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No.309
大分トリニータ戦号2022年6月11日 発行

  • プレビュー

    見どころ vs OITA Trinitaby くりはら

    6月上旬で早くも前半戦ラストである。開幕4戦で勝ちがなかったなんて誰かに言われてやっと思い出せるくらい右肩上がりに調子を上げてきた。そしてただ結果が出ているだけではないのが肝心に思う。それはつまり一昨年からアルベルさんの下で積み上げたスタイルに、今季リキさんがより直線的な速さという色を加え、その進化を新加入の活躍や既存選手の発奮などによって表現できているという一連の物語を共に共有できている点だ。『勝った負けただけに固執してスポーツを見るのは損していると思う』というのはラジオDJでお馴染みの立石さんが以前仰っていた言葉だが、今のチームを語る上で上位につける今だからこそまさにこの言葉を勝手ながらお借りしたい気持ちである。今夜もそんなプロセスも楽しみつつ、それを一層の自信にするための勝利を奪いに行こう。

    さて、今節の相手はJ3からJ1へ駆け上がった片野坂体制から今季下平新監督の下でリスタートを切った大分である。新体制だが支配率がリーグで1位というデータ通りボールを持って相手を動かすことに優れ、中からも外からも崩す力を持った確かな型があるチームだ。守備の際は4バックが基本だが、攻撃(ボール保持)になるとボランチが1人下りて3バックへ可変し、中盤に残ったボランチを含めた4人がビルドアップを担う。そしてSHが高い位置で外に張り、SBがやや内側に入り中央エリアでプレーすることが多いという特徴を持つ。その中で気をつけたいのが突破力のあるサイドアタッカーである。特に井上はリーグ屈指の速さを武器に仕掛けてくるため対峙する際の間合いはより慎重さが求められる。サイドで劣勢になるとどうしても早く対応したいという外への意識が強くなり内側に隙が生まれやすくなる。うちにもリーグ屈指のアタッカーがいるからこそ、いかに先にサイドでの脅威を相手に植え付けられるかが重要になるだろう。

    また狙い所として、相手SBが攻撃で内側に入るため留守になりやすい大外のスペースと、相手が守備のスイッチを入れてプレスに来た時に生まれやすいボランチの脇のスペースがある。お互いに質の高いポゼッションができるからこそ、切り替えやスピードが上がる瞬間を的確に突きたい。もう半分、まだ半分。感じ方は様々あるけれど何より1戦必勝。リキさんの言葉を借りれば毎試合『目の前の敵が最強の敵』である。今日もやってやろう。先週がすだち酒なら今週はかぼす酒で乾杯だ! 勝つ!

  • AWコラム

    アウェイ遠征をエンタメに!by 2ごう

    AlbiWAYをご覧のみなさんはじめまして! 新潟在住の2ごうと申します。学生時代からひとり旅が大好きで、社会人になってアウェイ遠征にどハマリ。アルビが連れていってくれる日本各地への旅を自由気ままに楽しんでいます。

    自分のアウェイ遠征のモットーは「試合以外の部分をいかに楽しむか」。最近ではアウェイツーリズムという言葉もよく聞きますが、スタジアムでアルビを応援するという目的は一緒でも試合以外の部分にその人の個性が出るのがアウェイ遠征の醍醐味! 自分は特にスタジアムへの道のりで様々な交通機関を使ったり寄り道したりすることが多いです。

    そんなクセ強めな遠征の様子をTwitterでつぶやいていたところ、それを見ていた知り合いのサポさんから「絶対VLOGにした方がいい!」と勧められ、やってみることにしました。VLOGとは、言わば動画のブログ。今シーズンは全試合現地観戦する様子をVLOGにしている方がいるのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

    記念すべきVLOGデビューはGWの琉球遠征。他に予定もなく宿も安かったので、それならがっつり沖縄を楽しんじゃえと4泊5日の大遠征! 沖縄の自然が織りなす神秘的な光景に圧倒されたガンガラーの谷や、1泊2日じゃなかなか行くのが難しい名護のオリオンビール工場見学など、これほんとにアウェイ遠征? ってくらい滞在した様子を動画にしました。

    動画制作のノウハウも全く知らない素人が勢いで始めちゃいましたが、遠征中にスマホで動画を撮りまくっていたら容量がギリギリになってしまって焦ったり、撮影で片手がふさがって不便だったりとまだまだ苦労も多いです……。でも自分の中でこういう構成にしようと考えていたものが実際イメージ通りに出来上がるととてもやりがいを感じます!まだできたてほやほやのチャンネルなので知名度はゼロに等しいですが、もし動画を見て「アウェイ行ったことないけど楽しそうだな、行ってみようかな」と思ってくれる人がいたらすごく嬉しいです。ただスタジアムに行って試合見て帰るだけじゃもったいない! そんなアウェイ遠征の魅力が伝わるような動画を今後もお届けできればと思っています。

     

  • AWコラム

    共に歩むby アルビレックス新潟後援会 林純平

    皆さん、こんにちは。アルビレックス新潟後援会担当の林純平と申します。まずは簡単に自己紹介を。平成元年生まれ、新潟市東区出身の32歳です。アルビレックス新潟へ入社したのは2019年6月。それまでは、バスケットボール・Bリーグの新潟アルビレックスBBで仕事をしていました。2020年10月に後援会担当となり、今に至ります。ちなみに初めてアルビの試合を見たのは2002年。会場は市陸で、たしか水戸戦でした。サッカー好きの父と一緒に行ったことがきっかけとなり、高校・大学とアルビにのめり込み、今は縁があってスタッフとして仕事をさせて頂いています。

