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【Still growing up】新潟の街はアルビとともに

2014年10月8日

 こんにちは粕谷です。川崎戦完勝後の担当ということで、試合ネタで攻めるのが普通でしょうが、いつも通り試合以外のネタを書かせていただきます(理由は2つ。1つは現地で見ていないのに多くを語るのは忍びないということ。もう1つは試合ネタを書くとボロが出やすいということ)。

 
 東京に来て1年半ほど経過したが、私はほぼ毎日新潟のことを考え続けている。まあ、東京に来た(来てしまった?)ことで新潟とアルビレックスに対する愛が深まったことは言うまでもない。
 考え続けているといっても、「ニイガタ♡♡」と思いながらただうっとりしているわけではない(さすがに私もそこまで変人(変態?)ではない)。「どうしたら新潟が魅力ある街になり、そしてどうすることでアルビレックス新潟がもっともっと街に定着していくのか」ということを実は真剣に考えている。
 今回の話題は、私も以前どこかで(新潟日報だった気がするが)読んだ内容に自分なりのアクセントを加えたものであるため、同じことを考えている人も多くいるだろうし、多少のパクリ感が出てしまうかもしれないがご容赦願いたい。

 
 JR山手線に乗り、はじめて高田馬場駅で下車したときの高揚感は今でも忘れない。なぜかホームで「鉄腕アトムのテーマ」が流れていた。疑問はすぐにネットで検索するタイプの私はその理由を調べた。大方の予想はついていたが、やはり手塚治虫氏と「鉄腕アトム」にとって高田馬場はゆかりの地であった。
 また、よく利用するJR水道橋駅では、読売ジャイアンツの応援歌「闘魂こめてが発車メロディとして使われている。言うまでもなく、水道橋駅の目の前には東京ドームがある。
 
 「すごいなー!東京って発車の時メロディが鳴るんだー!」
東京に来てすぐの頃は、発車メロディは(恥ずかしながら)東京限定のものだと思い込んでいた。ところがアウェー遠征を重ねる中で、意外と発車メロディが関東のほとんどの駅にあることを知り、これまた慌てて検索をしてみたところ、JR東日本管内では新潟のみが一切発車メロディを導入していないことがわかった(現在は白山駅で発車メロディが採用されたらしいが)。
 
 前置きが長くなったが、要するに新潟駅に発車メロディを、それもアルビレックス新潟と深く関わりのある曲を採用して欲しいということである。

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キャンプ地・静岡に向けての出発前、チームメイトと握手を交わすレオ・シルバ(中央)
=2013年1月、新潟駅
 

 こんなことを言うと、「無駄なカネを使うな!」だの「駅からスワンまでは遠すぎるだろ!」だの「県民みんながアルビ好きではねえ!」だの四方八方からヤジが飛んできそうだが、それでも主張したい。私の実体験を紹介すべく、先ほどのJR水道橋駅を例にとってみる。
 
 JR水道橋駅は新宿方面(西)に向かうホームと、千葉方面(東)に向かうホームとがあるが、どちらも「闘魂こめて」の一部を切り取った発車メロディとなっている。最初にJR水道橋駅を利用したとき、「ああ、いいメロディだ…」としか思っていなかったが、私は同じメロディを東京ドームの前で耳にしたのである(正確にはその時耳にしたのは「ハ長調」で、駅の発車メロディは「ホ長調」。どうでもいい。)。
 驚いたのは、そのメロディに歌詞が付いていたことである。それも「ジャイアンツ」とか言っている(これを読んでいるジャイアンツファンのみなさんごめんなさい)。野球には詳しくないため、まさかあのメロディが巨人の応援歌だとは分からなかったのである(重ね重ね、巨人ファンの方ごめんなさい)。
 
 粕谷が、水道橋駅の発車メロディが「闘魂こめて」だという事実を知らなかったことがポイントである。
 
[以下、粕谷の妄想]
例えば「I Only Want To Be With You」を発車メロディにしたとする。A君は新潟駅でこの曲を聴き、不思議に思った。熱烈なアルビサポB君がビッグスワンにA君を誘うと、この疑問が解決する。試合開始前に横揺れしながらこの曲が歌われているのである。それも「守り抜け守田~」と言いながら。
夏の暑い時期にも、新潟駅では何故かクリスマスソングが。疑問に思ったCさんは調べてみた。すると「Winter Wonderland」はアルビレックスの応援歌だった。毎日聴いているこの音楽を何万人もいるビッグスワンで聴くとどんな感じだろう?と思い、Cさんはビッグスワンへ。気づけば周りのみんなと「勝利に!向かって!突き進め新潟~!」と歌いながら大はしゃぎ。
[以上、粕谷の妄想]
 
 発車メロディ導入で何もかも劇的に変わるわけではないが、変わる契機にはなる。今後も様々な観点から「新潟」を、そして「アルビレックス」の未来を考えていきたい。
 
 
さあ、残りの試合も連勝街道突き進め!新潟!
 
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 新潟-川崎 後半41分、ヘディングシュートを決め喜ぶラファエル・シルバ(右)
=10月5日、デンカビッグスワンスタジアム

※現実的なことを言ってしまえば 「 発車メロディ導入 < レオ先生放出阻止 」
そう、お金のない地方クラブの苦悩がもうすぐ始まろうとしている・・・
 


  粕谷草太
新潟県産だが現在は東京暮らし。アルビサポとしては【W108⇒空白の7年間⇒ゴール裏】という道を歩んできた。小中高生時代にアルビサポ「だった」現大学生を「復帰」させることを主な目的として活動している。1993年組アルビサポの中で随一の変人。