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オレラグ

角度を付けて光を見つける【展望】第35節 ブラウブリッツ秋田戦

2021年10月22日

こんにちは。

人にはそれぞれ得意不得意というものがあると思いますが、自分なんかも計算だったり片付けだったり、人に質問することだったり空気を読んだ発言だったりと様々に不得意、下手なものがあります。
そしてその内の1つを最近また露呈してしまいました。

衣替えです。
ここ最近急に冷え込んできたわけですが、家にいてちょっと冷えるなと思っても服の入れ替えが面倒なために後回しにしてしまい、その場しのぎでちょっと1つ羽織るくらいしかしなかったせいで辿る末路は体調不良でした。
幸い熱が出たりとかはありませんでしたが、カイトのシュートばりに強烈な頭痛が吐き気と共に来たり去ったりを1日半繰り返していました。

そんなわけで十分に温かくして健やかな体を保ちましょうという話です。まあ言われもなくても普通はやってるよっていう話なんでしょうけど、ほんと頭痛いとサッカーも見る気が起きないんですから困ったものです。

下降気味こそ注意

ちょっと体調壊しちゃったよっていう話から入りましたけど、不幸中の幸いだったのはそれが平日に襲ってきたということでした。アルビレックスの試合だけは万全の態勢で見せないとこいつのメンタルはさらにおかしくなってしまうと15年以上の経験で体も分かってくれているのでしょう。

そんなわけで第35節。
今週末はホームに現在13位のブラウブリッツ秋田を迎えてのゲームとなります。立ち位置的には残り7試合で降格圏と7差なので、切羽詰まっているわけではないけどあんまりうかうかもしていられないといったところでしょうか。

とりあえず前回対戦をプレーバック。
第19節での対戦はこのカードだけまさかの月曜開催というものでしたが、初の秋田ということでたくさんのサポーターも参戦した中2-0で勝利したというものでした。

それ以降の秋田は初体験のJ2においても粘り強い戦いを見せています。6試合勝ちなしなんて時期もありましたがその間も連敗というのは1度しかなく、引き分けの数が栃木、大宮、北九州の13に次ぐ12というのからも言えるように勝てずとも1ポイントはしぶとく拾って来ている印象です。
ただ9月は負けなしで乗り切ったものの10月に入ってからは今季初の3連敗中ということで最近は元気がありません。とはいえ何試合勝ちなしとか何連敗中みたいな相手こそ気をつけなければならないというのは言わずもがなでしょう。

圧力度合いで測る

サッカーの中身的な話で言うと、前回対戦時から何ら変わらないと言っていいでしょう。マイボールになったらとにかく縦、自陣から長いボールもどんどん入れていって、相手ボールになれば前から激しくプレス。いろんな意味で質より量で相手を押し込んでやろうというスタイルです。

それでも対戦する側も当然学習します。
シーズンが進むに連れて研究される事も増え、ハイプレスに対してはやり返すではないですが同じように長いボールを使ってプレスをかわされるシーンが増えました。
そういった中で秋田としてもやや様子を見て構える守備の形も見られるようになったのですが、それだとやはり攻撃の良さが出ないというようなことにもなりました。

攻撃の良さが出ないというのは、前からプレスに行ってその勢いのまま押し込む形ができていたものが、構えてしまえばある程度は相手に持ち出されてしまうわけで、そうすると奪ってから同じように長いボールを前線に入れても今まで以上に単発になってしまうということが自分の見た限りの試合でも見られました。

そしてここ最近の試合を見ていても、やっぱり前から勢いよく出て行って守る形の方が自分達のペースで押し込みながらゲームを進められている印象というのを感じます。
つまり秋田というチームはどれだけ勢いを持って自分達のペースで奪いに行けるかが1つのバロメーターと言っていいのかもしれません。

強みを出すのみ

3連敗中の最近でも、前節の町田戦しかり前々節の山形戦しかり、上位陣相手にも前からの圧力を掛けることによって相手に思うようにプレーさせないことはできていましたし、山形戦に関してはそれでペースを取り戻して一旦は同点に追いつくこともできていました。

ただ恐れるに足らずです。秋田にそういう明確な拠り所となるやり方があるならば、うちにだってボールを愛しながらプレーするという拠り所があるわけです。
事実、前回対戦ではそういった自分達の持つやり方を表現することによって攻略することもできていました。

例えば2トップに対して後ろを3人にする。そうして相手のSHを引き出せばうちのSBが空くし、そこに相手のSBが出ればSHが空くといった話です。
前回対戦では奏哉が内側に入ることで相手のSHに迷いを生じさせ、またそのSHとボランチの間でギャップができたらそこに善朗や内側に入った奏哉で数的優位を作るなんてことができていました。
こういったことは前々節の相手山形もポジションを流動的にすることで秋田にマークの的を絞らせない形を作り出してプレスを空転させることができていましたから、引き続き効果的な策であることは確かでしょう。

また今節はここまで全試合出場し、チーム随一のスピードを誇るFWの齋藤が出場停止であり、さらにフィールドプレーヤーでは2番目に長い出場時間を誇る輪笠も前節前半で負傷交代して出場が不透明なため、プレスに行く際のバランスやセカンドボールへの対応みたいなところで多少の調整が必要な可能性もあります。

いつも通りとはいえ今節はその辺の感覚を掴む意味でも立ち上がりからガンガン前に出てくることは予想できます。だからこそそこを引っくり返して早い時間帯に先制できれば理想でしょう。
特にこの3連敗中、3つ前の愛媛戦と前々節山形戦は開始10分以内で失点しており、前節の町田戦も前半の飲水前までに先制されています。秋田も先制されない事や立ち上がりの入り方は強く意識して入ってくるでしょうからそこで1発撃てればダメージも増大になるはずです。強気に出て行きたいところです。

逆に気をつけるべきは何と言ってもセットプレーでしょう。
キッカーなんかも務めていて前回対戦時は注目選手にも上げていた鈴木は夏にFC東京へ移籍しましたが、それでも沖野や普光院はいいボールを蹴りますし、ターゲットになれる選手は我々もよく知っているマグを始め十分に揃っていますので極力セットプレーを与えないというところから意識したいところです。

最後に

試合当日は二十四節季の1つである霜降だそうです。
簡単に言えばまたさらに寒くなるよみたいな日らしいです。現地に行かれる方は十分に温かくして自分みたいに体調を崩さぬようご自愛ください。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。