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オレラグ

霜の降る月 今度こそ討つ敵【展望】第30節 東京ヴェルディ戦

2020年10月31日

こんにちは。

イレギュラーな今年に限り設定された3回目の移籍ウインドーが30日に閉まりましたが、最後の1週間はさすがに様々動きがありました。

まずはやっぱり長崎でしょう。
昨年金沢で経験を積み、満を持してセレッソに復帰したものの出場機会を掴めていなかったCBの庄司をレンタルで、そして昨年マリノスのJ1制覇にも大きく貢献したエジガル・ジュニオをこちらもレンタルで獲得しました。
昇格に向けての起爆剤という意味合いでしょうけど、相当な実力者2人を連れてきたという印象で、敵としてはほんとに困ります。

またジュビロの針谷がレンタルで北九州へ移籍というのも昇格に向けてのラストピースといった感じの移籍ですが、非常にマッチしそうな組み合わせという印象で厄介極まりないです。
長崎も北九州も対戦を残しているわけですが、どんな風に効果が出るのか、それともそれほど変化はないのか、まあいちサッカーファンとして楽しみにしつつ注視しておきたいなと思います。

そして何より秋山復帰です。
ゴンサがケガで今季は厳しいということもあって急遽呼び戻したという事でしょう。
つい先日栃木のオビパウエルオビンナが3カ月、9試合の出場でマリノスへの復帰が発表されて、「育成型期限付き移籍はこういうことができるから便利だけど恐いなぁ~」なんて思っていたらうちも呼び戻す側になりました。
今後うちもいつ呼び戻される側になるかという恐怖はありますが、とりあえず沼津さんありがとうございます。
そして秋山おかえり、もうどんどん活躍しちゃっください。

停滞気味のヴェルディ

さて、11月です。
今季6回予定されていた5連戦の5回目まで来ました。
そして今回の5連戦はうちとしては今季初めて2週続けて中2日の日程が組まれています。厳しいスケジュールではありますが、至恩が言っていたように「残り全部勝つために」ということに尽きるでしょう。
そんな5回目の5連戦の初戦である今節。
ビジター席も設けられアルコール販売も再開し、また1つ規制が緩和されるビッグスワンに迎え撃つのは、現在11位の東京ヴェルディです。

まず前回の対戦は7月29日の第8節、後半終盤にCKからヴェルディに先制されるもアディッショナルタイムに何とか追いついた、というゲームでした。
その試合以降のヴェルディは8勝6分7敗、3連勝が1回と2連敗が1回あったくらいで基本的には勝ったり負けたりを繰り返しています。
順位としてはギリギリ1桁台をキープする期間が長かったのですが、ここ3試合は勝ち星から遠ざかっており、特に前節は勝ち点差が2しかなかった山形との直接対決で4-0の完敗を喫し、久しぶりに2桁の順位に落ちてしまったと同時に、昇格の可能性も風前の灯火になってしまったというのが現状です。

ちょっと変わったこと

ヴェルディ戦というと前回対戦時の試合後、アルベルさんが永井さんとしばらくお話しされていて、インタビューでもその戦いぶりを称賛されていたのが印象に残っています。ちなみにその試合が新潟としては今季初めてポゼッションで相手を下回った試合でもありました。
その対戦から約3カ月が過ぎましたが、ヴェルディの戦い方は変わらず圧倒的なポゼッションを主体としたサッカーを継続しています。ポゼッション率は依然としてリーグNo.1であり、今季ここまでポゼッション率で相手を下回った試合はわずか2試合しかありません(どちらも北九州戦というのが興味深いところです)。
ということで、前節は今季初めて相手に60%以上保持されるゲームとなった新潟ですが、今節もまたお互いがボールを持ちたい、持とうとする能動的で見応えのある試合になるのかなとは思います。

