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オレラグ

水曜勝利しよう【Preview】第25節 FC町田ゼルビア戦

2019年7月30日

こんにちは。
とっても驚きました。
マサルの福岡への期限付き移籍。
ここ最近出場機会がめっきり減っていた中で、地元福岡、しかも強化部長が鈴木健仁さん。
もちろんこれらの事実は外から見えることだけなのでどういった決意や気持ちで今回の判断に至ったかは分かりませんが、いちサポーターとしてはやっぱり寂しい限りです。
まあとにかく、彼がピッチ上で躍動する時間が増えることを祈ります。
そして、また一緒に戦えたら嬉しいなとも思います。

それにしても福岡はどんどん補強しますね。
マサルは新潟とのゲームには出られないわけですが、それでもここからの福岡は注目というかさらに警戒が必要になりそうです。

不調の町田

さて、本題へ移ります。
3連戦の2戦目、前節から中3日で迎えるのはアウェー町田戦です。
前半戦でも3連戦の2戦目、つまり平日に対戦した町田ですが、その時は新潟が1-0で勝利しています。ちなみにその試合が今季ホームでの初勝利でした。
あれから約4カ月が経った現在の町田は、6勝7分11敗で勝ち点25の17位に沈み苦しんでいます。
さらにここ最近は天皇杯も含めて5連敗、しかもその間1点も取れていないということで、今季最大のスランプに陥っていると言って差し支えないでしょう。是が非でも叩いておきたい気持ちと、逆に厄介なタイミングでの対戦な気もしてしまいます。

相手のスライドの上を行け

最大のスランプと書きましたが、高くコンパクトなライン設定、奪ってからの縦への速さ、極端なまでのボールサイドへの寄せといった町田らしいサッカーは継続されています。
前節ヴェルディ戦はその週の練習でいつもより早めに戦術練習を取り入れて、改めてチームとしての判断基準を統一して臨み、前半からプレスをかけてポゼッションから組み立てようとするヴェルディを自陣に押し込む事が出来ていました。
不運なオウンゴールに泣いて連敗脱出はできませんでしたが、相馬監督も試合後に
「非常によくボールを奪いにいくという姿勢を持って選手たちは戦ってくれたと思います」
「チーム全体としては我々のやり方の中で戦えていました」
という風に仰っていたので特に守備面では光明は見出していると見てよさそうです。

ではそんな町田相手にどう攻めるかということですが、まずはやっぱり町田攻略の定番である裏や逆サイドのスペースを狙えるかという部分です。
前半戦の対戦でも新潟の1点は右から左、左から右と2回のサイドチェンジで揺さぶった流れから奪ったゴールでした。
しかし、これに固執したりその狙い自体が目的になってしまったりすると、町田も対戦相手が裏や逆サイドといったスペースを狙ってくることは十分に分かっているので対応されてしまいます。20節に町田と対戦した千葉が逆サイドへの展開に少し固執してしまったような感じがあり、結果的に敗れているのは好例でしょう。
サイドを替える、替えないに関わらず大外で起点になるプレーヤーがワンタッチでフリックしたり、それが無理だとしてもできるだけ少ないタッチで縦のスペース、もしくはFWへの斜めのくさびを入れたりして、相手のスライドが間に合わないうちに次の展開に持っていけるかがゴールを奪うためには特に必要になってくるのではないでしょうか。

失点を恐れる必要なし

守備面で一定の手応えを得た一方、引き続き課題となっているのが5試合連続ゴールを奪えていない攻撃面の方です。
それでも、前々節の徳島戦こそ全然ボールが奪えないし拾えないがために相当な停滞を招いていましたが、前節のヴェルディ戦では高い位置で奪うシーンだったり、得意の速攻からチャンスを作るシーンだったりが作れていました。ただ、どうしても迫力不足だったことは否めません。

遅攻があまり得意ではなく、やっぱり脅威になるのは速い攻撃になってくるのですが、その点で気を付けたいのは奪われ方です。
前半戦での対戦を参考にすると、恐らく長いボールの行き交う展開が予想されるのでゆっくりボールを持つような展開は少ないかもしれませんが、前半戦の時と最も違う部分として今回は暑さがあります。
ボールが行ったり来たりの展開だと体力的に苦しいでしょうから、ゆっくりする時間も作りながらプレーできるといいのですが、そこで町田に引っかけられたり奪われたりしないようにすることが非常に重要になるでしょう。

それから、これは戦い方ではなく個人の話になりますが、注意すべき人物として戸高の名前を挙げておきます。
遅攻があまり得意ではないというのは、チームとして縦への速さがストロングポイントとしてあるためにリズムを変えられるようなプレーや選手が少ないからだと推測しているのですが、そんな町田の中でも戸高はライン間や相手選手の間といった狭いスペースに入ってボールを受けるのが得意で、いわゆるアクセントになれる選手です。
恐らくベンチからのスタートになると予想されますが、彼が出てきた際はリズムの変化に細心の注意を払う必要があるでしょう。

最後に

前節の琉球と同じく、町田も先制された試合はここまで4分11敗と今季逆転勝ちが無いそうです。
先にゴールを奪い気持ち的な余裕を手にしてゲームを優位に進めることが、暑い夏場は特にアドバンテージになるはずです。

そういえばちょうど今週関東も梅雨が明けましたが、よりによってこんな、いよいよ夏本番というタイミングに連戦というのは正直「7,8月以外で差し込める水曜日ありませんでしたか?」と日程への文句を言いたくもなります。
まあきっと外部には分からない都合があるのでしょうから、不満はほどほどにして受け入れるしかないのでしょう。

とにかく、この暑い連戦を総力戦で乗り切ろう。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。