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詰まる所乳酸菌【展望】第7節 モンテディオ山形戦

2021年4月10日

こんにちは。

日々世の中には暗い話題と素敵な話題とが溢れているわけですが、そんな中でも最近ちょっと気になったやつを1つ紹介します。

文科省が行う教科書の検定結果についてのニュースなのですが、そこには申請された内容とそれに示された検定意見とそれを受けて修正されたいくつかの例というものも出ていました。
その中で英語の【r】の発音の説明という部分で、ある教科書に『舌を丸めて犬が怒ったような音を出せば』とあったのですが、『生徒にとって理解しがたい表現』という意見が出され『舌を少し奥に引いて舌先を口の中のどこにも触れさせないで発音すれば』というものに修正された、ということでした。

最初これを見て実際に自分で犬が怒ったような感じでやってみたのですが、個人的にはかなりピンと来ました。
ただ確かに人によっては、特に犬を飼っている方であれば『うちの子はそんな風ではない』みたいなことがあるかもしれませんし、そもそも『犬が怒った感じってどんな感じだよ』っていう方もいるかもしれません。
まあまさに示された意見の通り、人によっては理解しがたいということでしょう。

そしてこのニュースが気になったわけというのは、ここで申請されていた『犬が怒ったように』という説明だけで、果たしてどれだけの種類の発音サンプルが集まるのかということと、それが日本人だと何パターンぐらい出てきて、海外の方だとどうなのか、みたいなことが妙に気になってしまったからでした。
【r】の発音を犬が怒ったようにという説明、みなさんはしっくりくるでしょうか。

冒頭からいつも以上に時節も関係ないどうでもいい話をしちゃいました。
そしてこの話題はあとで上手に回収するような何かの伏線でも何でもないってところがつくづく無責任だなと自省するばかりです。

まあいいでしょう。
今年はAlbiWAYの付け足しとしてやるはずが、ここまでは結局昨年までと同じようにダラダラと書いてしまっていたので、今回は本当に簡単にいこうと思います。

画竜点睛を欠く

引き抜きによる戦力ダウンを最小限にとどめ、補強もJ2で実績のある選手を的確に補強し、開幕前は昇格候補にも挙げられるようなチームでしたが、ここまでは1勝3分2敗で16位という位置に甘んじているのが現在の山形です。

2節のヴェルディ戦で、相手のビルドアップを破壊する速い切り替えによる守備と、奪ってからの効率的な攻めやセットプレーで今季初勝利を挙げましたが、3節からはホームでの連敗を含めて4試合勝ちなしが続いています。

決して内容は悪くありません。
いや、むしろいい内容のゲームを勝ちなしが続くここ最近の戦いでもできている印象です。しっかりボールを持って主導権を握ろうとする中で、ボランチがサイドに下りてサポートしたり、SHが内側に入って受けたりしながらビルドアップもスムーズにできている事は多いです。
またそれ以上に奪われた後の切り替えが非常に速く強くできていることで、素早くボールを回収して自分達のペースにできている時間も長いです。

じゃあ何で勝てていないかと言えば、もうそれは最後の質や迫力が不足しているということに尽きるかと思います。
ここ3試合は必ず15本以上のシュートを打っています。しかし最後の決め切る質が足りなかったり、最後の局面でアイディアが足りずプレーが素直過ぎて止められたり、またはボランチの思い切った飛び出しが少ないがために迫力が出しきれていないという見方もできるかと思います。

さらに今季加入した木戸や堀米といった攻撃的なタレントが相次いで負傷離脱してしまったことも小さくない影響を及ぼしているかと思います。
ただそういった状況もあってか、先週ジュビロからルリーニャの獲得を発表しました。今回の試合から早速出られるのかはよく分かりませんが、こういう遅れてやってきたヒーローが停滞したチームを生き返らせるパターンはよくあります。
チーム自体も1回うまく歯車が噛み合ってしまえば、それをきっかけに勢いが出るように感じられるので、今週がそのきっかけにならないことを対戦相手としては祈るのみです。

リスキーなライン設定

守備に関しては攻撃に比べると不安要素も少なくやれているように見えます。
基本的には速い切り替えで素早く奪い返したり、相手のビルドアップにも前線から中を締めてプレスを掛け、サイドに出たところをガツンと潰したりという形で自陣まで運ばせることすらさせないような守備を見せています。
これまでの失点も流れの中から崩されてということはほぼなく、サイドから一瞬の隙を突かれたか、もしくはセットプレーだけといった具合です。

だからこそそのセットプレーは大事にしないといけないポイントになるでしょう。
CK守備の特徴としては、特に警戒すべき相手1人だけにマークを付けたらあと残りの選手は基本完全なゾーンで守っています。
ゾーンですから攻略法としてはショートを使って陣形を動かすことがまず考えられるでしょう。また、1人だけマークを担当する選手はゾーンに高い選手を優先して置いているため決して大きくない選手が担うことが多いので、そこをシンプルに狙ってフィジカルで制すことを狙ってもいいかもしれません。

また、サイドからのFKに対する守備では、中央に揃えるDFラインが結構大胆に高く設定してきます。さらにそのラインを下げるタイミングもかなりギリギリまで我慢してから下げる特徴があります。
攻撃側からするとオフサイドに引っかかりやすかったり、単純にアプローチがゴールから遠くなってしまう難しさがあったりはします。しかし高い位置をギリギリまで保つやり方は当然守備側からしても広いスペースを与えるという大きなリスクとなります。
だからこのFKの場合も、やはり短く動かしてからファーサイドに入れるとか、フェイントでDFラインに少し揺さぶりを掛けてから入れるといったことは狙ってみても面白いかもしれません。

最後に

ボールをしっかり持つことと、素早く奪い返しに行くというのは新潟と似た特徴と言えます。似た者同士だからこそ1つ1つの球際で上回ることがより重要になってくるでしょう。

似た特徴繋がりで言うと、現在新潟の攻撃を牽引しているのはヴェルディユース出身であるトップ下の善朗ですが、山形も攻撃の中心はヴェルディユース出身でトップ下を任されている南です。
単純な技術が高いのは当然ですが、幅広く動いてサイドの選手とも連携を見せますし、フリックやワンツーなどを駆使して前線の相棒であるヴィニシウスと狭いところを抜きにかかるプレーもできます。

自チームの手綱を握りつつ、より試合自体を掌握するのはどちらか。
ヴェルディユース出身対決も楽しみな見所です。

たぶんおもしろい見応えのある試合になることは請負かと思います。
だからこそ勝ちたい。
いや、試合がつまんなくたって勝ちたいのは変わりません。というかそもそも何がおもしろくて何がつまんないかはそれこそ人によって違ってくるでしょう。
ただ結局一番分かりやすいバロメーターは、やっている選手達がおもしろいとか楽しいと感じられるかということに尽きます。彼らがピッチ上で楽しいと思える中で勝てればそれに越したことはありません。それが結局見ている側のほとんども楽しいと思えるものでしょうから。

何だかんだまたダラダラと長くなっちゃって、最後も何が言いたいのかグダグダしましたけど、とにかく今年もお隣さんに勝ちたい。それだけです。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。