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【燃え上がれ清五郎】アルビはまるでビートルズ!?
皆さまこんにちは、フロムクレセントの渡辺です。今季はまだ観戦に行けていないのですが、できる限り試合情報はチェックしております。ここ数節は引き分けが多く、また得点が少ないのがなかなか歯がゆいですが、同時に失点も少ないですね。とにかく地道に勝ち点を伸ばしていってほしいです!
さて、この時期は欧州各国リーグが終盤戦を迎え、チャンピオンズリーグも準決勝の真っ只中ということで、愛するアルビの動向も含めて、サッカーファンとしては楽しみが多くて、大好きな時期でございます。そこでちょっと欧州サッカーの話をさせてください。欧州サッカーで、僕は特にひいきにしているチームがあるわけではないんですが、試合内容はもちろん、リーグの最中にバシバシ監督をクビにしたり、監督や選手同士の舌戦だったり、選手のちょっと笑っちゃうようなスキャンダルが向こうのトップニュースに躍り出たりするあたりを、ある種の総合エンターテイメントとして楽しんでいます。
監督の手腕やキャラクター的に好きな人は、ドルトムントのクロップ監督なんですが、以前彼のインタビューで面白い記事を読んだことがありました。
「アーセナルのサッカーはヴェンゲル監督の完璧な哲学によって、まるでオーケストラのようだ。でも少し静かすぎるとは思わないかい? 僕はヘビメタが好きで、常に大音量で聴いているんだ」
というような内容だったと思います。
なるほどー!と納得しました。確かにアーセナルのボールキープとパスサッカーは、緻密に練られたオーケストラのようだし、ドルトムントの鬼プレスと超速攻は、ヘビメタの怒濤のようなギターソロやシャウトのように思えてくる…。面白いことを言う人だなー、クロップさん!という感じです。
そこで我らがアルビは柳下監督のもと、例えるとしたらどんな音楽が奏でられているんでしょう?
アルビのサッカーは柳下体制になってから、戦術的にかなりのハイプレスとそこからのショートカウンターが特徴的で、功を奏していますね。ハマったときなんかは、トップチームでもびびらせまくるほどの勢いがあります。これって先のクロップ監督率いるドルトムントが得意としている“ゲーゲンプレス”という戦術なんですね。ということは、アルビもヘビメタ??
いや、なんか違う…。アルビ、新潟、ヘビメタ。うん、やっぱり違う、イメージ的に。そんな側面はあるけども。ハードでマッチョな感じではないんだよな。
試合内容だけでは括れないとすると、土地柄やスタジアムの雰囲気も加味して…、まず新潟は曇りが多いから気候的にイギリスっぽい。
スタジアムに集まるサポーターは老若男女、ちっちゃい子からお年寄りの方まで幅広い。
そうなるとなかなか特定の音楽ジャンルには絞れないですね。
いや、待てよ。イギリス的で幅広く愛されている……、それってビートルズじゃないかっ!間違いない…!
なんて、こんなことを言い出す僕はおかしいでしょうか。いや、一括りにはできない音楽性を持ち、世代を飛び越えて熱狂できるという偉大な特性を持つビートルズ。アルビ。うん、ドンピシャだ!
というわけでかなりムチャクチャな内容になってきましたが、許してください。僕にとってアルビは、ビートルズのようであってほしいと思うのです。”Jリーグ百年構想”というものがありますが、これはサッカーに限らず様々な競技を楽しめるスポーツクラブを作ることだったり、スポーツを通して世代を超えた触れ合いの場を作ることが主な趣旨ですが、そういう意味ではアルビってバスケもあれば、野球もあるし、スキーやランニングクラブ、レーシングチームだってありますよね。そこでは様々な人達が行き交って、色んな交流があるはずです。こんなクラブって今のところアルビだけです。
ビートルズは100年後も間違いなく語り継がれているでしょうし、ビートルズがきっかけで音楽を始めた人は数に限りがないでしょう(僕もそのひとり)。しかもその影響は音楽だけに留まりません。そう考えるとアルビとビートルズを重ねて見ることは的外れではないと思うのです。これからもアルビには何十年と先を見据えて歴史を刻んでいってほしいし、我々サポーターもその歴史の一部。100年先もアルビがキラキラと輝いていることを夢見て、これからも応援していきましょう!(僕はまず今季初の観戦に行かなくては…!!)
渡辺 賢介
1982年生まれ。新潟県旧亀田町出身。幼なじみ3人で結成されたバンド、FROM CRESCENTのボーカル兼ギターとして2006年にデビュー。
ビッグスワン脇のカナール水上ステージでのフリーライブなどを通して、アルビレックス新潟を熱狂的に応援し続けている。
2012年には公式サポーターズCD『LA FAMILIA』にて、またチームチャントの「蹴散らせ」や選手チャント「三門雄大」のバンドバージョンでも参加している。