No.300
大宮アルディージャ戦号2022年2月26日 発行
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プレビュー
見どころ vs OMIYA Ardijaby くりはら
開幕から2つ続けてアウェイである。といってもまだ2月だ。今年は年末にW杯があるからという事情があるのは承知の上で、当たり前になりつつあるこの2月開幕は何かを変えるための地ならしなんじゃないか……なんてことは根拠のない大変穿ったいじわるな見方であろうからそんな考えはこの冬に積もった雪の中にでも埋めておこうと思う。とにもかくにもホーム開幕戦はもう1週お預けとなり、開幕の仙台からもう1つアウェイを経由しなければならないということで、今日いざ乗り込むのは大宮である。
大宮も我々と同じ17年降格だから今季が5年目のJ2である。J2は沼と形容されることがあるが大宮に関して言えば一昨年が15位、昨年が16位ということで2年連続クラブのワースト順位を更新する泥沼に嵌っている。またこのオフは選手の入れ替えも激しく、レンタルでの移籍も含めてアウトした選手の数はリーグでも1、2の多さという未知数な部分が多いチームである。
とはいえ、昨年途中から就任した霜田監督が今季はスタートから指揮するというのは継続という意味でプラスだろう。昨年は霜田監督が就任して以降1試合平均の得点数が上がったという話も新体制会見では出ていた。またその会見では目指すプレースタイルとして「2点取って走り勝つサッカー」という言葉があったのだが、その点で再加入の泉澤や霜田監督の山口時代の教え子である三幸の加入は大きな補強と言える。さらに今季はスローガンに『ひたむき』という言葉を掲げている。霜田監督も「もう1回地に足を付けて」と仰っており、より走ったり体を張ったりといったハードワークの部分を意識付けしているようだ。
前年最終節まで残留争いを強いられたチームが翌年の目標にいきなり「J1昇格」を掲げるというのは時に飛躍し過ぎと思えることもあるが、元々の豊富な戦力+例年通りの強力な補強をした大宮であれば十分にその目標も現実的と言えるだろう。
強敵として最大限の警戒心を持って臨むのは大前提である。それでもまだ2節だからこそ昨年以前からの継続性が大きな強みになりやすい時期でもある。その点うちはこの2年培ってきたベースが多くの選手と共に継続されているという意味で相手を上回れるだけのチーム力があるはずだ。そんなチーム力を臆することなく発揮できればきっとこの記念すべき300号のAlbiWAYも素敵な勝利の思い出として残るだろう。やってやろう。見せてやろう。勝つのは俺たちだ!
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AWコラム
#AW300 スペシャルメッセージ① 成岡翔さんby 成岡翔
アルビFamilyの皆さんへ
アルビレックス新潟を愛する皆さん、お久しぶりです! 成岡翔です。AlbiWAY300号発行おめでとうございます! 記念すべき日にメッセージを届けられて大変嬉しく思います。2021シーズンは幸先のいいスタートを切り、J1昇格を視野に戦いながら終盤戦に失速してしまったアルビですが、積み上げてきた洗練されたパスサッカーで多くのサポーターを魅了し、興奮と感動を与えてくれました。もちろん私もその1人です。監督も代わり新たな選手が加入した新生アルビを、皆さんの変わらぬ想いと熱い声援でJ1昇格へと導いていってください。私も陰ながらとは言わず、アルビ愛を前面に出して応援していきます! アイシテルニイガタ!成岡翔
元アルビレックス新潟選手。現在は都内でのサッカースクール指導を中心に、地方でのサッカークリニック、イベント出演、講演会、TV出演、解説、アパレルブランドのプロデュースや販売など、幅広い分野で活躍中。 -
AWコラム
#AW300 スペシャルメッセージ② 野澤洋輔さんby 野澤洋輔
至福の時間 〜GK編〜
