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オレラグ

税は10% 勇気は100% 君は1000%【Preview】第35節 鹿児島ユナイテッドFC戦

2019年10月4日

こんにちは。
やっぱり上がりましたね、消費税。
平成の幕開けと共に3%から始まった消費税は令和という新しい時代を迎えて10%まで来ました。そうなると、また次の時代を迎えるころには20%くらいになってるんですかね。すいません、適当なこと言いました…。
それにしてもあの軽減税率ってのはなかなかめんど……いや、興味深い制度ですね。海外なんかだと別に珍しいものじゃないみたいですけど、どこの国もこんなに複雑なものなんでしょうか。
10%と8%の札を右手と左手に持って提示される商品はどっちでしょう?みたいな旗揚げゲームとかしたら赤とか白みたいなスタンダードなやつより断然難易度高いでしょうね。すいません、適当なこと言いました…。

シビアな残留争い真只中

時事ネタにまつわるくだらない話しは置いといて、本題いきましょう。
先週、今週とホームの連戦になっています。今節デンカビッグスワンに迎えるのは鹿児島ユナイテッドFCです。

鹿児島は現在勝ち点30で20位に位置しており(1試合未消化)、降格圏である1つ下の栃木とは2ポイントの差しかなく、まさに残留争いの渦中という厳しい状況です。
前回の対戦は6月29日の第20節でしたが、鹿児島はその試合で敗れたのを皮切りに今季2度目の5連敗。8月に入って3勝1敗1分と持ち直したかに見えましたが、9月は全敗。今節の新潟戦は今季3度目の5連敗を阻止すべく臨むゲームです。
少しその前回対戦を振り返っておくと、鹿児島に先制されながらもレオとフランシスのコンビネーションによるカウンターが見事にハマって、3-1の逆転勝利を収めたという試合でした。ちなみに將成がスタメンに抜擢されてプロデビューした試合でもありました。

一貫+ルカオ

最近の数試合を見ると、基本的にやっていること、戦い方は良くも悪くも変わらず貫いているように見えます。
ボールを大事にする、ポゼッションを是として後ろから丁寧にビルドアップしつつ、前線の選手は相手のライン間や選手間のスペースに入ってそこへ後ろから積極的に縦パスを入れます。そこから少ないタッチで3人目の動きなんかを織り交ぜながら崩していくという形です。
守備もハイプレスというわけではありませんが、ラインはある程度高く、そしてコンパクトに保ち、陣形が整って取りに行けそうな場合はサイドを替えさせないように前線が外を切りながら寄せて、無理であれば忠実に外へ追い出します。
奪われた後の速い切り替えが機能している時は相当厄介な相手ですが、そこの強度や精度は試合ごとにバラつきがあるということも含めて、これらの基本的なことは前回のプレビューでも書いたかと思います。

変化したところを挙げると、夏に加入した選手によって少しだけ高さが加わりました。CBのヨン・ジェミンとFWルカオはそれぞれ182cm、191cmの選手なので、これで180cm越えのフィールドプレーヤーは5人になりました(これでも十分少ないとは思いますが)。
特にルカオは28節の愛媛戦でデビューするとそこから7試合連続のスタメン、ここ3試合に関してはフル出場も果たしており、すでに欠かせない選手になっています。丁寧にボールをつなぐ戦い方自体は変わっていないと書きましたが、ちょっとだけルカオへシンプルに長いボールを蹴るケースも増えたようには思います。ちょっとだけですが。
またルカオ自身のことで言えば、190cmあり懐が深くポストプレーができるのは前提として、真ん中にドンッと構えて待つというよりかはサイドに流れて起点を作れる、動けるタイプのように見えました。さらに真ん中で待つにしろサイドへ流れるにしろちゃんと味方を使えるタイプでもあるようなので、食いつき過ぎず、だけどタフに、新潟としては警戒しておきたいところです。

分かりやすい展開

やっているベースは変わらないので、試合展開や狙いどころも前回対戦とそれほど変わらないかと思います。
鹿児島がボールを大事にするチームというのはリーグで5位タイのポゼッション率というデータからも裏付けされています。だからボールを持つ鹿児島とブロックを作って守る新潟という構図になるのは想像に難くありません。ただこの構図自体は、持ちたい鹿児島とある程度持たせた方がうまくいっている新潟なので両チームの優劣を判断する指標にはなり得ないでしょう。単純にこういう構図になりそうだよねということです。

そしてそんな構図の中で新潟としては当然前回対戦同様カウンターが大きな狙いどころになってきます。SHが絞りSBが上がって人数を掛けて攻めてくる鹿児島は後ろに大きなスペースが生まれやすい構造です。戦い方は変わらず貫いていることについて前の項の冒頭で“良くも悪くも”と付けたのは、そんな弱みに対してそれほど明確な手立てを新たに打っているようにはここ数試合を見る限りは見えなかったからです。
したがって、鹿児島が人数を掛けて攻めてきている時の背後、特に高い位置まで来ているSBの裏はしつこく狙っていきたいですし、前回対戦でも活躍したフランシスのスピードが久しぶりに発揮されるシチュエーションは作りやすいかもしれません。

また、相手のGKはビルドアップにも積極的に関与するためか、比較的高い位置にいることがよくあります。これは前節初めて起用された山岡も、それまで主力として出ていたアン・ジュンスもそうでした。だからそこは常に頭に入れつつ意表を突いたロングシュートなんかも1回くらい狙ってみてもいいかもしれません。

気持ち高めに守りたい

相手の間に入ったり3人目を使って崩したりというのが上手な鹿児島ですが、いかんせんシュートを打ち切れなかったり、精度が悪かったりするため、高いポゼッションに見合うほどチャンスやゴールは多くない印象です。新潟としてはここ最近ブロック守備がある程度機能していることや、苦し紛れながらでも水戸を完封したことを自信にして守ることができれば、それほど恐れることはないのかなとも思います。
ただ、前回対戦でもやっぱり間に入る選手を捕まえ切れずに前半45分は特に押し込まれてしまいましたし、今週の日報コラムで黒河さんも仰っていましたがブロックを作って守るのはいいとしても、「ゴール前にボールが入ってくるということは、その分失点の可能性も高くなる」というのは間違いありません。
無理に前からプレスを掛けろとは思いませんが、もう少し早い段階に先手で奪いに行くような守備ができればさらにリスクは減らせるのかなとは思います。

イベントもたくさん

今節の鹿児島戦はNegiccoが来てくれるそうですよ。
さらに先着15000人に新之助のパックご飯ももらえるらしいです。ありがたい。
秋の大収穫祭、楽しみにしたいと思います。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。