モアブログ
【U-18 NIIGATA SHOCK BOYS】聖籠の奇跡と関東在住の方へ
2013年11月1日
こんにちは!前回ユースについて書かせていただいた渡辺恭平です。
今回は先週末、劇的な幕切れとなったJユースカップ・グループリーグ最終節の町田ユース戦を振り返っていきたいと思います。
まず町田戦前の順位表が下の表です。
順位 | チーム | 勝点 | 試合数 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 磐田 | 9 | 3 | 3 | 0 | 0 | 23 | 1 | 22 |
2 | 東京V | 7 | 3 | 2 | 1 | 0 | 9 | 2 | 7 |
3 | 新潟 | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 6 | 8 | -2 |
4 | 町田 | 3 | 3 | 1 | 0 | 3 | 4 | 12 | -8 |
5 | 岐阜 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | 2 | 21 | -19 |
上位2チームが進める決勝トーナメント進出を目指していましたが、その条件はかなり難しいもので
①同時刻に行われる東京Vvs磐田で東京が敗れる
②新潟が町田に勝利し、
③尚且つ得失点差をひっくり返す為に最大9点以上の得点差をつけること
でした。
実はこの試合の前の週には磐田に対して0-6と大敗してしまっていました。
磐田に0-6で敗れた後、数名のゴール裏にあいさつするチームメンバー(2013年10月20日)
磐田に0-6で敗れた後、数名のゴール裏にあいさつするチームメンバー(2013年10月20日)
その負けを引きずってはいないかということも心配していました。
しかしこの明らかに厳しい状況の中、選手は諦めや緊張を見せることなくひたすら得点を狙い続けました。
まずは試合開始2分で吉川圭介君がゴール!そして続けざまに8分鎌田啓義君、10分飯野七聖君、16分福田哲也君と開始早々のゴールから勢いづいて16分までに4ゴールを奪いました。この後鎌田君がもう1点を奪い、5-0で前半を折り返します。会場だった聖籠アルビレッジは風が強く非常に寒い環境でしたが、親御さんやユースを応援するサポーターの声援が得点するごとに大きくなっていきます!「行ける!行けるよ!」と。
選手もこれに応えるように走り続けます。
そしてハーフタイムに5分遅れで始まっていた東京Vvs磐田の途中経過が入り、磐田が1点リードと伝えられました。さらに盛り上がります。
そして後半。50分に五十田航輝君がゴールを決めて6-0。このままあと3点!しかし町田も良いチームで、差が離れようともハードワークし食らいついてきます。なかなか追加点が奪えず、少し焦りがでてきてしまいます。
それでも74分に途中出場の1年生、奥直仁君がゴールを決め7-0。そして終了間際の88分に再び奥君が決め、8-0となりました。これでも大量得点ですが、まだまだ!と選手はボールをセンターサークルに持って行き急ぎます。
その後も再三ゴールを狙いましたが届かずタイムアップ。8-0で終了しました。
どちらの選手もピッチに倒れこみましたが会場からは拍手。
両チームのサポーターがお互いに相手チームのコールをし健闘を称えます。
そして新潟は他会場の結果を待つことになりました。
この時点で磐田の1点リード。よく考えればこのまま終わって得失点差で並べれば得点数で上回る為、新潟が2位になれていました。
しかしそんなことを考えている余裕はなく(苦笑)磐田がもう1点取らなければ敗退と皆、続報を待っていました。
そんな中、磐田2点目という情報が!選手も客席も湧きます!でも「まだ試合終了していない!」と他の新潟サポの方に怒られて全員しゅんとしてしまいます(笑)今だからコントみたいで笑えますが、そこから試合終了までの時間はたった2、3分ではなくとてつもなく長く感じられました。そう、去年のあの最終戦のように…
そしてついに東京Vvs磐田が試合終了。0-2!磐田の勝利!!得失点差で上回った新潟のグループリーグ突破が決まりました!
順位 | チーム | 勝点 | 試合数 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 磐田 | 12 | 4 | 4 | 0 | 0 | 25 | 1 | 24 |
2 | 新潟 | 7 | 4 | 2 | 1 | 1 | 14 | 8 | 6 |
3 | 東京V | 7 | 4 | 2 | 1 | 1 | 9 | 4 | 5 |
4 | 町田 | 3 | 4 | 1 | 0 | 3 | 4 | 20 | -16 |
5 | 岐阜 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | 2 | 21 | -19 |
選手も親御さんもサポーターも歓喜!
残留とはまた違う「上に進める喜び」を味わうことができました。
そのあと試合終了直後の挨拶ではできなかった『万歳』で締めくくり、この試合を終えました。
決勝トーナメント進出を決めた結果、1回戦は11月4日午前11時から、FC KAGOSHIMA U-18と味の素フィールド西が丘で対戦することになりました!
ここから先は新潟では試合がなく関東や関西での試合となり、特に準々決勝まではすべて関東開催となります。
そこでお願いがあるのですが関東にお住いの新潟サポーターの方にはぜひ会場に足を運んでいただきたいと思っています!トップチームと試合が被っていない時だけでもかまいません!
選手の事よく分からないとか大会の仕組みが分からないとかあるかもしれませんがそういうことは僕やいつも応援に行っている方が何でも教えます!
まずは来てみてください!必ずトップとは違う何かを感じられるはずです!
会場を新潟サポで埋めてユースっ子を驚かせちゃいましょう!
よろしくお願いします!
■「味の素フィールド西が丘」はFC東京のホームスタジアムの「味の素スタジアム」とは全くの別物です!
■Jユースカップ公式サイト:https://www.jleague.jp/jyouth/
■アルビレックス新潟ユース公式ページ:http://www.albirex.co.jp/substructure/youth.html
———————————————–
渡辺 恭平
1993年11月11日生まれ。新潟で生まれ新潟で育ち新潟で暮らしている。アルビレックスとはビッグスワン完成とともに出会い、以後ゴール裏で応援。今はユースの応援を中心に活動中。