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オレラグ

由々しき事態【展望】第27節 水戸ホーリーホック戦

2020年10月17日

こんにちは。

非常に難しい。
どういう気持ちでこれを書いていいものかということと、次の試合を迎えればいいのかということです。
まず問題を起こしてしまった2人に関しては前節の戦評の最後にも書いたように反省するしかありません。残念ながらまだこの世界にタイムマシンはないのでやってしまったことを過去に戻ってやり直すことはできないですから。とにかく反省あるのみでしょう。
そしてクラブの対応です。
正直細かい部分において何がどの程度間違っていたのかは整理できていませんが、大きな疑問や不信感を抱いた方が自分の見ているSNSの中だけでも少なくない数の方がおられたということは、つまりそういったことを感じた人は間違いなくもっとおられるということでしょう。その時点でマズイことです。

臨時取締会もあるのでまだ続報を待つ必要もあるでしょうし、繰り返しになりますが自分の中で把握し切れていないことも多いと思うので、あまり掘り下げることはできませんが、何とも言い難い心模様です。

波あれど連敗なし

とはいっても次の試合は普通に来るでしょう。っていうか来ます。
幸いアルビレックスから気持ちが離れることはなさそうですし(そうなってしまう方がおられるということ自体は何の不思議もないくらいの問題だとは思いますが)、ただただシンプルにサッカーは好きなのでいつものように書いていこうと思います。

今節対戦するのは現在勝ち点35で10位につけている水戸ホーリーホックです。余談ですがうちと勝ち点差は5しかないのに順位は5つも違って、さらに前々節開始前は1つ上にいたはずの京都が現在うちの4つも下にいるということで、改めて通常通り大混戦なリーグ戦だということを感じます。

さて先に前回対戦を振り返ってみますが、7月の終わりの第8節にホームで対戦し、至恩のスーパーミドルによって1-0で勝利したというゲームでした。あのゴールを見た時とっさに「やばい、連れてかれる」と本気で思ったものですが、現時点でまだそういった話しは見聞きしませんし、変わらず10番を背負って活躍してくれているので一安心です。

そんなことはまあ今考える必要もないし考えたくもないので置いておくとして、その対戦以降の水戸についてですが、成績で言うと7勝7分6敗ということで、2節前の千葉戦の試合前インタビューで現状の手応えについて聞かれた秋葉さん自身も仰っていたように「波がある」と言えそうです。
ただ、確かに勝ったり負けたり引き分けたりと安定していないのは事実としてありつつも、今季の水戸はここまで連敗がありません。現状全22チームの中で連敗がないのは首位の徳島と水戸だけということで、そういった強さやリバウンドメンタリティみたいなものがあると言えるのかもしれません。

リーグNo.1

前回対戦時も展望記事でリーグ3位の得点力ということを紹介しましたが、あれから2カ月半が経った現在は、26試合で45得点ということでついに堂々の得点数リーグ1位に躍り出ています。
21節では北九州相手にアウェーで3点奪っていたり、前々節千葉戦でも同じくアウェーで5得点の爆発力を見せていました。

攻撃の中心を担うのは、共に二桁得点を挙げているエースの中山と10番の山口です。中山に関しては前節も途中出場から2ゴールを挙げて勝ち点奪取に貢献しています。裏に抜ける動き出しもそうですが、現状彼がチームの中で最も前線の起点となれる収まりどころといった印象です。
また山口に関しては、より中盤に下りて受けたりサイドに流れたりするアタッカーとしてチームの急先鋒となっています。
さらにアレフ・ピットブルもここ最近スタメンの機会が増えていますし、新潟ユース出身で前回は残念ながらベンチ入りもしなかった奥田も、9月以降出場機会が一気に増えてきて現在も4試合連続でフル出場中です。
以前より信頼を勝ち得た多士済々な攻撃手が増えていることは間違いありません。

そんな水戸に対して新潟としてはできるだけ前から激しくプレスを掛けたいところです。
前節の水戸は後半の頭から3人を入れ替えて、そこから前線の動き出し(特にスペースへの抜け出し)が増えてそこをシンプルに使いながら全体を押し上げてリズムを掴んでいました。この動き出した前線への供給元にしっかり寄せて簡単に蹴らせないことで相手のラインを上げさせないことは大事になってくるでしょう。
また、山口や奥田、さらに松崎や森、村田といった2列目から前線を流動的に動きながらライン間でボールを受けて細かい連携で崩す形もあるので、やはりそれも、そもそもそこへボールを入れさせないようにプレスを掛けることが一番効果的だろうと思います。

その他いくつか紹介したい事

波があるということを書きましたが、ここ最近は1試合の中だけでもそうなってしまうことがあるようです。
前半全然うまくいかず後半頭から3人一気に替えてリズムがよくなった前節の松本戦はその典型ですが、24節の岡山戦は逆に前半よかったのに後半失速してしまうパターンでした。

また、リーグで1番得点が取れるチームでありながら、失点も38でリーグワースト5位の多さとなっており、守備に関してちょっとあっさり失点を喫してしまうことも少なくありません。
前節に関してはセットプレーやクロスからのマークが付き切れずにピンチを招くという課題を残していましたが、それ以外の何試合かも見た限り、前からプレスを掛ける守備をベースとして強みにしている事もあって、そこを剥がされた場合やブロックを敷いて守る際に人数はいるけどふと人やスペースが空いてしまうという場面もいくつか見られました。かさむ失点の多くはもったいないシーンが多いのかなという気がします。

そしてこれまでの傾向からすると、水戸は相手が3バックの場合3バックでスタートすることが多いので恐らく今節はいつも通り4-4-2でくるかと思います。また以前に比べて試合中にシステムを変えることも少なくなっている印象でした。前節同様4-4-2のがっぷり四つの構図になると思いますが、守備の際は先程も書いたように前線へ蹴らせないくらいの激しいプレスが理想でしょう。
攻撃の際は多少ゆっくりになったとしても焦れずに急がずボールを回しながら相手を動かすことができれば、相手のもったいないプレーが起こる確率は高くなってくるでしょうから、じわじわ追い込んでいければいいのかなと思います。

最後に

ようやく今節からうちのゲームでもアウェー席解禁です。
そんな試合を前にしたタイミングでこうして悪いニュースがあり、どういった雰囲気になるのかは分かりませんが、とにかく大一番に敗れてしまった次というのは大変重要です。ここでガタガタッと崩れるのか、それとももう1度踏ん張れるのかの分かれ道です。

久々に現地で観戦される方も多いでしょうから、そういった方も熱くなれるような試合、そして勝利を見せてほしいなと思います。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。