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アルベルトアルビ1年目の成果。一方でサポーターは…【オレンジノート】

2020年12月18日

こんにちは、新潟大学アルビレックスプロジェクト代表のニシザワと申します。早いもので今シーズンも残り1試合となりました。今シーズンは新型ウイルスによる中断、観戦スタイルの制限、不祥事などなど大変なシーズンでしたね……

結果だけみれば昇格も逃し悔いが残るシーズンでしたが、アルベルト監督の就任に伴いアルビレックス新潟の新たなステージへの挑戦が始まり、今までとは違うプレースタイルがありわくわくするような試合も多かったと思います。今回はそんな2020シーズンを個人的意見として振り返っていきます。

アルベルトアルビ1年目の成果

まずは今シーズン一番の変化、プレーモデルについてです。アルベルト監督が目指したのは「ポゼッションサッカー」、パスワークで相手を崩しボールを支配することで主導権を握るというものでした。ただしこのポゼッション、本気でやろうとするとお金がかかるんですよね(笑)。というのも、狭いエリアでも輝ける高いテクニック、数的不利のカウンターを受けても止めるスーパーなDF、あるいは後方からのビルドアップを支える足元のうまいGKなどが必要だからです。これに関しては、小島選手やマウロ選手といったレンタルを活用した補強はありましたが、それ以外ではアルベルト監督が既存の選手を育てることで明らかに昨年までとは動きが変わった選手がいました。至恩選手や堀米選手、史哉選手などなど他にもみなさんの中で思いつく選手はいると思います。

あと田上選手のように特殊な役割を担うSBという発明もありました。下地を作るべき1年目にこれだけの成果をあげ実際に(昇格とはいかなかったものの)結果を出したアルベルト監督、ぜひ信じて来シーズンに臨みましょう!

一方でサポーターは……

このようにピッチ内では多くのメリットが見られた一方で、私自身かなりのデメリットが見えた場所があります。それが私たちサポーターです。新型ウイルスの影響でチャントが歌えなくなり、サポーターの雰囲気がダイレクトに伝わるようになりました。そんな状況でよく聞こえるのが、後ろから繋ぐスタイルをやっているのに「蹴り出せ!」、パスコースもなく相手と1対2の状況で「仕掛けろ!」、前の選手が抑えられているのに「前出せ!」と酷いものです。そしてこの種の声は申し訳ないですが年齢層の高いサポーターから聞こえる頻度が多いです(もちろん若い人もいますが)。時代が変わればサッカーも変わり、後方からのビルドアップは今世界中の強豪クラブが実践しています。ましてやアルベルト監督はバルセロナで育成に携わってきた人であり、欧州の現代サッカー論を取り入れることは必然といえます。

そのため私はサポーターのみなさんに「サッカー観戦力」をアップデートしてほしいと思っています。私が以前読んだ本に、元ベガルタ仙台監督の渡邉晋さんが書いた「ポジショナルフットボール実践論」というものがあります。その中で渡邉さんは「ビルドアップをやり直すためGKへバックパスをすると、スタンドからブーイングが起きる。私はわざとサポーターに聞こえるように「それでいい!」と選手に言っていた。」と書いていました。どうですか?今のアルビの状況も他人ごとではないですよね。最近はドラムの解禁もあり中心部がリードをしてくれているので、再開当初ほど酷くはないですがそれでもまだ声は聞こえます。サポーターがクラブの足を引っ張るなど絶対にあってはいけません。このオフシーズン、少しでもいいのでサッカーを勉強して2021シーズンに自身を持って応援できるようにしてみませんか。

終わりに

色々書きましたがこれは新潟大学アルビレックスプロジェクトではなく、私個人の意見です。私は海外サッカーも含め年間150試合以上見る戦術好きのサッカー変態です(笑)。そのためアルベルト監督のサッカーも毎試合興味深く考察していますが、このようなスタイルが肌に合わないという人もいるでしょう。それでも「J1昇格」という同じ目標を目指しているので、少しでもこちらの世界に興味をもってくれたら嬉しいです。来シーズンも共にがんばりましょう!

今後とも新潟大学アルビレックスプロジェクトをよろしくおねがいします!

新潟大学アルビレックスプロジェクト
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