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No.308
徳島ヴォルティス戦号2022年6月4日 発行

  • プレビュー

    見どころ vs TOKUSHIMA Vortisby くりはら

    異例の4チーム降格という今年のルールはJ2の生態系を混乱に陥れた意味でウイルス禍による被害例の1つに挙げられるだろう。そんな今季降格してきた4チームは2チームずつでわりとくっきり明暗が分かれた。開幕から突っ走った横浜FCとそこにしぶとく追随した仙台が明。そして思うように勝ち点を積めていない暗が大分と今節対戦する徳島だ。

    今季が就任2年目のポヤトスさんは、前任のリカルド・ロドリゲスさんの下で確立したスタイルの継承を前提に昨年招聘された。結果として1年での降格となったわけだが、それでも続投という判断がなされたのは継続することでまた強くなれる手応えがあったからだろう。しかし今季も開幕の10戦で8分けという沼にハマり、以降連敗も含めて浮上し切れないまま年間の半分まで来てしまった印象だ。この原因の1つとして挙げられるのが得点力不足だ。ポゼッション率はリーグでも基本トップ3というくらい自分達のスタイルを表現しつつ主導権を握る試合は多い。しかしスタイルがハッキリしている分だけ対策もされやすく、また降格組ということで相手が一層警戒を強めてくる。するとなかなかチャンスを決め切れなかったり作り切れなかったりというもどかしい展開で逆に少ないチャンスを活かされているように見える。もちろんだからうちも受け身でやろうなんて話ではない。ただ多少持たれて我慢を強いられる時間は長くなる想定はしておくべきだろう。と同時にその裏にはスペースという名の隙があることを強く意識しておきたい。

    一方得点力不足でありながらも失点はリーグ最少レベルの堅守を誇るチームでもある。これはポゼッションしながらしっかり主導権を握れているからこそ守備の時間自体を減らせているということだろう。そんな堅守の相手だからこそセットプレーは普段以上に重要になってくるはずだ。連戦で準備も大変かと思うが意表を突くようなデザインプレーを期待したい。

    さて、上位にいたらその強さは自分達だけ、つまりここだけの話にはできなくなる。ただそんな厳しくなる警戒を物ともせず勝たないと目標にはとどかない。ヒラヒラとかわしてサクサクと点が取れたらいいが当然そんなうまくはいかない。時に走りだした足を風が導いてくれることもあるが、結局は己の推進力こそが不可欠である。

    ボールを持てるチーム同士の対戦だからこそ、縦、すなわちゴールへの意識で差をつけよう。今夜はすだち酒で乾杯だ! 勝つ!

  • AWコラム

    ジンクスby あんり

    「オレが見に来た試合、まだ負けたことないんだよね」。ドヤ顔しながらこのセリフを言う姿、誰もが1度は見たことがありませんか? この前私の姉の旦那が言っていました。義兄もドヤ顔でした。もっとハマって毎試合見るようになったら悔しい思いもするよ! って言いたいところではありますが、勝利の神様なので静かに手を合わせておきます。そんなこじつけのジンクスについて。

    ジンクスとはアメリカ起源の言葉で、本来は縁起の悪い物事を指すそうです。しかし日本では一般的に善悪を限らず、縁起を担ぐ事象を指すとのこと。今シーズンのアルビのジンクスで言えば「ホームは負けない」でしょうか。私が調べた時点では勝率89%とJ2トップの成績でした。ホーム強いっすねぇ。もっとジンクスらしくこじつけで言えば「土曜日は勝率が高い」とか。土曜日開催は3勝3分で唯一負けてない曜日なんです。あと水曜日と日曜日しかないんですけどね。これまでで言えば「埼スタで勝てない」「川崎相手は互いにホームが強い」「町田はアウェイで勝てない」。年々選手は入れ変わっていくし、チームスタイルも変わっていっているはずなのになぜでしょうか。ジンクスを打ち破れない試合って多々あります。そんなジンクスを打ち破った代名詞は東京ヴェルディ戦でしょうか。2020シーズンまでの対戦成績は4分2敗と煮え切らない結果でしたが、昨シーズンのホーム戦で7-0の快勝から3連勝。あっという間に勝ち越しです。

    ちなみに私のジンクスは「自分が見ないと負ける」です。もはやジンクスと呼んでいいのか定かでないですが。自分が見ていない試合が負けると必ず家族に、ごめん私のせいだわ、って言います。同じ境遇の方いませんか。でも見ていなくてもしっかり勝ってくれるし、見ていたって負けるときもあります。これはジンクスではなく心持ちでした。以前私になぜホームは行けるだけ行って、アウェイもわざわざDAZNを見て応援するのか聞いてきた人がいました。うまく言語化できませんし全てではないですが、要はこれです。だって勝ち試合見たいじゃないですか。負けたら応援が足りなかったのかって思うじゃないですが。サポーターって思っているよりあほなんです。本気で自分の応援が力になっていると思うんです。そのくらい熱くてもいいじゃないか。

    ひとりひとりの良いジンクス、いや縁起を担いで運気高めて、選手に幸運を振りまいちゃいましょう。

  • AWコラム

    チャントが出会いをくれたby きょーへー

    皆さんは好きな音楽はありますか? 僕はわりとなんでも聴きますが、系統で言ったらパンクが好きです。パンクというのは……この説明は長くなりそうなので割愛させてください(笑)。それで、このパンクを好きになった、というかパンクと出会うきっかけになったのがアルビレックスなんです。

    アルビレックス新潟の応援歌(以下チャント)の多くには原曲がありますが、14年ほど前の中学生の頃、僕はそれらを調べて聴くことにハマっていました。当時は今ほどインターネットが万能ではありませんでしたが、アルビレックスのチャントをまとめてくれている熱心な方がいてくれたおかげで原曲の有無がすぐにわかりました。そこでUNICORNだったりPENPALSだったりQUEENだったり、僕の世代ではない音楽と触れることができたんです。

    そしてそんな時に出会ったのが、“GOING STEADY”と“Hi-STANDARD”。この2つのバンドが、オリコンのトップ10しか聴いていなかった中学生の僕の心にぶっ刺さった。今まで聴いたことがない音楽、感じたことない感情の高ぶりに驚いたことを覚えていますし、確実に人生を変えられました。GOING STEADYは『愛しておくれ』という曲をチームチャントに、Hi-STANDARDは宮沢、内田潤、史哉のチャントに『Stay Gold』が使われています。もしこの2組のバンドを知らないという方は、今すぐ検索することをおすすめします!

