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オレラグ

ヨイショッ アソーレ 勝ってんだ【展望】第13節 京都サンガF.C.戦

2020年8月18日
こんにちは。
今週もまた新しい仲間が加わりました。
月曜日、湘南から福田が完全移籍で加入というニュースです。
正直びっくりです。
ふとスマホを見たらその驚きのリリースがあり、テンション上がった勢いのままツイートしたあと、思わずもう1回そのリリースを見てあの福田だよねと確認してしまいました。
鳥栖時代はボランチやSHとして、すさまじいほどの運動量で攻守に躍動していて、鳥栖というチームの動力源だった印象が残っています。今季移籍した湘南ではここ最近出場機会が減っていたようですが、それでもまさかこのタイミングで、しかも完全でうちに来てくれるなんて思いませんでした。どう口説いたのか気になってしまいますが、とにかく強化部グッジョブです。素晴らしい。早く彼の活躍を見たい気持ちでいっぱいです。
ちなみに彼のパートナーである大戸千絵さんは福岡でタレント活動をされているそうで、大変お綺麗なまさに博多美人といった方です。
ご家族にも新潟を気にいっていただけたら嬉しいなと思います。

京都サンガFC

さて、5連戦の4戦目に参りましょう。
今節も先週に引き続きホームでのミッドウィーク開催。相手は現在我々の2つ上、6位にいる京都サンガFCです。
一昨年クラブ史上最低の19位だったところから、昨年攻撃的なサッカーで一時は首位になるなど見事に立て直したかに見えた中田一三監督が、理由は分かりませんがなぜか1年で退任。今季は昨年までコーチだった實好さんが新監督に就任してスタートを切りました。
選手では仙頭、小屋松、重廣といった主力級が抜かれつつも、森脇、バイス、ウタカなど空いた穴を補って余りあるJ2でも屈指の補強に成功し、開幕戦こそ敗れましたが、中断明け以降のここまで11試合は2敗しか喫していません。今季から使用している新しいホームスタジアムでは未だ負けなしを続けてもいます。

ヴェルディ戦がヒントかも

京都の強みといったら何と言ってもピーター・ウタカでしょう。彼抜きに今季の京都は語れないと言っても過言ではありません。
今年36歳となったウタカですが、その強さ、速さ、そして決定力は微塵も衰える様子はなく、今季も既に10得点と2桁に乗せて得点ランキングの1位を快走しています。ちなみに京都の総得点が15点なのでここまでチームの66%を彼1人で荒稼ぎしているわけです。
チームとしては3-5-2をベースの形として戦っており、3バックとアンカーの庄司を中心にビルドアップをして、インサイドハーフが相手のライン間のような嫌らしい位置でボールを受けたり、そこを警戒されれば外に展開してWBの突破力を活かしたりしてきます。また、意図的に片方のサイドでボールを動かして相手を寄せた上で一気にサイドチェンジして仕掛けるという形もあります。
基本的にはボールを持つことでゲームの主導権を握り、丁寧に運んで崩しに行きたいチームのようですが、結局自陣や中盤で奪ったり、ルーズボールを拾ったりしたところから素早く前線のウタカへ供給してフィニッシュまで持っていく形が一番脅威であり、チャンスに繋がっている印象です。
新潟としてまず抑えたいのは、ウタカはもちろんですがその供給元となるバイスと庄司のところです。
アンカーの庄司に関してはチームの心臓部分でもあるので各チーム特に監視が厳しく、彼自身ボールを触れなかったり、縦パスも入れづらくなったりはしているのですが、それでも1つ後ろのバイスから中・長距離の高精度のパスが出てくるのでそこには要注意でしょう。またバイスの場合自ら攻め上がってくることもあるので合わせて気を付けたいところです。
もう1つは3バックの左右のCBにいかに速く寄せられるかという部分です。
さっきも書いたように結局シンプルにウタカという形が恐怖であり、ビルドアップからの繋ぎはしっかりマークさえ外さなければ恐れることはない印象です。ヴェルディのようにポジションレスで流動的に選手やラインの間をうまく使えている感じでもないですし、仮にボールを受けようと中盤の選手が下がったりすれば、コンパクトにラインを上げて裏のスペースさえ意識しておけば、ゴールから遠ざかるわけですから問題ありません。
新潟としては2トップを縦関係にしてバイスと庄司を監視し、3バックの左右のCBにはSHが素早く寄せる形がベターかなと思います。
また、プレスが掛けづらい状況の中である程度相手の後ろには持たせる場合、うちのボランチ1人がやや下がることで、相手の2トップに対して2CB+αという保険の形も作っておけると尚良いかもしれません。
ちなみにこれらはほとんど、前節京都と対戦して勝利した金沢がやっていたことです。ですから京都も恐らく何かしらの変化を加えてくることもあるでしょうから、まあ、見てのお楽しみにしたいと思います。

SBを起点に中盤3人を動かせ

さて、うちの守備についての話をしたので攻撃についても少し。
京都の守りは序盤にまず前からプレスを掛けて、しばらくしたら5-3-2のブロックを敷く形となりつつも、機を見ながらプレッシャーを掛けてくるといった感じのようです。
その中で新潟において特に鍵となりそうなのがSBではないかと思います。
京都の5-3-2という陣形の場合、新潟のSBにはポジション上プレッシャーが掛けづらくなります。基本的には3センターが横にスライドしてボールサイドのインサイドハーフが寄せに来るのですがやはりそれなりに時間がかかります。ピッチの中で比較的時間があるSBからいいボールを供給できるか、もしくは自ら運んで行けるかは非常に大きなポイントかと思います。
また、スライドしながら寄せに来るのは時間がかかるだけでなく運動量も求められます。素早くサイドを替えるといった横の揺さぶりをかけることでスタミナを消費させられれば、選手同士の距離はどうしても開いてしまうので縦パスのコースが空いてきます。
2CBに対してプレッシャーを掛けた2トップもウタカの相棒が時折プレスバックでボランチを見に来ることがありますが、選手次第ではそれほど熱心にやっている感じでもなかったので、SBを起点にボランチが中央でフリーになるシーンもここまでの試合を見る限りはありました。
縦パスのコースを空けるとかボランチが中央で自由に受けるとか、こういった形をいかに作れるかでゲームの様相は全く変わってきますし、それがうまくいけば前半の内にポンポンと点が入る可能性もなきにしもあらずではないかなと思っています。

最後に

新潟は前の試合から中3日で京都は中2日での今節となります。
よく“中3日と中2日は全然違う”といった言葉を見聞きします。また、前節の金沢対京都戦の試合前インタビューでヤンツーさんが、連戦が続く中で現在のコンディションについて聞かれて「基本的には中3日あれば回復できると思っているのでそんなに心配はしていません」と仰っていました。
ヤンツーさんがキッパリそう仰るならそうなんでしょう。だから今節は新潟にアドバンテージがあるんだと勝手に思っています。
まあとはいえ、中3日と中2日の実際の感覚が全く分からないのでアドバンテージの真偽は半信半疑なのが正直なところですし、選手からしたらしんどいことに変わりはないのでしょう。
ただ、前節久々に負けてしまいましたから、プラスと捉えられることは何でもポジティブに捉えて、勝利のための原料にしたいところです。
さあ、勝ちましょう。
くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。