ALBIWAY ALBIWAY

オレラグ

塗りつぶしたいこの思い【展望】第37節 ジュビロ磐田戦

2021年11月2日

こんにちは。

3連戦の2戦目、中2日、過密です。
そう思うと昨年はこんな日程を夏場から12月の半ばまでずっと続けていたわけですからそりゃ各チームケガ人も出るしみんなよくやったなと今更ですが改めて思います。

そしてこれは手前味噌なことなのでスキップしてもらって構わないですが、この記事の更新もよく続けられたなという感じです。やっぱりただただ好きでやっていることっていうのはただただ楽しいからいいですね。

もちろん冷静に考えれば今年のような日程がベストなのは間違いありません。アルベルさんも前節のインタビューで仰っていたように幸いケガ人も少なく抑えたままここまで来られましたし、何より平日に練習して週末に試合という健康的なサイクルによって、チームのいい部分とまだそうではない部分の双方ともを丁寧にピックアップしながら取り組むことができているはずです。

欧州のビッグクラブなんかは様々なコンペティションがあるので毎週のようにミッドウィークに試合をやらざるを得ないような状況があり、結局自分もそうですが見る側はそれをありがたいと思って楽しんでしまっているのも事実なんですが、やっぱり代表戦も含めて世界中のサッカーはもう少し試合を減らすべきなんだろうなとは思います。

安定感抜群の首位

久々にやってきた連戦から世界のサッカースケジュールにまで話が飛んでしまいましたが、本題へいきましょう。
スポーツの日が今年は7月にコンバートされたため、実に1カ月半ぶりの祝日となる文化の日に我がホームへ迎え撃つのは現在首位・ジュビロ磐田です。

前回対戦は前半戦最後の21節、初訪問のエコパにて3-2と敗れています。
前半早々の6分に微妙な判定にも泣いて先制されると前半だけで3失点。後半は前節の岡山戦と似た感じですが途中出場の選手が躍動して1点差まで追い上げましたが及ばずというものでした。
そういえば福田が長期離脱から帰ってきたのもこの試合でした。

磐田はこの勝利で破竹の8連勝を達成。
直後に山口と引き分け、さらに山形に敗れ、甲府とも引き分け3試合勝ちなしというブレーキがかかりかけますが、以降は連勝して1つ引き分け、連勝して1つ引き分けというのを繰り返すこと3カ月。
先週鈴木監督が体調不良で検査入院という少し心配なリリースもありましたが、前節も服部コーチ指揮の下で大宮相手に終了間際のゴールでサヨナラ勝ちということでチームはここ13試合負けなしで今節を迎えています。

盤石とは言い切れない

13試合負けなしとはいえ34、35節では栃木と愛媛相手に勝ち切れず引き分けが続いたり、またここ5試合毎試合失点を喫したりもしているということで盤石かと言うと決してそうではない印象もあります。もちろんそれでも負けてないというのが首位たる所以とも言えるわけですが。

特にここ数試合見ていて気になる部分としては、その5試合連続失点中でそのうち3試合は先制点を奪われている守備面についてです。

基本陣形が3-4-2-1で守備の際は5-4-1、もしくは5-2-3的にブロックを作って構えてきます。その形をベースとして前線にいるトップとシャドーの3人は大体相手のボランチの高さにラインを設定して、相手CBにはまずボールを持たせる守備です。
そこから1つ2つ動かしたらシャドーが前に出てCBまで寄せて、SBに出たらWBが出る感じの対応が多く見られる形です。

ただ、そうやって少し前線の選手が前から取りに行った時に後ろの3バックのところと場合によってはボランチも含めて連動してラインを上げられておらず、スペースを与えてしまうシーンがここ何試合かを見る限りでもわりと何度も見られました。
あらかじめボランチも少しラインを上げて前線3人と近い距離に守備の立ち位置を取る場合もあるのですが、そうするとボランチの脇や背中に少しスペースが広がっていることも何度か見られました。

奪われた直後の守備への切り替えに関しては速いので、それである程度自由を奪ったり縦パスが出せないくらいボールホルダーに対して距離を詰められたりできていれば、そのスペースを使われる心配はないのですが、一旦構えたところから出て行った際に特別コンパクトに保てているとは言えない感じになるというのは否めない部分かなという感じです。

うちとしては、相手のボランチ周辺に生まれ得るスペースにポジションを取りつつ、できれば後ろ向きでもいいからそこにボールを入れながら、その相手のボランチ2人を前後左右に走らせることが出来るかは1つ優位に立つために意識しておけるといいのかもしれません。
また奪った直後のところは磐田の守備も速いですが、だからこそそこで1つうまく剥がせれば一気に広い場所へ展開してスピードアップできるようになるかもしれません。

もちろん、基本は後ろに3バックが残っているので結局そこを打ち破らないといけないのは間違いないのですが、その手前でいかにテンポよく、またスムーズに動かして運べるかは注視しておきたいところです。

強い個の集まり

コンパクトさの保ち具合が少し曖昧に感じられる場合もあるという印象を書きましたが、それでも何とかなっている、というと投げやりな言い方ですが、奪われた直後の守備の反応速度しかり、1つ1つの球際の強さしかり、奪いに行ったところである程度引っかけられているために最低限の傷で済んでいるのも確かなことかと思います。

そしてそれは1人1人の奪いに行く際の出力や判断の良さ、または2、3人のユニットでそういった最低限の要所を締める守備をうまく回せている感じがします。
加えてその強い1人1人の力や数人のユニットでチームがうまく循環されているのは攻撃でも同じことが言えるだろうという印象です。

個の優位性で点が取り切れるとか、効率よく点が取れるみたいなことは前回の展望でも書いた気がしますがその印象は変わりません。これも乱暴と言うか大雑把な言い方になりますが何だかんだ点は取れるチームという感じです。

例えば前線のルキアンが少し動いて起点を作ったところにシャドーが絡んで崩すとか、内側がダメなら外からWBが出てきてシンプルなクロスから合わせるとか、それもダメならセットプレーやミドルといった感じで取れてしまいます。

そんな中、前節大宮戦で解説をされていた永井さんが仰っていましたが『相手が下がり切る前にシンプルに裏のスペースを使う』ということを磐田の攻撃パターンの1つとして挙げていました。
前節はその最初に裏に抜けたりサイドに出て行けたりすることができるルキアンが出場停止だったため少し攻撃が停滞した印象がありましたが、今節は帰ってくるということでここをまず何より気を付けないといけないのかなと思います。

最後に

文化の日、11月3日と言えば晴れの特異日と言われる日でもあります。科学的な根拠はないけど統計的に晴れになる確率がとっても多いですよ、という日みたいです。

まあ新潟に関してはここ数年を調べてもあまり晴れてなかったみたいですし、今年も今のところ曇り予報なんですけど、まあ実際の天気なんてのは何でもいいのです。
とにかく心が晴れるような勝利を首位から奪いたい。そういうことです。がんばりましょう。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。