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下関までは関東!? | ふらっとアウェイツーリズム【山口編】

2019年7月15日

皆さんのアウェイ旅をちょっと豊かに、もっと気軽に。
「ふらっとアウェイツーリズム」今回は第23節の対戦相手レノファ山口FCの本拠地、山口市とその近郊についてご紹介します。

アクセス〜下関までは関東〜

レノファ山口FC戦は7/20(土)19:00キックオフ。山口アウェイ、遠いなあと尻込みするなかれ。
上記サブタイトル「下関までは関東」とは、知り合いの関東在住アビスパサポさんの名(迷?)言です。
彼曰く、下関(山口県)までは東京と陸地が繋がっているのだからアクセスは容易、という意味だそうで(感覚が狂っている)。
それなら橋で繋がっている九州や四国もさほど変わらないのでは?というツッコミを押し殺し話を聞いていると、あることに気がつきます。
“関東と関西の「関」とは、実は下関の「関」のことなのではないか?下関を境に、関東と関西は分かれているのではないか?”と。
私は大発見をしてしまいました。

そうです、実は山口県、関東だったんですね。確か、埼玉の西あたりだったような気がします。西武球場から延びる西武山口線という路線がありますが、あれは山口県に続いていたんですね。
そう考えたら、山口遠征もそう遠くない気がしてきませんか???

そんな、アビスパサポと同様感覚が狂っている私の虚言は置いといて、早速山口へのアクセスです。
新潟から山口へは、これまでも何回か登場している新潟〜福岡便の飛行機に乗って少し戻るルートが便利です。
博多駅から新山口駅までは新幹線でわずか30分ちょい。時間と空席があれば意外にも気軽に行くことが出来ますよ。
また、山口県内には贅沢にも山口宇部空港と岩国錦帯橋空港の2つの空港があり、どちらも羽田からの直行便が就航していますので関東から行かれる方はこちらも利用できます。
なお、山口宇部空港のほうが本数があり山口市内への距離も近いため便利です。(岩国錦帯橋空港は米軍基地併用の空港なので、民間利用はあまり多くありません。)

体力に自信はあるが飛行機に乗るお金がない…という方に是非トライしてもらいたいのが、青春18きっぷ遠征。
ちょうど試合日の7/20から夏の青春18きっぷ利用期間が始まります。18きっぱーの私としては、この時期を待ちわびていました!
詳しく語り出すと止まらないので興味のある方は調べる、もしくは聞いていただけたらと思うのですが、金曜発の新潟から大阪への夜行バスに乗って朝から山口に向かえば十分キックオフに間に合います。
そして気になる金額は新潟〜山口間で片道9000円弱!これなら学生サポさんも気兼ねなく行けるのではないでしょうか。
これを読んで、1人でも応援に行く方が増えていただけたら嬉しいです。

本拠地情報〜オレンジタウン〜

レノファ山口FCは、先日我らがアルビも申請を行った「全市町村ホームタウン化」を率先して導入したクラブです。そのことから、本拠地も山口市と下関市に2箇所存在します。
今回は、通常時の本拠地である山口市の維新みらいふスタジアムが会場です。
維新で思い出しましたが、薩摩アウェイの次が長州アウェイなの面白くないですか。
明治維新を主導した両藩のところに、ものの数週間で2度も戦いを挑むのですからまさにアルビの令和維新の幕開けですね。

スタジアムへは、JR山口線大歳駅から徒歩12分ほど。30分に1本程度しかないので、時間には注意してください。
新山口駅、山口駅周辺からはバスも発着しています。
そしてスタグル。山口のスタジアムは初訪問なので公式サイトをのぞいてみると、なんとびっくり!
グルメガーデン“と銘打たれたスタグルブースには、山口名物を始め、アメリカ、ドイツ、イタリア、台湾、インド、トルコ料理まで揃ったある種のグルメフェスのようではありませんか!
これだけでも山口へ行くモチベーションがぐんと高まります。ぜひチェックしてみてください。

ちなみに今節はオレンジダービー。
レノファのユニフォームは、山口を代表する色であるオレンジ色がベースです。
ではなぜ山口がオレンジなのか、それは山口で夏ミカンの栽培が盛んだから。なので山口県道のガードレールもオレンジ色に塗られています。
チームカラーに染まる街、面白いですよね。

ユニ旅〜山口市編〜

本拠地のある山口市ですが、なかなか印象が薄く訪れる機会もそうそう無い街です。
私も偉そうに敵地のことを説明していますが、都道府県庁所在地で唯一観光したことがなく今回が初訪問です。すみません。

