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オレラグ

おもてなし日本一のまち|ふらっとアウェイツーリズム【愛媛編】

2019年10月7日

皆さんのアウェイ旅をちょっと豊かに、もっと気軽に。
「ふらっとアウェイツーリズム」今回は第36節の対戦相手愛媛FCの本拠地、松山市についてご紹介します。
先日、6得点の大勝利をつかんだ我らがアルビ。次はリーグ戦で勝ったことのない苦手愛媛との対戦ですが、昇格に向けてもう負けてはいられません。是非みんなで応援にかけつけましょう!

アクセス

愛媛FC戦は三連休のなか日、10/13(日)15:00キックオフ。
新潟から松山、両都市間の直行便は無く、なかなかアクセスが難しい位置関係ではありますが、飛行機なら伊丹乗り換えで最短2時間20分。そう考えると、日本って案外狭いなあと感じませんか?
関東にお住まいの方は、成田からジェットスターを利用するのもおすすめ。今週末の航空券が片道なんと4990円からまだ販売されていますので、三連休の予定がない方は今すぐ!飛行機を取ってしまいましょう。遠征プランを立てるのはその後でも遅くありませんよ。松山空港では、あの伝説の蛇口からみかんジュースがお出迎えしてくれます!!

私の仲間の中には、交通費を浮かせるために車で愛媛まで行くという猛者も。新潟からは、北陸道から淡路島を経由して車で約11時間。お車の方は、くれぐれもお気をつけて。
交通費を浮かせたいけど車はちょっと…という方は、この三連休で鉄道(普通・快速のみ)が日本全国乗り放題の”鉄道の日きっぷ”も使えます。使い方や楽しみ方は青春18きっぷと似ているので、”青春18きっぷのすすめ“も参考にしてみてくださいね。

本拠地情報〜カエル注意〜

愛媛FCの本拠地は”ニンジニアスタジアム“。
スタジアムは松山市街からやや離れた、焼き物で有名な砥部町との境に位置しています。JR松山駅や、伊予鉄松山市駅などから臨時バスが出ており、所要時間は片道30分程度です。
この臨時バスを利用される方は、”サポーターズチケット“がとってもおトク!観戦チケットに往復バス乗車券がついて、往復バス代が実質0円になるこのチケット。臨時バスの停留所付近で販売しており、ビジターサポーターも利用可能です。まだ観戦チケットを買っていない!という方は、現地でこちらのチケットを購入するといいでしょう。
スタジアムに着いたら、オ〜レカフェと銘打たれた物産ブースを要チェック。たくさんの出店が並ぶ中で、カエルの一平くんをはじめとしたこちらもたくさんのマスコットたちがお出迎えしてくれることでしょう。

スタグルは鯛めしや海の幸を生かした串揚げなどの名物が揃っておりどれも必食。愛媛サポーターおすすめは”風早鮮魚“さんの鯛めし・タコめし。毎度キックオフ1時間前には売り切れていることも多いらしく、人気っぷりが伺えますね。また、奥に見えている厚焼き玉子も隠れたおすすめなのだとか。

ほかにも個人的に気になるのが”マテラの森の豚丼”。愛媛で豚丼?と思われるかもしれませんが、今治市では焼豚玉子飯がご当地グルメとなっているように豚丼文化が盛んなところなんです。
せっかく行くなら名物でしっかりお腹を満たしてから試合に臨みましょう!