キックオフ45分前。チームの中で1番最初にサポーターのもとへ駆け寄るポジション、それがゴールキーパー。サポーターからの注目を集めコールを受ける時、それはゴールキーパーにとって、サポーターを独り占めできる至福の時間。しかしアウェイでのそれは一味違う。敵地にも関わらずオレンジ色にジャックされたスタジアムは「アルビサポすげーだろ」と心の中に優越感もプラスされ、幸福度アップ! 選手にとってはまさに“俺たちの自慢のサポーター”なのだ。NACK5スタジアム大宮は僕自身、大宮公園サッカー場時代からサポーターと、共に泣き共に笑った思い出深いスタジアム。何かが起こるこのスタジアムで今日も真のオレンジを見せつけてください!アルビレックス新潟 営業部 野澤洋輔
元アルビレックス新潟選手。2000年の加入以来、サポーターから絶大な人気を誇る。19年に現役を引退し、その後は指導者ではなく社員としてアルビレックス新潟に入社。現在は営業部で活躍中。 -
AWコラム
#AW300 スペシャルメッセージ③ Negicco Kaedeさんby Negicco Kaede
新チームに期待
AlbiWAY通算300号の発行、おめでとうございます! そして、お声がけいただきありがとうございます。NegiccoのKaedeといいます。アルビレックス新潟さんの試合を毎試合観るようになってから「毎年冬にはこんなに寂しい気持ちになるのか」と多くの別れを覚悟して身構えていたの……ですが、今年は昨年戦ってくれた選手がたくさん残ってくれてとっても嬉しかったです。新加入の選手や戻ってきてくれた選手たちが加わって、さらにパワーアップしたアルビの躍進を期待しています。新型ウイルス禍以前のような応援はまだ難しいと思いますが、皆さんがスタジアムに足を運ぶことは間違いなく力に変わっていると思います。今年こそJ1昇格へ! 私も精一杯応援していきます!Negicco Kaede (アイドル)
2003年に結成された新潟発アイドル・ユニットNegiccoのメンバー。「にいがた観光特使」を務める。ラジオとサッカー好き。17年と18年に生誕記念ソロシングルをリリース。19年4月、正式にソロ活動のスタートとなるCD-Rをリリースし、活発なソロ活動を行なっている。最新シングル発売中! -
AWコラム
「ちょっと外でLフラッグ振ってくるわ」by hama
横浜の住宅街で、ある日男の子が言ったセリフである。彼はそのままアルビレックスの公式Lフラッグを持って出かけて行った。想像して欲しい。その子は親の転勤で新潟から引っ越してきたばかりだった。彼も両親も別に新潟出身というわけでもなく、ただ数年を新潟で過ごしただけ。しかし彼が過ごした新潟はあまりにも濃かったのだろう。彼は深刻な新潟不足に陥っていた。
彼の父親は息子のその姿に心を突き動かされAlbiWAYを創刊した。その人こそ初代編集長、篠崎である。息子がLフラッグを振る姿は創刊準備号の一コマとして今も公式Webサイトでみることができる。
アウェイに集まった人たちにそれを感じてもらう
今でこそデザインも洗練され様々な人たちがコラムを書き連ねる媒体として体裁を整えているが、創刊時は体制は脆弱だった。紙面の4分の1は「前節の振り返り」と称した僕の観戦記ブログの完全なコピペ。そしてこの瞬間、僕は盗作被害者でありながらAlbiWAYのスタッフ入りが確定した。まぁ、前節のビッグスワンを感じていない人に雰囲気を伝えるという意図は分からなくはない。
紙面が激変したのは2年目からだ。地元の公告会社に勤務するA氏がデザイナーとして加入したのだ。A氏が加入したきっかけは「見てられない。俺がやった方が絶対良くなる」というほっとけない魂だったという。僕は他に自分のブログやMSNのWebコラムを書いていたけどAlbiWAYは楽しかった。それは制作に他の人の手が入るからだ。ブログもある程度デザインされている。でもデザイナーが自分の頭と手でを使って、しっかり配置した紙面はそれとは全く別のものになるのだ。自分が書いた文章に命が吹き込まれる様に感じていたし、現地で人の手に渡っていくのが楽しかった。
