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オレラグ

夏が来る【Preview】第24節 FC琉球戦

2019年7月26日

こんにちは。
梅雨が終わり、甲子園の県代表も日本文理に決まり、いよいよ夏の盛りが始まります。うん……、全然テンション上がりません。
いや、甲子園は楽しみなんですけど、もうほんとに暑いのは苦手で夏は好きじゃありません。甲子園と欧州のリーグ開幕を楽しみに何とか倒れないようにがんばっていきたい所存です。
皆さんもお体ご自愛ください。とりあえず水と塩ですね。

攻撃的な琉球

個人的な夏の決意と注意喚起から入ってしまいましたけどさっさと本題いきましょう。
今節対戦するのは梅雨なんてとっくに明けていて、すでにすっかり夏が始まっている地域のクラブ、FC琉球です。

現在7勝7分9敗で勝ち点28の14位につけています。新潟の1つ下、勝ち点差は2、またまた順位の近いチームとの対戦です。
前回対戦したのは第15節でしたが、琉球はその試合で勝利して以降5試合勝ちなしと苦しみ、21節の栃木戦でようやく勝利しましたが直近2試合は再び連敗を喫しています。

基本的に前回対戦した時と大きな変化はないと言ってよさそうです。
4-2-3-1をベースに後ろからしっかり繋いでいくことや、ラインを高くコンパクトにするといったスタイルは変わっていません。
また、33得点35失点というのは新潟とほぼ同じであり、得点は取れるけど失点も多いというのはお互いの似ている部分と言えるかもしれません。ただ、ボールをポゼッションしながら攻める意識が高い分、琉球の方が攻撃的なチームという印象があります。

使い分け

新潟の後半戦に入ってからここまでの2試合はどちらの対戦相手も前回対戦時とシステムが変わっていて少し長めに説明から入りましたが、今回は特に変わっていないので早速試合について展望してみます。
参考のために前回対戦のレビューや某ピンク色の新聞を読み返してみると、敗れてはしまいましたが中身に関してはそれほど悪いわけではなかったことを思い出しました。

まず守備面について。
前回対戦のレビューで書いていたのが吉永さんの「守備の使い分けが大事」という言葉です。
ポゼッションをしながらゲーム自体を支配しようとする琉球に対して、前から取りに行くのかある程度ブロックを作って守るのかという意味なのですが、ここは今回の対戦でも同じく重要なポイントになるのではないかと思います。
夏場でここから連戦が始まる事を考えれば、ある程度ブロックを作って守ることをベースにした方がいいのかなとは思いますが、どちらを軸にして守るにせよ肝になるのは内側へのパスコースを空けないことと、そのためのスライドを緻密にやること。さらに、奪いどころをしっかり共有することでしょう。
スライドに関してはやっぱりSHとボランチの距離感です。ここの門をしっかい閉めないといけません。
奪いどころの部分では相手のSBに入った時にどれくらい追い込めるかが重要になるかと思います。
ちなみにちょうど琉球の直近2試合が、ある程度ブロックを作って守ることをベースにした岡山と、前から取りに行くスタイルの水戸だったのでぜひ少しだけでもご覧になっていただければいいイメージを掴めるかと思います。

裏を狙え

続いて攻撃について。
前回対戦時の中身は悪くなかったと書きましたが、守備に比べると攻撃の方は正直イマイチでした。
その時のレビューで問題に挙げたのが攻撃の形が乏しいということです。
ボールは持てているんだけど動き出しやフォローが少なかったり、そのフォローの質もよくなかったりとなかなかスピードが上がらずに運べないということでした。
しかし、当時はまだ効果を発揮しきれていなかったフランシスのスピードが現在は大きな武器になっています。この部分は存分に活かしていきたいところです。
琉球はラインが高くコンパクトに設定されています。今季ここまで何試合か見た中でも試合中やハーフタイムコメントで「受けるな(引くな)!」と樋口さんが伝えているシーンはよく見られるのですが、そうやってできるだけ前から守備をしてこようとする相手には当然裏のスペースは狙うべきポイントになります。
実際前回対戦でも、後半途中から入ったレオが裏への動き出しを多くやってくれたことで押し込む事が出来るようになっていました。
レオやフランシスに限らずですが、1試合を通じて良い動き出しをどれだけ見せられるのか期待したいと思います。

また、これはお互いに言えることではあるのですがセットプレーは狙いどころになりそうです。
琉球もここ2試合続けてセットプレーから失点しており、前節に関してはCKから似たような形で2点取られています。
もちろん、失点が続いているので修正してくることは容易に想像できますが、鉄壁ではなく狙える隙は十分にあることも間違いないでしょう。

最後に

ちょっとしたデータを紹介して締めたいと思います。
琉球が今シーズン挙げた7勝の内、6勝がホームです。つまりアウェーでは1回しか勝っていません(2節・大宮戦)。ということでアウェーは苦手としております。いつも以上にホームの雰囲気を作って相手に苦手意識を思い出させてあげましょう。

もう1つ。琉球は今季逆転勝利がありません。
守備の話の時に“ある程度ブロックを作って守ることをベースにした方がいい”と書きましたが、使い分けとして立ち上がりの10分くらいはガツンと前から取りに行った方がいいように思います。琉球の今季これまでの戦いを見ても入りの悪さから失点を喫してしまうケースはいくつかあり、失点こそせずとも押し込まれてしまうこともよくあります。最初に本気で殴りかかってほしいところです。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。