観光には、島原方面への鉄道・バス・帰りの長崎空港へのバスが乗り放題となるお得な切符が用意されています。
試合後は、諫早駅からバスで約50分ほどのところに位置する雲仙市の小浜温泉へ。温泉宿で美食を味わい、ゆっくりと観戦の疲れを癒しましょう。
こちらの小浜温泉には、日本一長い足湯や、食材を持ち込んで温泉の蒸気で自由に調理ができる蒸し釜、海上露天風呂など、ここならではの面白いスポットがたくさんあるのでぜひ体験してみてください。

翌日はバスで雲仙地獄を経由して島原市に抜けるルートがオススメ。

島原市は城下町として、そして水の都として有名な街。島原へ着いたら、鯉の泳ぐまちと云われる街なかを散策してみましょう。至る所で水が湧き、綺麗な水路が張り巡らされた美しい風景に心が洗われます。
また、途中湧水庭園四明荘やしまばら湧水館に立ち寄れば、湧水を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

歴史好きには島原城や武家屋敷群も欠かせないスポットでしょう。現在の天守閣は近代に復元されたものとなっていますが、内部には島原の乱の資料などが残され、この地独特のキリシタン文化を感じられるスポットとなっています。

せっかくの乗り放題切符なので、帰路は島原鉄道で。島原から諫早まで、ずっと有明海沿いを走るこの路線。幸福の黄色いハンカチという名映画の舞台となったこのローカル線に乗り、最後まで旅情たっぷりの遠征を味わってみては。

あとがき

今回のふらっとアウェイツーリズムは長崎県についてご紹介しました。
他にも皆さんのオススメスポットや、実際に巡ったスポットがあれば#オレラグで教えてください!
それでは週末、長崎でお会いしましょう。
今週1週間、ファイトです!

なるかわ
なるかわ
直江津出身新潟市西区育ち、東京在住。少年サッカーのチームメイトだった新太選手の活躍に感涙の日々。全国各地の景観をデザインするお仕事の傍ら、日本地図を愛読しもっぱら空想旅を繰り広げている。純喫茶と温泉巡りが趣味。猫派。