    後援会としての仕事はクラブ支援拡大のため営業、企画が主です。具体的にはさまざまな会社やお店への訪問営業、後援会員さんにご参加いただくイベントの企画・運営を行っています。ホームゲームでもイベントを行っていますが、企画の際にまず考えるのは、参加される方が楽しめること。そしていかにチーム・選手を応援する気持ちを形に出来るかです。選手入場時にフラッグを振って選手を迎える「スワン旗めき隊」は、ピッチレベルでの特別な体験に加え、スタンドのサポーターの皆さんと一緒に、試合に臨む選手達を鼓舞するためです。そして今季から開始した「チームバスウェルカムクルー」は、選手・スタッフのスタジアム入口に花道を作り、ゲーフラを掲げたり、拍手をしたりして試合へ送り出すものです。こちらも試合に臨む選手・スタッフの背中を押したい思いからでした。財政支援だけではなく、このように思いを届けることも後援会として大事な活動です。今後も後援会員さんと一緒に作り上げていきたいと考えていますので、ぜひご参加お待ちしています!

      

    最後に。昨季のホームゲーム最終節。久々にNスタンドの前で大旗が揺れる光景を見て「ああ、これだ、これ。これが新潟だ」と鳥肌が立ち、自分がサポーターとして熱狂していたあの雰囲気がよみがえりました。試合後、ある後援会員さんにその話をしたら、その方が涙を流しながら、こう言うのです。「スタッフの方も私達と同じ思いでいてくれていることが嬉しい」と。まさかそんな風に感じてもらえるなんて思っていなかったので驚きました。同時にアルビはたくさんの方によって作り上げられてきたクラブであること。そして今後もこうやって色々な思いを共有して、みんなで未来へ突き進んでいきたいと感じました。立場は違えども、アルビを思う気持ちは同じ。皆さん、今日も一緒に戦いましょう!

  • とりさわメモ

    Vol.11 センターバックは大変ですby とりさわ @torifoot8

    新潟の千葉選手、舞行龍選手くらい相手のプレスをものともしないレベルの選手ってなかなかいないと思うのです。現状控えのセンターバックの選手たちはあのレベルと比べられるとめっちゃ大変だなといつも思います。その中でどのセンターバックの選手も、求められている役割から逃げずにトライしていることはとても尊敬するところ。天皇杯で遠藤選手が今シーズン初出場でしたが、とても難しい条件の中での起用だったと思います。熊本はJ2の中でも高いレベルで圧力をかけてくるチームですし、いつものスタメンでもある程度苦戦したのではないでしょうか。(観戦できてないのですが)この経験を糧にぐんぐん成長して新潟で花を咲かせてほしい!

  • 次節アウェイ情報

    次節アウェイ情報 横浜FC戦by えりか

    明治安田生命J2リーグ第23節 6月26日(日) 18:00 Kick Off
    vs 横浜FC
    at ニッパツ三ツ沢球技場

    観光
    おしゃれタウン・みなとみらいを空から眺めよう! 去年、JR桜木町駅から運河パークを結ぶロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」が開業しました。大観覧車のあるコスモワールドや赤レンガ倉庫など歩くには遠いスポットも、片道5分で気軽に行くことができます。夜はロマンチックな夜景を一望! 土日は22時まで運行しているので、試合終了後も急げば間に合うかも。片道大人1000円。三ツ沢球技場から桜木町駅までバス+電車で約30分。

    グルメ
    横浜中華街で流行のグルメを食べ歩き! 近頃は肉まんやタピオカだけではありません。人気の「焼き小龍包」(写真)はパリッと香ばしい皮の中からスープがじゅわ〜っと溢れ、ふわふわの優しい食感の具をいただきます。熱々なので舌のヤケドに気をつけましょうね。台湾唐揚げ「ダイジーパイ」も全国でブームに。顔が隠れるほど超ビッグで、スパイスが効いたザクザクの衣とジューシーな鶏の旨味を味わえます。三ツ沢球技場から中華街までバス+電車で約50分。

    アクセス
    □電車で行く/○JR東京駅から横須賀線、東海道本線、京浜東北線でJR横浜駅へ。横浜市営地下鉄に乗り換え、三ツ沢上町駅下車。徒歩約15分。□バスで行く/○横浜駅西口より市営または相鉄バス(6〜11番乗り場)で「三ツ沢総合グランド入口」下車。徒歩約2分。□シャトルバスで行く/横浜駅西口から三ツ沢総合グランド入口直行便があります。横浜駅西口第1ターミナル8番のりばより、キックオフ約2時間前からキックオフ40分前まで、10〜15分間隔で運行中。復路は無いので注意!

セイゴロー日記

Vol.109折り返しは危険な時間帯by えす

折り返しは危険な時間帯

サポートソングス

Sombrero
ラーラーララー 男達よ 俺の心に火を ハートに火をつけろ

デンカビッグスワンスタジアム

片道 1225.8km (直線距離) /
シーズン通算 14995.0km (往復)

昭和電工ドーム大分

歴代アウェイ対戦成績

6勝4分7敗17戦

初対戦 1999年/通算対戦成績 11勝9分17敗(37戦)

編集後記
チームには新型ウイルス禍であることを再認識させられる出来事がありましたが、選手層の厚さを見せた5月。毎試合ヒーローが代わる代わる出てくることはチームとして好調だということ。そして今年のチームはこれまでの試合での反省点をしっかりと生かせていることが好調の秘訣なんだと思います。ここからも厳しい戦いが続きますが、アルビレックスに関わる全ての人達が、アツく激しく、甘さを見せず! 目標達成へ走り抜けよう!(きょーへー)

□編集長=ニラサワ □編集=SW、hama、えりか、きょーへー、くりはら、はいえん、もう、あんり □ライター=とりさわ、2ごう、林純平 □イラスト=えす □デザイン=ニラサワ □発行=AlbiWAY編集部 □印刷=プリントサポーターの皆さん