    その後自分がチャントを作る立場になってからは、自分が好きな曲を使うこともありましたが、それよりも様々なジャンルの音楽を聴いてチャントにすることの方が多かったです。それによってまた新しい音楽と出会うことができることに気が付いたからです。だから80年代アイドルであったり、民謡を原曲にしたこともありますし、それをきっかけにCDを買ってみたり聴くようになったアーティストも多くいます。まさに僕の人生は、フットボールと共に音楽が豊かにしてくれたのです。

    今は新型ウイルス対策のために声出し応援ができず、チャントも身近なものとは言えなくなってしまいました。だけど選手の為に作ったチャントが、ひとりのサポーターの人生を変えることになるかもしれない。そんなアルビレックスとの関わり方もあるんだよというお話でした。僕や歴代の方々が作ったチャントが、皆さんの出会いのきっかけになりますように。

  • とりさわメモ

    Vol.10 アルビで戦う 〜チームとしての総合力〜by とりさわ @torifoot8

    今シーズンの新潟、クラブとしての総力には驚かされます。秋山選手、星選手、早川選手。初先発や初出場した試合でうまくいかなかった部分が次の試合には修正され、チームにアジャストしていました。初先発で2ゴールと大活躍した小見選手。そんな小見選手の活躍に刺激を受けた、同ポジションの至恩選手が次の水戸戦で2ゴール。側からみても良いサイクルが生まれているのではないでしょうか。過去、誰か1人が欠場すれば大きく勝率が下がりました。しかし今では誰が出ても「いつものアルビレックス新潟」がピッチで見ることができます。J1から降格してこのままではだめだ! と誰もが考えていた時から、大きく進化しているのではないでしょうか。

  • 次節アウェイ情報

    次節アウェイ情報 大分トリニータ戦by えりか

    明治安田生命J2リーグ第21節 6月11日(土) 19:00 Kick Off
    vs 大分トリニータ
    at 昭和電工ドーム大分

    観光
    「おんせん県」を自称するほど各地に豊富な温泉が湧く大分県。特に別府は源泉数・湧出量ともに日本一! 中でも私が印象に残っているのは明礬(みょうばん)温泉です。山あいには天然の入浴剤・湯の花を製造している小屋(写真参照)が立ち並び、あちこちから湯気が出て硫黄の香りプンプン。立ち寄り湯の広い露天風呂には青みがかった乳白色のトロンとしたお湯。浸かれば湯舟にふわ〜っと湯の花が舞い上がり、体もふわふわトロけそうです。

    グルメ
    温泉に入った後は「別府冷麺」はいかがですか? 別府市では戦後、旧満州から引き揚げてきた料理人が冷麺を広め、現在も焼肉店や専門店などで提供されています。蕎麦が練りこまれたコシのある麺に牛肉チャーシューや自家製キムチのトッピング、そして魚介を使った和風だしスープはあっさりしていて飲み干せそう。お店によって特徴も異なり、中には特産のかぼすが添えられているところも。大分駅から別府駅まで電車で約15分。

    アクセス
    □シャトルバスで行く/JR大分駅北口から徒歩5分の場所にある要町高速バスのりばより、キックオフ3時間前からキックオフ15分前まで、約15分おきに運行中。約30分、370円。復路は試合終了後20分後までなので注意! □路線バスで行く/JR大分駅北口から徒歩5分の場所にある中央通り3番乗り場より「パークプレイス大分行き(下郡経由)」乗車。「大分スポーツ公園東」下車。370円。また、中央通り6番乗り場より「パークプレイス大分行き(萩原経由)」乗車。「大分スポーツ公園東」下車。410円。

セイゴロー日記

Vol.108あれがおいしい季節ですby えす

あれがおいしい季節です

サポートソングス

ゴイステ
さあ行こうぜ俺の新潟 ラーララーラーラー 俺と共に さあ行こうぜ俺の新潟 ラーララーラーラー 君の為に

デンカビッグスワンスタジアム

片道 718.0km (直線距離) /
シーズン通算 12543.4km (往復)

鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム

歴代アウェイ対戦成績

2勝2分1敗5戦

初対戦 2006年/通算対戦成績 5勝2分4敗(11戦)

編集後記
マイクラブが好調。えっ浮き足立つな? だがしかしなのです。苦虫噛んでるわけもなく口角上がる。順位がいいと背筋も伸びる。若手の躍動にご飯も美味しい。千葉ちゃんの笑顔で空も綺麗に見える、る…? なんにせよすごい効果だらけ。後押ししてるはずが、心身に多大なる後押しをされているSO HAPPY。とはいえまだまだ先は長い。この2022シーズン、後押し押されながら伸びた背筋で顔上げて行きたいですね。(えす)

□編集長=ニラサワ □編集=SW、hama、えりか、きょーへー、くりはら、はいえん、もう、あんり □ライター=とりさわ □イラスト=えす □デザイン=ニラサワ □発行=AlbiWAY編集部 □印刷=プリントサポーターの皆さん