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【Still growing up】 新潟の誇り 日本の期待
こんにちは、栗原です。広島、浦和と同じシステムの相手との連戦に同じシステムで挑みましたが・・・・勝てない・・・。悔しい、苦しい・・・。それと現地に行けなかったという違った悔しさも。現地へ行かれた方のおいしそうなお好み焼きツイートや、秋晴れビッグスワンの画を見てふつふつと募っております。そして今回はこの苦しい状況について書こうかとも思ったのですが、うまく書けるほどのメンタリティーを持ちあわせてなかったので、現在行われているアジア大会、日本代表について書きます。
みなさん仁川で行われているアジア大会はご覧になられていますでしょうか。皆さんご存知のとおり我がアルビからは武蔵選手、そしてなでしこには北原選手が選ばれ、どちらもバリバリスタメンで出ております。素晴らしい!
そしてこの2人の試合を見ながら、『ぶっちぎれ武蔵!決めちゃえ』とか『さすが北原さん!落ち着いてる~』なんて独り言をこぼしていたのですが、なんだかそんな余裕綽々で見ている自分がいるのにハッと気づきました。なでしこの方は僕も女子サッカー熱が上がってくるのと同時にちゃんと見るようになったもので、気づいたら上尾野辺選手や阪口選手(現日テレベレーザ)がなでしこジャパンに入っていたため当然な感はあったのですが、男子のほうはいつの間にか慣れてきているのかと考えてしまいました。
最初にアルビの選手が代表の青いユニフォームを着てるのを見たのが三田光選手でした。ただ当時小学生の自分は五輪代表もなんとなく理解しながらザックリとした感覚で見てたためあんまりプレーについては記憶にないのですが。(三田さんごめんなさい。)
そのあとアルビはJ1に昇格するわけですが日本代表なんてものはうちとは遠いものだと思っていました。僕の好きだった鈴木慎吾選手が活躍して『これは代表あるんじゃないか?』なんて思ったりもしましたが結局入らず。こんなこともあって余計代表は遠いもの感は強くなっていたわけです。反町さんが五輪代表監督になり千葉選手(現広島)が入ったりもしましたがフル代表にはやっぱり選ばれないわけで。『代表監督はアルビなんて見てないんじゃないの』なんてことも思っていたわけです。
しかし、オシムさんが代表監督になって矢野貴章選手(現名古屋)を選んだのです!いや~びっくりでした。こんなことを言っては失礼ですが『え!貴章入ったの!?』と思っちゃってたのです。ほんとに失礼なガキです。それから貴章さんは入ったり入らなかったりと少しずつ代表招集が減っていた中で迎えた2010年のW杯のメンバー発表の日、僕はすっかりその日を忘れていたのですが、学校でふと携帯をいじっていると代表リストが。その中には貴章さんが!まさか入るとは思ってなかったから(また失礼)ほんとに驚きでした。こんな心の持ちようだったため貴章さんの代表戦は家族と心配しながら見守るように、祈るように見るのが常でした。
しかしそこからは高徳選手(現シュツットガルト)や、東口選手(現G大阪)が入り、コンスタントにアルビからも日本代表へ選ばれるようになって、うちとは遠いものと思っていたことが遠い過去になりました。
ハビエル・アギーレ監督のもと、新体制となった日本代表に初選出された松原健。
「プレーの質の高さや、勝ちにこだわる姿勢などが印象的だった」と振り返る
(写真は8月23日の徳島戦、デンカビッグスワン)
高校の頃は代表に入ればアルビに興味がない子でも知ってくれるようになり、現在で言えば『松原って新潟の選手なんだね』とか『鈴木武蔵ってすごいね~』なんて周りから言われると、『でしょでしょ!そうでしょ~』なーんてニヤニヤしちゃうんです。アギーレさんがマツケンをなかなか出さないと試合中ツイッターでは『うちの子を出して』みたいな感じで『マツケン出せ』で埋まり、武蔵が2ゴールで新聞の裏一面飾れば『うちの子!うちの武蔵!』と誇らしいんです。当たり前なこと言えば自分の子供じゃないし、(僕からしたら同世代とは言えマツケンも武蔵も年上)おかしな言い方かもしれないけど、あの『うちの子』みたいな感覚はとっても素敵だと思えるんです。
サッカーはチームスポーツであるからやっぱりアルビがしっかり勝つというのが大前提であった上で、それで個々の選手たちがさらに輝くというのが理想です。だから残りの数試合しっかり勝ち続け、1人1人がさらに輝いて来月の新潟での代表戦や来年のアジアカップでアギーレさんが新潟にはいい選手がたくさんいるなといい意味で迷っていただきたい!
栗原和裕
川口選手や小塚選手と同じ1994年生まれ。ビッグスワンのご近所で生まれ育つ。小中高と多感な時期をサッカーに捧げる。大学進学を機に埼玉へ移り、アル関若手プロジェクトのメンバーとして稼働中。県外に出てからアルビ、そして新潟のいいところ学び、実感中。