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オレラグ

初訪問【展望】第25節 京都サンガF.C.戦

2020年10月9日

こんにちは。

金木犀が香り、服装と布団の温度調節にしくじってちょっとのどを痛めたりしちゃう季節です。
そんな秋真只中のこの時期といえばバスケシーズン到来の季節でもあります。先週末にいよいよ20-21シーズンのBリーグが開幕しました。
昨シーズンは新型ウイルスのため途中でやむなく打ち切りとなってしまいましたが、入場制限を設け、多少レギュレーションを変更しながらも無事今季の開幕を迎えました。

我がアルビレックス、新潟アルビレックスBBは横浜との開幕カードを1勝1敗という成績でスタートしました。勝利した2戦目のラスト数分、何とか逃げ切ってくれと力が入り、終わった瞬間一気にグッタリする感覚はまた今季も始まったなと改めて実感させてくれました。
正直ヘッドコーチも交代して、選手も大きく入れ替わったのでどんなチームなのかはこれから見ていきながら知っていく感じではあるのですが、いつものようにアルビレックスを応援しつつ、バスケ自体を学びながら楽しんでいこうと思います。

ホームで強い京都

さて、サッカーの話に移ります。
久々のオフを挟んで、今節からは今季4回目の5連戦がスタートです。
これまで戦ってきた3回の5連戦は、1回目が2勝2分1敗、2回目が2勝1分2敗、3回目が2勝2分1敗ということで星勘定でいけば五分以上はキープしていますが、勝ち点でいえば最大15ポイント奪える内の多くて半分しか取れていません。何とか今回は3勝以上で且つ10ポイント以上取りたいところです。

そんな4回目の5連戦の初戦は、今年完成したばかりの新しいスタジアムに乗り込み京都サンガFCとの対戦になります。
京都は現在勝ち点38の5位ということで我々の1つ上にいます。勝てば逆転できるという意味でも非常に大事なビッグゲームです。

前回は13節に対戦して1-1の引き分けでしたが、実は11節から16節まで勝ちなしが続いていたということで、その頃が京都は今季最も苦しんでいる時期でした。
それ以降は3連勝もあって立て直しに成功し、連敗を止めた17節以降は8試合でたった1敗しかしていません。ちなみに連敗中最後の相手だったのが大宮で、ここ8試合で唯一の1敗というのも大宮です。さらにその1敗は今季から新しく使用しているサンガスタジアムbyKYOCERAでの初黒星でもありました。新しいスタジアムで京都に初めて土をつけるという素敵な役目は我々が担おうと思っていたので、余計なことをしてくれたなという気もしますがまあそんなことはどうでもいいです。

とにかく最近の調子は悪くないですし、9月の終わりには今季からマリノスに移籍していた仙頭がレンタルで帰って来て選手層も厚くなっているので非常に厄介なチームになっています。

なんてたってウタカ

これは前回対戦の展望でも書いたのですが、やっぱり京都で一番のポイントはピーターウタカということになるでしょう。今季ここまで17得点で得点ランキングの首位を独走しているわけですから、こればっかりはそう言うしかありません。

前節も、新監督初陣ということで心機一転して良い内容のプレーを見せる磐田に対して、京都としてはなかなか自分達のリズムでやれる時間が少ないゲームでした。それでもウタカが圧巻の決定力で2ゴールを奪い逆転勝ちを収めており、改めて個でなんとかできるパワーをまざまざと見せつけていました。
前回対戦では前の試合から中2日ということも考慮してかベンチスタートから後半残り数分出場しただけだったので、ある意味助かったというか、彼の脅威に晒されることはほとんどありませんでした。しかし今回は1週間空いての試合ですからほぼ間違いなくスタメンで来るでしょう。
また彼自身の脅威だけでなく、彼が下がってボールを受けようとする動きと連動して中盤の選手が前線へ飛び出すという形もどんどんよくなっている印象があります。ここに関しても要注意しておきたいところです。

マイボール時のリスク管理

もちろんウタカだけ抑えればいいわけではありません。
チームとして注意すべきことを挙げるならば、それはやっぱりカウンターなのかなと思います。

前回対戦のポゼッション率は新潟が62%で京都が38%だったのですが、これは今季京都の最も低いポゼッション率でした。それからお互いにやり方は特に変わっていませんから、京都のホームなのでもう少し差は縮まると思いますが恐らく新潟がややボールを持つ展開にはなると思います。
それを前提として新潟が気をつけたいのは、ビルドアップでのミスとプレスを掛けた後に奪い切れず中盤でのルーズボール争いとなり、そこで後手を踏んでしまう場合です。

ビルドアップのミスに関してはポゼッションを志向している以上、常に抱えているリスクではあるので今節だけ特別な話ではないのですが、失ったらそれを仕留める強烈なフィニッシャーがいるのでやはり警戒しなければならないでしょう。
そしてルーズボール争いの方ですが、こちらの方がより起こる確率は高くて気をつけなければいけないことかなと思います。正直京都はビルドアップから崩す形というのはそれほどバリエーションが豊富ではないので、前回対戦同様プレスを掛けることはするべきだと思います。
ただそこで奪い切れずルーズボールの争いになった時に、京都は技術の高い選手が多いですから拾ってワンタッチ、ツータッチでかわすことができ、そこから素早く縦に入れてフィニッシュということは強みとして持っています。

京都は縦へのシンプルなフィードや逆へのサイドチェンジなどもよく見られるチームですが、新潟としてはそれを恐れずにしっかりコンパクトにして片方へ追い込み、逆サイドは捨ててでもボールサイドや中盤ではしっかり人に付く意識は強くもっておきたいところです。

引き出せ、釣り出せ

ここ最近の戦いを見ると基本的には3-5-2(5-3-2)で戦っているので恐らく今節もこれで来ると思います。
この形であれば前回の展望記事にも書きましたが、プレスが掛けづらいSBを起点にすることと、そこを起点にしつつ横に素早く動かして相手の3センターを揺さぶることでライン間や選手間のスペースを狙うということが肝心になってくるでしょう。

ただ前回対戦ではそんなことを予想しておきながら、蓋を開けてみると3-4-2-1(5-4-1)で来られて、結局前半は堅い9人の守備ブロックの外を回る時間が長くなってしまいました。だからひょっとすると今節もこの形で来る可能性はあります。
その場合大事なってくるのは、いかに相手を前に釣り出してスペースを作り出すかということになってくるでしょう。
島田が下りて後ろを3人にするビルドアップの際に、京都の5-4-1というブロックにおける4のサイドに入るシャドーの選手を、その島田や開いたCBで引き付けることで中盤中央の人数を減らす、もしくはサイドをWB1人だけにする状況を作って運び出せるといいのかなと思います。この時、前節の後半のように至恩がサイドに開く形にしておくことでサイドに数的優位を作れるのがベストなのかなとも思います。

まあ毎度そうですが今回のも言うだけは簡単であって、実際実行するのは難しいことではあるのですが、とにかく相手のシステムがどちらの場合にしても、サイドで起点を作りそこから縦パスが出せるかが攻略へのポイントになってくるかなと思います。

最後に

冒頭に秋ですね、みたいなことを書きましたが、今週は白鳥もやってきたということで、もう冬がそこまで来ていることも感じさせられます。

白鳥が来たということは、つまり白鳥をマスコットに持つアルビレックスの季節が今年も来たということです(無理矢理感は気にしない)。

今季初の3連勝を目指しましょう。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。