ポゼッションの方法論自体も以前とそれほど大きな変化はないようですが、多少選手の入れ替わりによって調整されているところがあります。
以前の対戦の頃は守備時は4-4-2(4-5-1)で攻撃になると左肩上がり(時計回り)に可変していたのですが、ここ最近は逆に右肩上がり(反時計回り)でやっていることが多いです。これは15節の京都戦でそれまで左SBを務めていた奈良輪がケガにより離脱した影響があるかと思います。

サイドを上下動できるタイプの奈良輪が離脱して以降、代わりに入ったのは福村や、最近だと高橋が務めているのですが、彼らはより後方や中央から組み立てを得意としているタイプです。そのためビルドアップをする際は彼らが入る左SBが残り、反対の右SB側が高い位置を取る形になったのかなと考えられます。

SB裏、背中で守る

右肩上がりの運用になったからでは必ずしもないのかもしれませんが、ここ最近右SBとしてクレビーニョが出場機会を増やし、存在感を見せています。
積極的な位置取りや攻め上がりと、1vs1でどんどん仕掛けることが出来る選手です。彼が右肩上がりの右サイドに入ったことによって、前回の展望では左に人数を割いて攻めてくることが多いということを書いたのですが、前節の山形戦は例外として最近は以前よりも左中心という印象もなくなっています。

しかし、積極的な攻撃参加が持ち味のクレビーニョは諸刃の剣にもなっているのが実際のところです。
前節山形戦は開始早々にクレビーニョの裏を取られて失点しその後も再三そこを狙われていました。もちろん彼1人のせいではなく右のユニットとしての課題であり、ひいてはチームの問題ではあるのですが、ここは1つ狙いどころとして考えられるでしょう。

また、それに加えて山形は前からのプレスを掛けることでヴェルディのビルドアップを制限し、完全にゲームのペースを掌握するとともに、狙い通りの形から大量得点を奪っていました。鮮やか過ぎるくらいのヴェルディ攻略についてはこちらの記事を是非参考にしてみてください。
https://www.football-zone.net/archives/289794
前の試合であれだけ思い通りにしてやられたとなると、確実にヴェルディもいろいろと対応を考えてくるでしょうから、山形に対しては「厄介なことをしてくれたなぁ」と思わなくもないのですが、新潟としては前回対戦でも守備はかなり狙い通りに抑えることが出来ていました。それはアンカーの藤田にボールを触らせないことであり、連動してプレスを掛けて奪いどころをしっかり明確にするということです。
前回対戦ではSH(善朗)が相手のSB(奈良輪)へのパスコースを切りながら中央へ囲い込んで奪うこと、つまり相手を背中に置きながら守ることが出来ていたことを戦評で書きましたが、この方法はサイドに対しての話しに限りません。
前節の山形もライン間やハーフスペースと呼ばれる中盤の中間ポジションに立つ相手に対して、SHやボランチがコンパクトに連動しながらブロックを作って背中で相手を見ることが出来ていました。
このあたりの駆け引き、攻防は特に注目しておきたいなと思います。

最後に

最後にセットプレーも少しだけ。
ヴェルディのCK守備はゾーン+1,2人ストロングヘッダーにだけマンツーというのが基本です。前回対戦の展望でもそう書いておいて、蓋を開けたら完全にゾーンで華麗に自分の予想は外れました。
まあそんなことは置いておくとして、いずれのやり方にしても、ここ最近の試合を見た限りでも、やはりファーサイドで合わせられる、もしくはファーサイドから折り返されて中央で押し込まれるというのはよく狙われている印象です。
また、ゾーンであればショートを使って相手を動かすということも常套手段ではありますが有効な策にはなるでしょう。
データ的にもセットプレーからの失点がやや多いのは事実のようですし、前回対戦の同点ゴールもロングスローからでした。このへんも頭に入れておけるといいのかなと思います

謎に続くヴェルディ戦未勝利ジンクス、いい加減さっさと払拭しましょう。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。