AlbiWAYは段取りをする人、人を捕まえる人、字を書く人、絵を描く人、紙面に嵌め込む人、印刷をする人、主催チームに許可を取る人、配る人、そして読む人で成り立っている。関わる人が多い分、多くの人に必要とされ、AlbiWAYは愛される媒体になった。
横浜で少年がLフラッグを振ってから17年。日本全国に「新潟不足」を感じている人はまだまだ大勢いるだろう。17年前に彼がLフラッグを振った思いを受け継ぎ、僕たちは今日もAlbiWAYを配るのだ。そこで新潟を感じてもらうために。
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AWコラム
#AW300 特別企画 あの日のアウェイ① 無茶な私と温かい仲間たち by albistars
遠征大好きな私が印象に残っているのは、2019年4、5月の東京V〜琉球戦です。私は東京V戦直前に膝の前十字靭帯の手術をしました。その入院中にアルビの監督が交代となり、昇格に向けて早くも正念場を迎える事態に。私は居ても立っても居られず、退院の翌々日には味スタへ、翌週には水戸へ、翌月には長崎と沖縄へと応援に行くことにしました。味スタと水戸、長崎は松葉杖を突いて行き、沖縄は前日に松葉杖がとれたばかりでした。
これらの遠征は、普段一緒に応援している仲間が支えてくれたから実現できました。私の為にゴール裏でも座ってサポートできる席を用意してくれたり、移動時は荷物を持ってくれたり。飛田給駅までみんなで30分かけて歩いたのは良い思い出です。水戸ではバスツアーで一緒になった方々に大変お世話になり、長崎では空港でバッタリ会った友人が1日中同行してくれ、夜はサシ飲みと印象深い日でした。沖縄では私の替わりに運転してくれる人と出会い、みんなで沖縄を楽しく過ごすことができました。
私がアルビサポになるキッカケは『温かいサポーター』でしたが、まさに『温かい仲間』を肌で感じることができた、大変貴重な期間でした。
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AWコラム
#AW300 特別企画 あの日のアウェイ② 強い想いとスタジアムが繋いでくれた縁by 誠ボランチ
私にとっての思い出のアウェイは2019年のFC岐阜戦。そこで私はある方との再会を果たしました。岐阜サポーターであるその方と初めて会ったのは2018年アウェイ岐阜戦。試合前にスタジアム近くを観光していたところ声をかけられたのがはじまりでした。遠征先での新たな出会いもアウェイの醍醐味。やっぱアウェイ遠征はいいなぁと感じる出来事でした。
それから3ヶ月ほど経ったホーム岐阜戦後、行きつけの居酒屋でばったり再会! 久しぶりの再会にお互い驚きながらも、軽く話をして別れました。その後もまたどこかで会えないかなぁと思いながら迎えた2019年アウェイ岐阜戦。なんと、スタジアムのアウェイゲート付近で2度目の再会を果たすことに。向こうの方も自分がきっと来てると思い、帰り際に探してくれていたとのこと。再会を願っていたのは自分だけじゃなかったんだ! と本当に嬉しかったことを覚えています。
今やSNSがあれば誰とでも繋がれる時代。そんな時代だからこそスタジアムが繋いでくれたこの出会いはかけがえのないものになりました。応援するクラブは違えど、同じJリーグを愛する大切な仲間が出来た日、それが私にとっての思い出のアウェイです。
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AWコラム
#AW300 AlbiWAYメモリアルライブラリーby AW編集部
AlbiWAYは2005年の創刊以来、一度も欠かすことなく、J1・J2リーグのすべてのアウェイ戦で発行してきました。デザインやコンテンツは変わっているものの、「アウェイゲームをより楽しくする」という理念は変わっていません。そこで歴代のメモリアルなAlbiWAYを創刊予告号から振り返ってみましょう! 覚えている懐かしい試合はありますか?