さらにスタジアムから徒歩10分くらいのところには、西日本でも最大級の動物園”とべ動物園“があります。こちらでは愛媛にいながらホッキョクグマに逢えます!入場料も500円とお安いので、早めに着いてしまったら立ち寄ってみるのも楽しいでしょう。

ユニ旅〜松山市編〜

三連休、遠征ついでに四国満喫旅をされる方も少なくないのではないでしょうか。松山は路面電車が走るほどよいレトロ感と、四国一のにぎわいある街並み、さらには人の良さが特徴で、個人的に好きな街のひとつです。ここではそんな松山を堪能できる、厳選スポットをご紹介していきます。
松山に着いたら、まずは伊予鉄の松山市駅に移動しましょう。松山の繁華街は、JR松山駅から少し離れているんです。
松山市駅から東に向かうとすぐに、銀天街というアーケードが見えてきます。この銀天街をまっすぐ進むと今度は南北方向にアーケード街が続きます。ここが、四国一の繁華街”大街道”です。気になるお店に寄り道しながらこの2つの商店街を散策すれば、松山のにぎわいと楽しさが感じられますよ。

大街道をさらにまっすぐ進むと、路面電車が通る大通りにぶつかります。大通りを渡るとそこはもう観光の定番松山城の目の前、通称”ロープウェー街”。
ロープウェー街は道の両側に鯛めし屋さんやお菓子屋さんなどが並び、目移りしてしまうほど。食べ歩きグルメも充実しています。
そしてメインの松山城。全国各地にお城は数あれど、松山城は日本で12ヶ所しか残っていない”現存12天守”のひとつとして国の重要文化財に指定されています。その佇まいはまさに圧巻。山の上にどっしりとそびえる姿に、当時の威厳を感じます。

晴れていて城内の桜が綺麗な写真も以前撮っていたはずなのですが…笑
今週末も台風の影響が心配されますが、こんなモヤがかからないよう祈りましょう。晴れていれば、お城から松山のまちを一望することができますよ。その景色は当日をお楽しみに!
さらに12日、13日は様々なイベントが開催され、普段は入れない夜間の松山城にも入れるとのことで、晴れていればお月見や夜景も楽しめそうですね!
ちなみに現存12天守は四国にもう3つ(高知城、宇和島城、丸亀城)あるので、四国満喫ツアーをされる方はこれを機に1/3を一気に訪れてみてはいかがでしょうか。
もう一つの松山の代表的な観光スポットといえば道後温泉。ここには温泉だけでない魅力がたくさん詰まっています。
松山市街からはぜひ路面電車で。時間によってはSLを模した観光列車”坊ちゃん列車”に遭遇できるかも!新潟県民からするとなかなか乗る機会のない路面電車は新鮮で、風情を感じられます。
道後温泉は、本館と呼ばれる古くからの公衆浴場をメインに温泉街が形成されています。現在、残念ながら本館は保存修理中でその全貌を見たり体験したりすることは出来ませんが、入浴のみであれば可能です(本来は休憩室でお茶とお菓子を頂くまでがセットの流れ)。

それでも工事中で狭くなった浴場に大勢の観光客が訪れているため、今夏に訪問した際には入浴客の列が出来ていました。本館は、歴史ある建物も含めて価値がありますが、古いぶんお風呂は芋洗い状態なのが少し残念。
周囲には椿の湯や飛鳥乃温泉という2つの公衆浴場もあるため、温泉を堪能したい方はそちらの方がゆっくりと楽しめますよ。

入浴後の楽しみが、温泉街めぐり。道後温泉は、私の知る中では日本一大規模な温泉街が形成されています。道後温泉に泊まる方は、浴衣でまち歩きなんてのも風流でいいですね。
お土産物から食べ歩きグルメ、ご飯屋さんなどが立ち並ぶ温泉街で一際目を惹く佇まいなのが”道後の町屋“さん。

店内奥の、庭に面してゆっくり寛げる空間で、ドリンクやハンバーガー等の軽食を楽しむことができます。
素敵な店内もさることながら、このハンバーガーやコーヒーが絶品。じゃこ天バーガーなど、地元の名物グルメをバーガーにしたり季節限定メニューもあり、また訪れたいと感じられるお店でした。

