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オレラグ

fly again【展望】第38節 松本山雅FC戦

2021年11月6日

こんにちは。

さっきからずっと右肩にとんぼが止まってます。

いや、外にいるんですけどね、さっきからまあこいつが離れない。
なんかここまでずっと長く止まってるとそんな居心地いいのかなとか、そんな自分の肩が好きなのかなとかって勝手に想像してちょっと嬉しくなったりするわけです。

もちろん分かりません。
肩に止まってるこいつが今何を思っているかなんて知る由もないですし、ひょっとしたら居心地は悪いけど留まらざるを得ない自然界の事情があるのかもしれません。
でもこいつと自分には共通の言葉がないからこそ別にこれでいいのだとも思えるのです。

場面変わって、最近昔からの友人とご飯に行きました。
自分は結構勝手なところもあり、言わなくてもいい余計なことまで口にしちゃうこともあるダメな人間なんですけど、そんな時も彼は恐らくその時の自分の表情と長い付き合いによる経験から悪気がないと受け止めてくれたり一緒に笑ってくれてるんだと感じることがあります。

だからこそ、ん?何がだからこそなのか自分でもちょっととっ散らかっちゃってるのですが、言葉だけのコミュニケーション、そしてそれがよく知らない人の場合って改めてですけどめちゃくちゃとっても難しいものだなとつくづく思わされるのです。
いろいろ省りみてしまう今日この頃です。

監督交代も結果は厳しい

意味もなく何事も物思いに耽ってしまう大変秋らしい導入をしてみましたが、さっさと本題いきます。

現在31ポイントで最下位に沈む松本山雅のホームに乗り込む第37節。
残り5試合となった今節は、3連戦の3戦目であり昇格の可能性がなくなってから最初のゲームということにもなります。

残留争いの真っただ中にいて、本当に本当に後がなくなってきている松本です。
前回対戦は13節。徹底した左封じというか至恩封じの策を打たれ、それでも試行錯誤しながらチャレンジしましたが0-0のスコアレスドローというゲームでした。

振り返ってみると当時は復調気味にも思えた松本でしたが、15節からの4連敗なんかもあったりして19節終了後に柴田監督を解任しました。
20節からは名波さんを指揮官に迎えてリスタートしましたが、名波監督になってからの成績も3勝3分12敗と苦しい戦いは続き、直近は今季ワーストとなる5連敗を喫して今節を迎えています。

ホルダーへの寄せ、コンパクトさ

総得点30はリーグワースト2位であり、総失点63はリーグワーストということで、まあ最下位なのでそりゃそうだよねと言えばそうなんですけど、攻守ともに小さくない課題を抱えてしまっている今シーズンです。

そんな中でまずは名波さんが就任してから無失点試合が1試合しかなく、ここ数試合を見ていても特に気になった守備の方から少し。

3-4-2-1(5-4-1)というシステムを基本として、守備の際にまずは前線の1トップ2シャドーが相手ボランチの高さに立ってCBには持たせつつ、相手のSBにボールが出たらシャドーが出てスイッチを入れます。
また場合によっては最初の立ち位置からCBに対してトップとシャドーが出て行って、SBにはWBが出るということもあります。
最初はボランチを消す立ち位置でも、基本は割と前から取りに行くことを是としているチームと言えるでしょう。

しかし、どうにもボールホルダーへの寄せが行き切れていないことと、全体の連動が揃っていないシーンというのが、毎試合多々あるように見受けられます。
例えばシャドーが最初に相手のボランチを見るところからSBへ取りに行きく場面。ここで理想としては置いていった相手のボランチに対して自分達のボランチが前に出て捕まえるのが理想的ではあると思いますが、相手のFWやSHなんかが中盤の中央に顔を出すことによってそこを気にしなくちゃいけなくなり、全体のコンパクトさが保てなくなるというのが1つあるように感じます。

またシャドーが相手SBに出る際に、取りに行ったもののしっかり寄せ切れていない、蓋をし切れていないがためにパスコースも消すことができず簡単に縦パスを通される事も1つとして感じました。

うちとしては前節のように、というか今季ずっとやってきているように、中間に立つ人や幅を取る人などしっかり立つべきところに誰かが立ち、相手が出てきたらその背中で受けてということをテンポよく続けられればいいのかなと思います。

そして課題であるラスト3分の1の攻略に関してですが、松本は前から行くのが基本とはいえ、うちがボールを持って押し込むことを考えれば5バックとなり後ろの人数が厚くなる時間帯が長くなって崩すのが難しくなることは予想されます。
しかし松本としても、何としてもやられたくないという気持ちが強くなるためか、ボールを動かされる中でどうしても人を捕まえに行かなくては、という気持ちになって1人1人の距離が少しバラけてしまうシーンが時折見られます。

特にCBとWBの間から侵入されるケースというのはここ最近に限らず、夏場の頃の試合でも見られました。

ですからこれもやはり前々節の後半から前節にかけてポゼッションはしつつも少し縦への意識を強く持ってできていたプレーを今節も継続できればいいのかなという気がします。

形ができずとも

次に攻撃について。
試合の立ち上がりこそ長いボールから入ってくる印象ですが、基本はしっかり繋ぐことを意識しているチームには感じます。
ただいかんせん細かいミスやもったいないミスが多いために、繋ぐ意識が仇というか裏目に出てしまって、カウンターをされやすい形を与えてしまっているというシチュエーションが多い印象です。

特に前節の町田戦なんかは、町田の前からのプレスや奪われた直後の素早い切り替えに対して完全に後手を踏んでしまい、60分ころまでシュートすらも打てずに何もさせてもらえない試合になっていました。
だからこそうちとしても奪われた直後の守備という部分は、今節に限った話ではありませんがやっぱり重要になってくるでしょう。

加えて、奪われた直後の1つ目を少しかわされかけたとしても、多少リスク承知でいつもよりしつこく2つ目3つ目と行っていいかもしれません。
少しかわされてからだとラグがある分だけコンパクトさが多少保てなくなるリスクはあるのですが、結構松本の方も1つ目をかわせていても余裕がないまま続いていることが多いように感じ、そこでまた寄せられて簡単に失うというのは多いように感じました。そんなわけでちょっとしつこく取りに行ってもいいのかなという気がします。

ここまで松本の課題についていろいろ挙げてみましたが、しかしながらです。
その60分まで押されっぱなしだった前節も、60分以降に放った5本のシュートで2点、それぞれカウンターとセットプレーから取っています。

そもそも昨季北九州、水戸、琉球で結果を残した鈴木、山口、河合という違った特長を持ったアタッカーが揃い、外側から果敢に仕掛けてクロスを入れられる外山や下川、田中パウロもいます。さらに伊藤やセルジーニョなど夏に加わった選手も含めて、タレントは揃いに揃っています。

形として攻撃がうまくいかなかったとしても、1発で取れる選手、1つ2つの連携だけでこじ開けられる選手がいるというのは十分に意識して警戒しておかないといけないでしょう。

最後に

残り5試合。
選手の入れ替わりなどもあるでしょうから全部が全部来季に繋がる戦いをしようと言っても難しい部分はあるのかもしれません。

ただ、少なくとも昇格という目標が潰えてからの5試合が尻切れトンボみたいになってしまうというのは誰だって望んでいないでしょう。

やり続けてきたことを変わらずにやり続けて、1試合1試合これもこれまでと変わらずに熱量高く3ポイントを取りに行ってほしいなと思います。
そしてそんなチームをやっぱり変わらず応援したいなと思います。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。