山口市の人口は約19万人、上越市とほぼ同じといえば街の規模が想像できるでしょうか。山口駅周辺が昔からの街なのに対して新幹線の駅が少し離れた新山口駅なのも、上越市と構図が似ています。
そんな小さな県庁所在地には、街の真ん中に”湯田温泉“という名温泉街があります。
その脇にはSLが走り、少し高台には国宝”瑠璃光寺“が数百年も前から街を見守っています。
たまには風光明媚かつレトロなこの街でゆったり過ごすのも良いかもしれません。

また、湯田温泉ではサポーター向けに、足湯無料や飲食店のサービスが受けられるイベントが企画されています。
さらに試合翌日には”湯田温泉麦酒会&肉フェスタ”というなんとも素晴らしいイベントも!

“湯田温泉麦酒会&肉フェスタ”の情報はFacebookおよび、下記狐の足あとさんTwitterで随時お知らせされていますので要チェックです!

ユニ旅〜下関市編〜

山口県内は、実は西日本でも有数の観光地の宝庫。
世界遺産と城下町の歴史的街並みを有する萩市、青い海と美しい橋が特徴的な角島、カルスト台地が生んだここにしかない風景の秋吉台・秋芳洞などなど…。
ここでは紹介しきれないので、今回は公共交通でも訪れやすく、私が訪れて特に印象に残っている下関市と岩国市を取り上げでご紹介します。

下関市は、前述したとおり本州の最西端に位置する街です。下関に行ったら唐戸市場は外せません。地域の海鮮がズラリと並んでいます。
お寿司が各種一貫から売っているのも楽しいポイント!好きなものを好きなだけ取ってその場で食べられるのがとても魅力的で、名物のふぐやアカムツなどのお寿司を頬張ればそこはもう天国です。

下関まで来たら、少し足を伸ばせばそこはもう九州。関門トンネルには歩いて渡れる遊歩道が設置されていて、渡り終えたら関門トンネル踏破記念証をもらうことができます。

渡った先門司港も、門司港レトロ地区と呼ばれるオシャレで美しい街並みが広がっています。

名物は焼きカレー。ロバート秋山の親父さんのやっている焼きカレー屋さんもあります。笑
ぜひ合わせて訪れてみてください。

ユニ旅〜岩国市編〜

岩国市は広島との県境に位置する街で、陸路で新潟へ帰る方にはぜひ寄り道していただきたいところです。
岩国にはなんといってもこの錦帯橋があります。美しい。

現在ではもうほとんど見られない木橋で、アーチを描いた美しいフォルムが特徴的。
橋を渡った先には100種類以上ものソフトクリームを出すお店があるので、猛烈に悩みながら何を食べるか考えるのも楽しみの1つです。
ゲテモノ好きの私は以前すっぽんマムシソフトを食べました。まずいです。笑
また、ロープウェイに乗り山上の岩国城に行くこともできますので時間に余裕のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。

勝利の美酒美食〜獺祭ナイト〜

山口の勝利の美酒といえば獺祭で決まり。日本酒好きの県民としては、黙ってはいられませんよね。
獺祭は、品質確保のため酒造から店舗に直接卸すことになっています。そのため、飲めるお店も限られてきてしまいます。
そんな中で、獺祭とともに瓦そばなどの山口の郷土料理も美味しく頂けるのが、湯田温泉街にある”長州屋 湯田店“さん。

「山口の食材がまるごと食べられる」がコンセプトとあって、期待が高まりますね。
また、湯田温泉観光回遊拠点施設”狐の足あと“さんでは、このほかにも湯田温泉エリアの美味しいお店をたくさん紹介いただけるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
では、山口戦はしっかり応援して勝利をモノにして、楽しい夜にしましょう!

あとがき

今回のふらっとアウェイツーリズムは山口県内についてご紹介しました。
他にも皆さんのオススメスポットや、実際に巡ったスポットがあれば #オレラグ で教えてください!
それでは週末、山口でお会いしましょう。
今週1週間、ファイトです!

なるかわ
なるかわ
直江津出身新潟市西区育ち、東京在住。少年サッカーのチームメイトだった新太選手の活躍に感涙の日々。全国各地の景観をデザインするお仕事の傍ら、日本地図を愛読しもっぱら空想旅を繰り広げている。純喫茶と温泉巡りが趣味。猫派。