さらに、愛媛に来たら忘れてはならないのがじゃこ天。道後温泉本館のすぐ近くにある”谷本蒲鉾店”さんでは、じゃこ天類をその場で揚げ、食べ歩き用に提供してくれます。

こちらの揚げたてのじゃこ天、口に入れた瞬間にじゃこの風味がしっかりと感じられてほんっっとうに美味しいので、是非松山遠征の際には訪れてみてください。
地元の人たちはホットスナック感覚でじゃこ天が手に入るんだなあと考えると、羨ましい限りです。お土産やさんに並んでいる道後麦酒と合わせてどうぞ。
松山を含め、四国は観光列車がとても充実している地域でもあります。
松山と、西の大洲・八幡浜を結ぶ”伊予灘ものがたり“は、その代表格ともいえる列車。全席グリーン車のその内装は電車内とは思えないほど綺麗で、道中も食事のサービス(別料金)や観光ガイド、絶景ポイントでの停車などなど、たくさんの仕掛けで旅情を高めてくれます。

そしてこの列車に乗って最も心を打たれたのが沿線住民のおもてなし。駅で到着を待っていて盛り上げてくれる『桃鉄スタイル』の地元民の姿に、こっちまで思わず笑顔がこぼれます。
さらにすごいのが、この電車を見た無関係の住民の心遣い。テニス中の学生、農作業中のおじいさん、家の中、車の中…至る所からこちらに手を振ってくれるのです。
ホスピタリティあふれるこの姿に、私は愛媛県民の素晴らしさを感じました。

鉄道旅を検討されている方は、ぜひ一度”伊予灘ものがたり”に乗車してみてはいかがでしょうか。きっと想い出に残る遠征となるでしょう。

勝利の美酒美食〜愛媛のまじめな住居です〜

愛媛にせっかく来たなら郷土料理を食べなきゃ!ということで紹介するのが、道後温泉本館ほど近くの”おいでん家 道後店”さん。店名に家とついているので、ラーメンズの名作コントの一節が思い浮かんでしまいました。笑(ネタ元は『ポンジュース』で検索!)
こちらは瀬戸内の海の幸をメインに、地酒も多数頂ける人気店。松山にいながら宇和島風の鯛めしを堪能できます。宇和島風は、鯛の刺身丼に生卵と醤油を絡めて食べるスタイルのことで、生卵のまったりとした味が鯛の刺身と絡んでとっても美味しいのです。
ちなみにランチでは鯛めし3種類(松山風、宇和島風、北条風)が揃い、1店で食べ比べが出来る楽しさがありますのでお昼時でもどうぞ。外観が特徴的なのですぐに見つけられると思います。

もう一つ注目したいのが、先日の甲府戦で配布されたバス小瀬新聞に掲載されているこちらの情報。(バス小瀬新聞さんは敵チームの次回アウェー情報まで掲載してくださってすごいですね…)

スタジアム近くのイタリアン”Pizzeria39“さんでは、パンツェロッティという揚げピッツァがおすすめとのこと。聞き馴染みのない料理ですが、外モチ中トロというだけで美味しそうですね!

また、”ジャンク フィールド Sports&CafeBAR“は先述の大街道に位置するスポーツバーで、愛媛FCの試合は必ず流しているそう。

元新潟の前野選手も御用達とのことで、AM3時まで営業していることから試合後のサッカー談義に花を咲かせるにはもってこいのお店ですね!
イタリアン好きや前野選手ファンの方、サッカー談義を楽しみたい方などなど、是非訪れてみてください。

あとがき

今回のふらっとアウェイツーリズムは松山市についてご紹介しました。
他にも皆さんのおすすめスポットや、実際に巡ったスポットがあれば #オレラグ で教えてください!
それでは週末、愛媛でお会いしましょう。
今週一週間、ファイトです!

なるかわ
なるかわ
直江津出身新潟市西区育ち、東京在住。少年サッカーのチームメイトだった新太選手の活躍に感涙の日々。全国各地の景観をデザインするお仕事の傍ら、日本地図を愛読しもっぱら空想旅を繰り広げている。純喫茶と温泉巡りが趣味。猫派。