2005年6月4日(土)発行
ヴィッセル神戸戦号名前が違う! 全く知りませんでした。「Every Away Game」は今も変わらず。(ニラサワ)
2005年7月3日(日)発行
浦和レッズ戦号某チェーン店風ロゴや炎のイラスト、ゴシック体の文字など、手作り感満載です。(hama)
2008年5月3日(土)発行
大分トリニータ戦号08年は本当に苦しかった年。苦しい時の見どころは書きにくいんですよね〜。(SW)
2011年5月28日(土)発行
浦和レッズ戦号東日本大震災が発生し、日程も変更。サッカーを応援できる幸せを改めて感じました。(えりか)
2014年4月12日(土)発行
鹿島アントラーズ戦号これまでで1番期待感を持って開幕を迎えたのが2014年。今年も似た気持ちでいます!(KYO)
2017年3月18日(土)発行
横浜F・マリノス戦号降格してしまった2017年。終盤の巻き返しは凄かった。必ずこの舞台に戻ろう!(はいえん)
2019年8月11日(日)発行
モンテディオ山形戦号超満員のNDスタ。プラネタスワンでオレンジに染まるスタンドは圧巻でした。(ニラサワ)
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とりさわメモ
Vol.2 恋by とりさわ @torifoot8
オフシーズンは、自分が恋愛体質なめんどくさい人みたいな痛さを発揮する時期です。「生活だってあるし夢や目標もあるのは分かってる。でもそばにいて欲しい。私じゃだめかな……?」そんな思いを心にしまいながら日々を過ごします。これが一般的なアルビサポーターのオフシーズンの過ごし方でしょう。今冬もきっと多くの悲しくやるせない、でもなにも咎めることができない移籍があると覚悟してましたが、ほとんどの選手が新潟に残ってくれたのです。こんなに嬉しいことはありません。私の心の乙女が長文LINEで感謝の意を表明したいくらい心が躍りました。残ってくれた愛すべき新潟の選手たちに感謝して、共にシーズンを駆け抜けましょう。
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次節アウェイ情報
次節アウェイ情報 ブラウブリッツ秋田戦by えりか
明治安田生命J2リーグ 第4節 3月13日(日) 13:00 Kick Off
vs ブラウブリッツ秋田
at ソユースタジアムグルメ
秋田名物「いぶりがっこ」とは燻した漬物のこと。大根をナラや桜の木で燻すことで香ばしい燻製の香りを纏い、米ぬかを使って漬けこみます。最近では、チーズやタルタルソースをあわせた食べ方が人気。スモーク風味でカリカリの大根と、ねっとりしたチーズやタルタルの組み合わせはやみつき間違いなしでしょう! いろんなお酒に合いますよ〜。いぶりがっこは秋田駅や道の駅などのお土産コーナーで買うことができます。
観光
モフモフの毛とつぶらな瞳がキュートな秋田犬に会いに行こう! 「秋田犬ステーション」では毎週土日に2〜3頭に会うことができます。触れるのはNGですが、写真撮影はOK。かわいいグッズも販売されていますよ。秋田駅から徒歩約10分、スタジアムから車で約10分。さらに、毎週日曜はJR秋田駅内の秋田犬サテライトステーションでも秋田犬に会えます。それぞれ会える時間帯が決まっているので、ホームページで確認してくださいね。
アクセス
□車で行く/日本海東北自動車道 岩城IC下車、国道7号を岩城方面に進み、約30分。駐車場は秋田市役所駐車場、秋田県庁駐車場、秋田県JAビル、ヤマダデンキ秋田本店、秋田プライウッド株式会社が利用可能。□バスで行く/JR秋田駅西口のバス乗り場から、5路線使えます。2番線:県庁中央交通線140 3番線:県立プール線146、臨海営業所線145 5番線:寺内経由土崎線120、サンパーク線133 秋田中央交通「秋田駅西口」から「文化会館八橋球場前」下車。約15分、片道210円。下車後徒歩5分。直通シャトルバスはありません!
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AWコラム
4コマ漫画 セイゴロー日記 特別版 Vol.100 ツナガルチカラby えす、トトオ
サポートソングス
デンカビッグスワンスタジアム
片道 302.9km (直線距離) /
シーズン通算 1145.0km (往復)
NACK5スタジアム大宮
歴代アウェイ対戦成績
9勝8分13敗30戦
初対戦 1999年/通算対戦成績 21勝19分20敗(60戦)
□編集長=ニラサワ □編集=SW、hama、えりか、KYO、くりはら、はいえん、もう □ライター=とりさわ、albistars、誠ボランチ □イラスト=えす、トトオ □デザイン=ニラサワ □発行=AlbiWAY編集部 □印刷=株式会社グラフィック