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【燃え上がれ清五郎】 気がついたらサポーターになっていた皆様へ(上)

2014年7月25日

待ちに待った、私たちのJリーグ再開!!
 
からの2連続負け試合…。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
 
私の中断明け、初試合は先週末に行われた、アウェイ浦和レッズ戦でした。
まだまだ、新天地での生活のサイクルが確定しておらず、疲れも抜けず、今までの中断明けに比べるとそれほど興奮していない自分がいました。
 
とスタジアムに着くまでは思っていました(笑)。
 
新潟から、関西から、関東から集まったアルビサポと次々「久しぶり」「今年こそは勝つよー!!!!」と挨拶をして、長蛇の待機列を見て、ビールを飲んで、コンコースに到着する頃には、自然にテンションがあがり、声も一オクターブ高く大きくなってたんじゃないかな。
久々のマイチームの試合、本格的な土砂降り、行けども行けども勝てないアウェイ浦和戦、盛り上がる3要素がそろってしまったわけですよ。3000人以上が密集したアウェイ席で守田チャントが始まった時には、ゾクっと鳥肌が立ち、ああ、帰ってきた!やってやるぞーという思いがフツフツと湧いてくる感じがしました。
 
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浦和戦のアウェイ席=7月19日、埼玉スタジアム
 
そして大雨の中試合は続き、びしょびしょグシャグシャになりながら声をだし、気が付いたら試合終了。
 
結局この試合はまさかの(しかもキレイな・・・)オウンゴールが決勝点となり負けました。
 
帰り道、ついうっかり、「なんか今日の試合、つまんなかった気がする」と言ってしまった自分がいました。
本当に楽しみにしていた久々のサポ仲間との飲み会も、思わずため息が出てしまう。
家に着いたら、ちょうどJリーグタイムが始まるところでしたが、見たくない!とテレビを消し、どんな負け試合でも必ず見ていた監督・選手のコメントやPRさんの広報ダイアリーも、ツイッターやFBも開かず、早々に寝てしまいました。
ふて寝ってやつですね。
 
なんだろう。
オウンゴールは残念だけど、しょうがないよ。そこじゃない。
 
なんで、カウンターのチャンスになっても全力であがらないのか。
浦和の選手の方が早くダッシュで戻ってるってどういうこと?。
パスがいくら続いても、それはゴールをするための手段であって、目的じゃないよね。
ゴール前でびびんなよ。
うちってこんなチームだったっけ?

 
サッカーど素人ながら10年も見続けているわけで、無駄に走り回ったり、連動しないプレスをかけても疲れるだけ、というのはに理解しているつもりでした。ゴール前で焦ってシュートしてチャンスをつぶして「落ち着け!」って叫んだ事だってあったよ。当然、去年後半快進撃を続けた新潟のスタイルは研究されているだろうし、新しいスタイルに挑んでいる、というのも頭では分かっていました。
でも、達也が入って迷いなくプレスをかけている姿に、なんかいーぞー!今日一番新潟の選手っぽいっ、ってそれがこの終盤交代した達也で良いのか?と感じた気持ちの方が強かった。(いや、それはそれで素晴らしいのだけれど)
 
そもそも、新潟らしさってなんだっけ?
 
これが正直なその時の私の気持ちです。
 
でもね、今になって冷静になって振り返ると、これは、「つまんない」ではなくて「すねていた」のかもしれないなあ、などと感じています。
実際、そんなつまんないだけの試合ではなかったですよね。
あとほんの少し、というヒデやアトムのおしいシュートも目の前で確かに見ました。
今日もレオ様は(多少ひっかかっていた所もあったけれど)レオ様でした。
特に後半からは、浦和の選手の何倍も走っている(若干、身内びいきというバイアスがかかって脳内変換している可能性有)、がんばっている選手がいました。
初めて見た新しい選手もそれぞれ特徴を見せてくれていました(もっともっととの期待はありますが)。
ジンスが旅立って初めての試合。スタメンも中断前とはずいぶん変更があったし、いきなり何もかもがうまくいくはずはない。分かってるんだけどね。
悔しくて悔しくて、完全にやさぐれていました。
それでも、試合後、近くの席から「前向けー!次だ次!!」という大きな声を耳にして、はっと我に返った私は拍手を送りました。
正解なんて無いんでしょうが、その時の私の正解は拍手でした。
そういう試合でした。
選手達はまっすぐに私たちの方を見てくれていました。
それが、この日最後に見た、私の愛するチームの姿でした。
 
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サポーターに挨拶する新潟の選手たち=7月19日、埼玉スタジアム

 

思えば私も贅沢になったものです。
 
浦和戦の後、先日行われたホームFC東京戦で、国際情報大学アルビプロジェクトの代表、相馬君がアルビの試合デビューをしたとのこと。(なぜアルビ観戦した事ない相馬君が代表なのか謎ではあるが、そこは置いておいてw)
彼はこの試合、とにかく楽しくて楽しくてしょうがなかったらしい。
「惜しくも負けてしまったけど、みんなであの一瞬を一喜一憂できるってのは素晴らしい」って感じて、観戦一回目にして、すでにどうやって仲間を連れて行こうかって事を真剣に考えているとか。
そうだよね。
私だって、ものすっごいウキウキしてアドレナリンがあがったのも事実なんだ。
数年前なら、あんなパス回し、期待もしてなかったもん。それをしているのはいつも相手のチームだった。
決定力がー、って嘆くのは、忘れてるだけで毎年毎年絶対言ってるし。

気がついたらサポーターになっていた皆様へ(下)に続く>


   今井 浩美

1973年生まれ。新潟市で生まれ育つも、大学進学とともに県外へ。以後、京都→大阪→愛知を経て、最近東京に引越してきました。J1昇格とともにサッカー観戦にはまった、まさにア ルビバブルの申し子。新潟を離れた年月と比例して新潟愛が強くなるな、と感じる今日この頃。ビッグスワンへは年数回、西日本アウェイを中心にゆるく応援を しています。