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【燃え上がれ清五郎】安心する場所②
2014年5月1日
東京での生活をはじめて、早2週間がたちました。
火曜日、新社会人のゆーたくんが「怒られてへこんでいる」と書いていましたが、おばちゃんで転職した私は、放置されて怒っています(笑)
環境の変化や、収入、仕事内容への不安など、もろもろの要因により、悩んだ末自分で決めて引越・転職をした訳ですが、やはり、新しい土地ではいろいろと大変です。仕事に慣れる前に、なんで東京はこんなに人がいるんだとか、路線網が発達しすぎて訳分からんとか、会社の人の名前覚えるだけでいっぱいいっぱいとか、そもそもちょっと位仕事の説明しろよとか、社食のくせに高くておいしくないとかw へとへとですが、それでも結果を求められるようです。守護神・守田も、カルナバルまつけんも、ほんと若いのに偉いよなー、ジンス、レオ、ホージェルは言葉も違う国で良くやってるよ、としみじみしてしまいます。
しかしながら、私はラッキーでした。
さっぱり訳の分からない魔境・東京に出てきたけれど、私にはアルビレックスがありました。
家に帰ればスカパーというお友達が待っているし、アルビの試合の日にはスタジアムに行けばリアル友達がいます。これは本当に心強い。
思い返せば6年前、10年以上すごした大阪から名古屋に引越ししたとき、私にはスカパーさんもサポ仲間もいませんでした(家がスカパー受信できなかったため1年ほどスカパー難民でした)。
サポリンを通じて、東海サポさんが飲み会に声をかけてくれ、たった1回のその飲み会をきっかけに、多くの新潟・関東在住のアルビサポさんに出会い、今回もサッカーやアルビとは関係のない引っ越しのこと、冷蔵庫買うならどこが安いか、なんて話も相談できる仲間が沢山できました。
本当にありがたい。
今回、愛知を離れる最後の日になる4月12日、愛知のサポ仲間が、送別会という名のアウェイ鹿島戦観戦飲み会を開いてくれました(全員写っている写真がない…)。
名古屋市中区栄のカフェ&バー「コノスコ~conosco~」
15時試合開始と早かったため、いつも集まっているお店は開店前だったのですが、快く迎えてくれ、いつもどおり昼間からビール片手に、あーでもない、こーでもない、ケンゴー!!!!とか大騒ぎ。サプライズで、わざわざ関西からも来てくれたサポ仲間もいました。
「愛知最後の思い出に私のために勝って!」と願っていたこの日、アルビは見事2-1で勝利。おかげで夜まで飲み続け「また、スタジアムで!」と笑顔で別れることができました。でも、帰り道ではひそかに涙が出ました。
家までの田んぼ道、ずっと「ひーがしーぐーちー」と歌いながら帰るのが日課でしたが、最後に「守り抜けもりーたー」と歌いながら帰る事もできました。
離れたら、もうアウェイの試合の時以外来る事もないかも、などとと思っていた名古屋でしたが、この「コノスコ」というお店のおかげで帰ってくる場所が出来ました。アルビがきっかけで通い始めたこのお店で、アルビに関係のない名古屋の飲み仲間も出来ました。6年も住んでいたのに、いまいち愛知には思い入れも、愛着もわかなかったなあ、なんて思っていましたが、アルビとアルビ仲間のおかげで、涙が出るような出発ができて本当に感謝です。
それからバタバタと引越しをして、ちょっと大阪によって、東京に着いたのが4月16日。そう、ナビスコ杯ホーム甲府戦です。引越しの片付けもそこそこに…というか完全に放置して、関東のサポ仲間が誘ってくれたサッカーバーに出かけました。
東京・新宿の「サッカーバー・フィオーリ」
「ほんとに来た」「名古屋にいる位がちょうど良かったのに」などといじられながら(待ってたよ、と言ってくれた心優しき方もいましたよ!少しはw)、絶対に負けられない、ナビスコ杯予選リーグ首位争奪戦(良い響きだ…)が始まりました。
「東京生活しょっぱなの私のためにどうしても勝って!」と、また自分本位の願いをかけます(笑) すぐ隣では鹿島サポ、浦和サポなどなど「呉越同舟」な状況の中でのサッカー観戦。私は始めての経験でした。ACLを闘っているセレッソサポを見ながら「私らだって来年は」と思いつつ、アディショナルタイムに劇的勝利!
