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アルビ 盆バイエ【展望】第25節 ジェフユナイテッド千葉戦

2021年8月13日

こんにちは。

今週はなんだか試合の受け止め方や反応の仕方がいろいろ盛り上がりましたね。
ここでも何度か書いている気がしますが、基本的に自分の場合アルビレックスに対しては甘々のゆるゆるなのですが、大宮戦に関しては到底納得できるものではなく、だからこそすぐに切り替えたり前向きになることもできませんでした。

それでせっかくだから自分もこの件について思ったことをこの冒頭部分で少し書こうかなとも思ったのですが、やめときます。
というか昨日アップされたオレンジノートの最後の方に深く頷ける言葉をもう書いてくれていたので、わざわざまたここで繰り返す必要もないかなという感じです。まだご覧になってない方はぜひそちらをどうぞ。

中位のザ・平均

さて、真の応援者にはまだまだなれそうもないサポーターの端くれが今回も週末の試合についてあーだこーだ書いていきます。

前節が月曜日だったということで中4日のゲームとなる今節は、アウェー・フクアリにて現在10位につけるジェフとの対戦となります。

とりあえず前回対戦を振り返っておきましょう。
前回うちのホームで対戦したのは5月1日の第11節。
その時は開始早々にCKからカイトのゴールで先制し、さらに後半18分には至恩のパスからこれまたカイトが自ら持ち込んでニアサイドを打ち抜き、結果2-0の勝利という試合でした。
改めて見ましたけど2点目に繋がる至恩のスーパーターンやっぱりやばいですね。前節の悔しさをばねに今節はやってくれると信じてます。頼むぜ至恩。

さてそんな前回対戦以降のジェフですが、うちに敗れた後に7試合負けなしがあったり、中断前も4試合負けなしからの天皇杯では川﨑をPK戦まで追い詰める戦いを見せたりと、順位こそ今季は最高で9位までしか上がれていないですが、決して悪くない戦いを続けている印象です。
いや、前回対戦以降の13試合においてはうちよりも少ないたったの3敗しか喫していないので、悪くないなんて偉そうに言うのはよくありませんね。

ただそれにしてもここまでの成績が8勝8分8敗。得点と失点も24試合終わってどちらも24。つまり1試合平均1点ずつということで、順位こそ10位なので完全にど真ん中ではないですが、ザ・平均といった成績は逆に見事といった感じです。

人数を掛けた堅いブロック

さて、そんな負けの少ない戦いをしばらく続けられている1つの理由としては、3-4-2-1というシステムによる戦い方がハマって全体のバランスがそれまで以上に整ったということが言えるような気がします。

開幕当初は4-4-2で始まり、7節で貴章対策を名目に3-5-2へ変更したというのは前回対戦の展望でも書いたのですが、その流れで臨んだうちとのゲームでは開始からうちにいいようにやられしまい前半の早い段階で3-4-2-1へ変更しました。その試合自体は先程も書いた通り結局ジェフは敗れてしまったわけですが、それ以降はその3-4-2-1を基本としながら戦うようになって安定感が増したと言えそうです。
そう考えると、これは完全な余談ですが今季のジェフは貴章と新潟がちょっとした転機になっていることになりますね。

そして、これは勝手な推測ですが、4-4-2であり3-5-2というのは昨年の終盤あたりから少し見られるようになった、前から奪いに行く守備をよりやりやすくするための形として考えていたのかなという気がします。
ただ、前回対戦の際に試合の立ち上がりからおもしろいようにうちにボールを動かされてしまったのをきっかけに、1回また本来のユンジョンファンさんのチームらしい厚いブロックを敷いての堅い守備意識を求めた結果が現在の形という流れなのかなと思います。

試合の立ち上がりや後半のスタート時なんかは、ここ最近の試合も前から奪いに行く姿勢を見せてはいますが、5分10分とある程度時間が経つと自陣に5-4-1のブロックを作ってプレーする展開がやはり基本としてあるようです。

侵入と入れ替わり

前回対戦同様に早い時間帯で先制できればそれが理想ですが、前回よりも攻略の難易度が高くなっているのは確かでしょう。
そんな相手に対してうちが意識しておきたいことの1つとして、スペースが狭くても縦パスやドリブルといった仕掛けるアクションを常に狙い続けるということです。

ポゼッションで優位に立つ予測の下、相手のブロックに対して幅と深さを十分に使いながら何度でもやり直しながら焦れずにプレーすることは大前提として、リスクのあるところに勇気を持ってトライすることが相手へのストレスや負担となり、それを常に狙うことによってそのストレスや負担は蓄積されていくものと言えるでしょう。

前回対戦では安全なところを選択することがやや目立ったため、プレースピードが落ちてしまったという反省がありました。
一見穴がなそうに見えても、人数を多くかけている分だけ少しボールホルダーに対して見てしまって寄せが遅れることもありますから、リスクとの兼ね合いは言わずもがな難しい判断になりますが、チャレンジしてほしいなと思います。

またもう1つ、攻守の入れ替わりが続いたところで生まれやすくなる綻びをしっかり意識して狙っておきたいところです。

ジェフがブロック守備から奪ってカウンターというのを狙っている中で、前へ出ていこうとした矢先に失ってしまうと、当然ですが少し前まで揃っていたブロックはややバラつく形となります。そこで生まれるちょっとした綻びからやられてしまうケースが何試合か見た限り無きにしもあらずでした。
失った後の素早い回収がカウンターの芽を摘む意味以上にチャンスの起点にもなるというのは、まさに前節ジェフと対戦した山形が体現していたことでもありましたから、ここは大きなポイントになるかなと思います。

1つ1つ丁寧に対応

守備に比べると攻撃は少し苦労している印象を受けます。
自陣にブロックを敷いて守る時間が長いため、どうしても攻撃回数自体が多くなく、それに伴ってチャンスも少ないというのが現状です。

そしてそれに加えて言えるのが、後ろに人数を掛けている分、攻撃は前線の3人次第な印象があるという点です。
自陣に引き込んで守る中で、前掛かりな相手の中盤の背中のスペースや、高い位置を取るSBやWBの裏のスペースに前線3人のいずれかが受けて起点を作ろうとするのですが、囲まれないようにする意図もあるのか彼ら3人がそれほど近い距離にいるわけでもないので、とにかく1人1人のがんばりに頼る部分が大きく、そのため攻撃も単発に終わりやすい印象があります。

もちろん、シャドーにいる見木も船山も動けるし技術もある厄介な選手なのは確かですし、トップのサウダーニャは多少強引にでも1人で突破する推進力を持った恐い選手です。
しかし、とはいえです。
あれこれたくさん考えないといけないタイプのチームという感じではない印象であり、守る側からすれば締めるべき要所は明確であるとも言えるので、ハッキリ丁寧に1回1回集中して消すことができればいいのかなという気はします。

最後に

島田が『こんな所で絶対怯みません』と投稿していたので自分も怯みません。
アルベルさんが『信じた者だけが勝つのです』と投稿していたので自分も信じます。

さ、がんばろ、やってやろう。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。