モアブログ
【番外編】アルビユニで42.195kmを走ってみたら
2014年10月24日
<モアブログ編集部より> 「スポーツの秋」ということで新潟で新潟シティマラソンが開かれました。今回は「シティマラソンにアルビユニフォームを着て走ろう!」というサポーターの呼び掛けのもとに【アルビ大好きRC】というランニングクラブが結成されました。そのメンバーの川瀬さんから、実際に走ったレポートが届きましたので、皆さんにお届けします。サポーターがレプリカユニを着て42.195kmを走ったら、アルビをもっと好きになったというお話です。なお「アルビ大好きRC」の趣旨はこちら
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はじめまして。今回新潟シティマラソンについて感想を書いてみないかということで、喜んで書かせていただくことになりました。川瀬と申します。
新潟シティマラソンは今年で5回目(10km2回、ハーフ2回で今回はフルマラソン)でしたが、アルビ大好きRCの一員として完走しました。あと7分でした。
川崎戦前に行われたアルビRC結団式での団長選手宣誓=10月5日
本当に幸せな4時間53分でした。39km手前で"5時間"と背中に書いてあるペースメーカーのランナーとその集団にあっさりかわされて、ここまでか…と覚悟して沿道のスタッフの方に時間確認したら、まだ大丈夫!20分以上ありますよ! と言われて息を吹き返しました。まさに地獄から天国でした。
昨年は藤田征也選手のユニフォームで走って、今年は舞行龍選手の下に藤田選手のユニフォームを隠して着ていましたが、ゴール前に捲り上げてアピールする余裕はありませんでした。福島ユナイテッド(J3)サポーターとの並走時間が長くて、ゴール後に、近いうちにJ1で会いましょう。と握手して別れました。
今年は例年以上にアルビ頑張れ!と沿道からたくさんお声掛けいただきました。来年は福島など他クラブのユニフォームを着たランナーにも、○○ガンバレ!と声援をお願いします。クラブ名わからなくても、胸スポンサーの名前を叫ぶと響きます。新潟っていいな。って思うハズです。
特に全力で応援している姿は、目に入るだけで変わってきます。今回一番心打たれた沿道の方は、赤いウサギ耳の被り物をして、スケッチブックを持って飛び跳ねて応援してた若い女性の方です。併走していた福島ユナイテッドの方も、みんなハイタッチしてました。あの方は凄かったです。応援に力入ってるなんてレベルじゃなかったです。おそらく応援するために来られてました。フルマラソンの人だけ走る場所で行きと帰り2回すれ違って、最後一番キツい所でも、合計3回見かけました。
スタジアムでもこの方と同様に、選手の喜ぶ応援を理解して応援してもらえれば一番それが力になると思います。ただ、なかなかすぐそんな応援は出来ないと思います。思いますが、選手の気持ちを考えて、こうすれば選手のチカラになるだろう。って、少しだけ考えてほしいんです。それがわからなければ、とにかく気持ちを込めて全力で応援して欲しいです。その姿勢は相当の力になります。
応援することは愛を注ぐことだと思ってますし、愛する気持ちは伝わります。選手を動かします。
今年フルで走って、30km過ぎから、走って、また痙攣して、歩いて、回復して走ってを繰り返していましたが、徐々に歩く距離が伸びて1kmがとても長く、錯覚するほどでした。最終関門通過タイムが危なかったのですが、係員の方から、あと10分だぞ!急げ!と急かされても走り出せませんでした。
時にはスタジアムで、なんでシュート打たないんだ!とか、審判に対してファウルだろ!とか叫びたくなることありますけど、そういった応援はあまり選手の背中を押すことは出来ないと思います。何で足が遅いんだ!って選手に叫んだ所で、足は速くなりません。アルビ頑張れ!って聞こえたり、真剣に叫んでいる方の姿が目に入ると、動かなかった脚が(痛いけど)動きます。市民ランナーとプロ選手では次元が違いますが、良い応援は選手のチカラになります。
新潟シティマラソンの感想が応援論になってますね。今年も残り○試合で本当に寂しいのですが、アルビを通じて出会った皆様からのアドバイスや応援がなければ、ダイエットで始めたランニングがフルマラソン完走まで繋がることはありませんでした。私はアルビレックスのサポーターや選手、アルビレックスのサッカーが大好きで、応援の虜になりました。大げさかもしれませんが、スタアジアムへ行くと貴方の人生を変えてしまう瞬間に出会えるかもしれません。
来年も新潟シティマラソンにユニフォームを着て出たいです。完走できるかどうかは、皆さんの応援も影響すると思っています。来シーズンもっと幸せな瞬間に立ち会えるように、新潟が相手選手や様々な方面から尊敬されるように、スタジアムで愛を叫びましょう。
川瀬 俊一
1984年生まれ。糸魚川市出身。関東の大学に進学し、大学で清水エスパルスのサポーター友達からエスパルスの試合観戦に誘われ、観戦にはまる。大学卒業後、新潟市の企業に就職。現在はサポーターズバー実行委員会メンバーとして、試合後の幸せと反省点を共有するため活動中。