武蔵最高!しかけたルーキー小泉くんも最高!
おかげで、こう見えて結構不安で心細かった新天地での生活はスタートしました。
なんだか、東京でもやっていける気がする。
聞けば、こちらのフィオーリさん、ずいぶん前から、関東のアルビサポがずーっと集まり、お世話になり、大事にしてきた場所だそうです。きっと日本各地にこうやってサポ同士で集まれる特別な場所があるんでしょうね。地元じゃないのに地元を感じられる場所。ステキですよね。
そもそも、サポ仲間のみなさんやアルビがなかったら、東京には出てこずに、慣れ親しんだ大阪に戻っていたかもな。ホームが近くなる、というのも、大きな理由のひとつでした。ほんと、アルビレックス最高。
翌日、冷蔵庫やガスコンロ、もろもろ生活必需品を求め、サポ仲間のアドバイスをもとに、大都会をさまよいました。昨晩は東京もいいかも、なんて思っていましたが、たった1日で鋭気を吸いとられ、やっぱりやっていけないかも…と、へろへろになっていました。あれやこれや用事をすまし、新宿からとっとと帰ろう、とした所で気づきました。
帰ってもごはんがない。
そこで、以前これまた関東サポに連れて行ってもらった、きしめんやさんを思い出しました。昨日のサッカーバーに行く途中の道をちょこっと曲がったら着けるはず!方向音痴の私でも何とかいける!
新宿ゴールデン街の「きしめん双葉」
ドアを開けた瞬間に分かる、アルビサポ御用達なお店!お店には新潟のガイドブックやポスターも沢山あります。ご主人も時間を作ってはビッグスワンやスタジアムに向かわれるそうですが、元々は新潟に縁も所縁もないそうです。アルビ仲間には、そういった方、沢山いますよね。アルビを通じて、新潟人と同じ位、いや、それ以上に新潟を愛してくれてるんだなあ、これってすごい事ですよね。
行く前に、常連さんのサポ仲間に定休日と場所を聞いたら、事前にお店に連絡を入れてくれていました。おかげで、お店に着いたらご主人も待っていてくれて、カウンターでビールを飲み、きしめんを食べつつアルビの話をして、へとへとはどこへ行ったのか、終電近くまでおじゃましました。
みんな優しいなあ。本当にありがたい。
愛知でも関東でも、みんなの優しさのおかげでなんとかやっていけています。
引越祝で頂きました。オレンジのフラワーアレンジメント!
そんなこんなで4月21日から新しい会社に行くと、いきなり「アルビサポなんだって?」と話しかけられました。
なぜ知っている????????
いまだ、その理由は謎ですが、不安いっぱいの新しい会社でかけられたこの一言が、とってもうれしかった。
まだまだバタバタで、へとへとな新しい生活ですが、アルビがあればなんとかなる。
今年最大のイベントになるはずであった、「初四国・アウェイ徳島戦」は、転職先の休みが定まらず、行けなかったのが最大の盲点でした。
どうやら、会社カレンダーで休みが決まるようで、必ずしも土日が休みではないようなのです。聞いてないよ!
とは言っても、どうにかするしかない。来年、ACLでアジアに行くため休みまーす!と言える位には仕事もがんばろう、と思う今日この頃なのでした。
とりあえず、5月3日アウェイ大宮戦、5月10日アウェイ柏戦は「仕事が決まる前から決まっていたやんごとなき用事」のため、休みを確保しました(本当に用事もある!)
また、スタジアムで、お会いしましょう!!
今井 浩美
1973年生まれ。新潟市で生まれ育つも、大学進学とともに県外へ。以後、京都→大阪→現在愛知在住。J1昇格とともにサッカー観戦にはまった、まさにアルビバブルの申し子。新潟を離れた年月と比例して新潟愛が強くなるな、と感じる今日この頃。ビッグスワンへは年数回、西日本アウェイを中心にゆるく応援をしています。